コンデンスリッチ豊胸とピュアグラフトの違い（2016年6月13日）

よくゲストや、知り合いのドクターにコンデンスリッチ豊胸とピュアグラフトの違いって何？と聞かれるのでここで説明しておきますね。

どちらも麻酔液や赤血球等、不純物を取り除くという意味で似ています。ただ、大きな違いは【単位体積当たりの細胞数】です。

難しい話になってくるので、嫌なんですが、少しお付き合いください。面倒な方は下にわかりやすく書いたのでジャンプしちゃってください。

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ピュアグラフトはフィルターで、麻酔液や赤血球等、死んでしまった細胞の破片等を洗い流し減らします。

ただ、この状態ではまだ、生きている弱った細胞（役に立たない細胞＝逆にマイナスな効果をもたらす細胞）を取り除くことができていません。また、成長因子などの大事なものまで流してしまうこともあります。

一方のコンデンスリッチファットは、ウェイトフィルターの圧力によって、あえて弱った細胞を破壊除去することで、脂肪細胞や脂肪幹細胞の密度を高めています。また、ピュアグラフトの様に洗い流さないために、成長因子（必要なサイトカイン）も十分に含まれています。

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簡単に言えば、ピュアグラフトのほうがコンデンスリッチよりも幹細胞の濃度が薄いんです。

ピュアグラフトを使用したドクターがなんか「シャバシャバ」してると表現するのはそのためです。

こちらを見て頂ければわかると思います。http://www.crf-association.com/crf/puregraft.php

そのため、ピュアグラフトで２００ｃｃ注入したものと、コンデンスリッチファットで２００ｃｃでは含まれている脂肪細胞、幹細胞の数が全然違います。

ピュアグラフトが悪いとも思っていませんし、何よりナースが作るのがすごく簡単という利点もありますが、最も効果的な治療法しかやらないと決めている当院としてはコンデンスリッチ豊胸を選択しています。