あなたがたくさんおっぱいを飲んだからお母さんの胸は小さくなった（2024年4月13日）

こんにちは、脂肪吸引の彫刻家ミケランジェロ・渓です。

「授乳後のバストには脂肪豊胸」

大切なことなので何度も言います。授乳後のバストには脂肪豊胸。

なぜ授乳後のバストに脂肪豊胸が良いのか。定着率が高いからです。

皆さんはティッシュエキスパンダーというものをご存知でしょうか。組織（ティッシュ）を拡張（エキスパンド）するために使用します。

例えば乳癌の術後にバストを再建する際、まずこれを挿入し、水を入れて少しずつ膨らますことで、皮膚や皮下組織を伸ばします。

乳癌の手術では皮膚を一緒に取ってしまっていたり、放射線療法で組織がカチカチになっていたりします。

だからエキスパンダーを使って豊胸のためのスペースを作ってあげるわけですね。十分に拡張できたら水を抜いてエキスパンダーは抜去します。

それがどう授乳歴と繋がるかというと、妊娠から授乳にかけて、乳腺が大きくなることで周りの組織が拡張されます。

そして断乳してしばらく経つと、乳腺は元の大きさにしぼみます。

これはまさにティッシュエキスパンダーを使用したのと同じことであって、この経過のせいでバストがたるんだり、削げたりしてしまいます。

これが同じ年齢でも授乳歴のある方とない方ではバストの形に大きな差がある理由です。

よく「あなたがたくさんおっぱいを飲んだからお母さんの胸は小さくなった」と子供が責められる光景を目にしますが、飲んだ量は当然関係ありません。

（最近は卒乳を遅らせる傾向がありますが、もちろん授乳期間が長くなるほどバストも拡張されてしまいます。）

これだけで終わるとただの残念な話ですが、実はこの授乳後にしぼんだバストとCRF豊胸の相性は抜群です。

スペースが拡張さているからこそ、脂肪の定着が良いのです。

実際に私の作品を見ていきましょう。

32歳、CRF豊胸を2回行った方です。（術前、1回目3ヶ月後、2回目6ヶ月後）

いかがでしょうか。授乳後の方は術前の写真を見て、自分のバストと似ていると感じるかもしれません。削げ感のある典型的な授乳後のバストです。

2回のCRF豊胸で、自然に、大きく、綺麗な形にすることができました。

「授乳後のバストには脂肪豊胸」

是非覚えておいて下さい。