胃の切除はダイエットに有効？リスクは？｜vol.51【ボディデザインTV】

みなさんこんにちは。ボディデザインTVのお時間です。
このチャンネルでは、『脂肪吸引』や『脂肪注入』など、ボディデザインに関するさまざまな質問・疑問について、
モッズクリニックのドクターである北條先生にお答えいただいています。

―北條先生、本日もよろしくお願いします。

北條：お願いします。

―先生は焼肉好きですか？

北條：焼肉食べますよ。結構よくいきます。

―スタッフと、みんなともよく行きますよね。焼肉。

北條：そうね。長野先生も大好きじゃん。

―そうですね。

北條：よく二人でも行くよ。

―確かによく行ってますね。

北條：うん。

―その中で、ホルモンは食べますか？

北條：ホルモンって言っても、あの、焼くやつと、あと生の。生のやつっていうか。センマイ刺し。わかる？

―はい。

北條：僕あれ好きよ。焼くのも好きだけど、センマイ刺しも好き。

―ホルモンつながりから、まぁ内臓系で。今日のテーマに進みたいと思います。内臓から派生していきますね。

北條：はい。

―今日は、「胃の切除ってダイエットに有効なのか？リスクはないのかどうか？」というテーマで行きたいと思います。そもそも、胃の切除とは？っていうところから、北條先生に説明をお願いします。

北條：はい。まあその、減量手術って言って肥満治療するって言うのと、あと糖尿病の治療でも手術することがあるんですけど。小錦とか、あと、あのアルゼンチンの代表の、元代表のマラドーナとかも受けてるみたいですよ。

―そうなんですか。知らなかった。

北條：そうそう。彼らは、バイパス手術だけど。まぁいくつか種類はあるんですけど、バイパス手術で。後ね、マライアキャリーもやってるらしいよ。

―えー、そうなんですか。知らなかった。

北條：そうそうそう。彼女はスリーブって言って、胃を小さくする、手術方法なんですけど。

―ふーん！

北條：まぁ、いくつか方法があるんですよ。で、理屈もいくつかあるんですけど、一番単純で簡単なのは、胃を、こうバナナ状に切っちゃうんだよね。

―はい。

北條：で、それだけ。そうすると、単純に容量が。

―あ、胃の容量が小さくなる。

北條：そうそうそう、そうすることで、いわゆる摂食制限ですよね。

―はい。

北條：そう。で、制限って、あの、その痩せるって言うか、治療の目的って2つあって。摂食。摂るを制約するっていう摂食制限と、

―はい。

北條：あと、こう、吸収制限というのがあります。胃って、まぁ、みなさんまあよく知ってると思うけど。胃って別に吸収しないの、ほとんど。

―はい。

北條：いわゆる、消化っていうか、胃の中で、その、いわゆるドロドロにして、吸収しやすいような状態にして胃から出て行って。栄養の吸収って小腸でやってるんですよね、ほとんどが。で、小腸を通っていくことで吸収されて、まぁ水分も吸収するんだけど。で、大腸が、水分を多く吸収するんですよ。なので、はじめの大腸の方に来る、いわゆる、ごはんのね、残ったものって結構ドロドロなんです。

―ふーん。

北條：なので、最後に硬くなってお尻の近くのほうに集まって来るっていうのが、まぁ便ですね。

―はい。

北條：そういう、ご飯というか、まぁ飲み物もそうですけど。そういう過程で身体の中に入っていきますよね。さっき言った、マライアキャリーが受けた、スリーブ手術っていうのは、胃をバナナ状に切っちゃうやつね。

―はい。

北條：で、小錦さんとかマラドーナが受けたのはバイパス手術って言って、

―はい。

北條：今度は、胃を切っちゃって、小腸を食道にね、とかあとは胃の一部に繋げて、っていう。

―ふーん。

北條：それもまぁ摂食なんだけどね。もう一つ、その、吸収制限するのが、簡単に言えば、通るご飯が消化されて、吸収する過程を短くすればいいわけじゃないですか。

―はい。

北條：なので小腸に触れる距離を短くしちゃうんですよ。

―ふーん！

北條：そうそうそう。なので、だからご飯が食べて、小腸から大腸まで行く距離を短くしちゃう。切らないですよ。バイパスして、ご飯が通らないようにしちゃう。

―ふーん。

北條：そういう手術もある。なので、それを組み合わせると、大体、今、日本でやられている減量とか、そういう手術の方法って4つあるんだよね。

―はい。

北條：それをね、組み合わせて。

～～ボディデザインキーワード～～
北條：今日のキーワードはベイザー脂肪吸引です。ベイザー脂肪吸引っていうのは、ベイザーっていう機械から、超音波が出る。ベイザー波っていう超音波を、そういう機械を使う脂肪吸引のことなんですけど。まぁ僕たちは、「ベイザーリポ」って言ったりします。リポって、脂肪っていう意味ですけど。脂肪吸引は「リポサクション」っていう。サクションっていうのは、吸引っていう意味なので、ベイザーリポサクションっていう。まぁベイザーを使った脂肪吸引ですよね。
で、これは何が良いかっていうと、脂肪吸引の方法って、どの脂肪吸引の方法でもおんなじ、不変、変わらないやり方があるんですけど。それは、脂肪吸引するところにまんべんなく麻酔液を、チュメセント液を撒いて、で、そこの、膨らましたところの脂肪を取ってくるわけですけど、その前に、ベイザー波っていう超音波をかけることによって、脂肪を融解。要はこう、絡みついてる脂肪を遊離させることで、より少ない工程で多くの脂肪吸引。さらに、その皮下の構造自体も守る。っていうことで、結果、取れる脂肪も多いし、皮下の構造が保たれるので、より皮膚が引き締まって細くなりますよっていう。
そういう脂肪吸引ですね。
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―胃って一度切ったら、こう、例えば女性だと授乳の時に、乳頭って授乳で皮膚が伸びるじゃないですか。胃は一回切ったら伸びたりするんですか？

北條：減量手術はやったことないんですけど、よくやったのは、まぁ胃癌で、切らざるを得ない人で、胃を半分とか、3分の2切るんですよ。胃の出口の付近をね。そうすると、胃の入り口付近の3分の1残った胃の人たちの、いわゆる手術の後の内視鏡とかよくやってましたけど、まあ大きくなってる人はあんまりいないですね。

―胃の切除はどんな人には向いてますか？

北條：まず適用っていうか、やる人がすっごい太ってて、後はその、すごい高度の肥満。

―そうですね。

北條：あるいは重度の糖尿病で、いろんな治療を試したりしたんですけど、それでいうと効果がね、乏しかったりするという人。
あ、そうそう、さっき言ったスリーブ手術って言う、胃をね、バナナみたいに細く切るのだけは唯一、保険適用で、保険診療の中でできるんですよ。

―ふーん！

北條：なので、そういった方はいろんな治療やったけどやっぱりうまくいかなくて、最終的にそれでというのはあります。

―えー、そうだったんですね。

北條：そうそう。そうなんです。

―胃をそもそも切るっていうことは、ダイエットには有効なんですか？

北條：もちろんめちゃくちゃ有効で、さっき言った、

―吸収から。

北條：そうそう。身体を、ダイエットで体重を落としたりね。糖尿病を良くしたりするためには、ごはん食べる量を制限して、で、それをもっと言うと、吸収ね。栄養として体に入る分を制限すると、減量しますよね。だし、良くなると思います。

―この手術のリスクはありますか？

北條：それはもちろん、

―そうですね。

北條：あの、手術の方法で、そのリスクっていうか、デメリットっていうかね、いくつかあるんですよ。その、やっぱり、手術するってことがまあリスクだし。

―はい。

北條：まあ、やらなくて良いことをね、わざわざ手術するというのは怖いことじゃないじゃないですか。

―そうですね。

北條：ただあとはまあ、また面倒くさい話になっちゃうけど。胃を残すんですよね。別に取り除いちゃうわけじゃないから。体の外に出すわけじゃないので、胃が残るんですよ、そうすると、残った胃に、年が経って病気が、胃癌になっちゃう人もいるんですよね。

―うんうん。

北條：なので、で、さらにその胃を定期的に見に行ける環境にするかどうかは。ちょっと難しい話になるんですけど、一本道として繋がってるけど、
そこの一本道に、どうやって内視鏡を辿り付けるかっていう問題もあるんですよね。なので、胃の観察ができなくなる方法の手術もあるし、そう、だから、そうすると、そういうデメリットがありますよね。

―北條先生、それでは今日のまとめをお願いします。

北條：胃を切ることで、あの、ご飯の食べる量を少なくするって手術は、すごく高度の肥満とかその重度の糖尿病の人っていうので、治療はありますよね。保険診療でも受けられることが1種類だけあります。有効だから、保険診療の中の本に記載されるようになった手術ね。

―うんうん。そうですね。

北條：根拠がなければ絶対にならないですから。まあそういうこと。有効な場合は有効です。

―はい、ありがとうございます。先生、今日のテーマもちょっと難しかったですね。

北條：難しいね、これ。多分、僕はイメージ出来るからあれだけど。多分聞いてる人は、「は？」みたいな感じだと思うよ。バイパスのところとか、通り道を減らすとか。

―そうですね。

北條：「何？どういうこと？」みたいな。ただ、絵をね、

―そうですね。

北條：描くとよくわかるんだけど。まぁ描いてもちょっと難しいと思うんだけど、まあまあ。

―まぁ、有効です、ということですね。

北條：有効です。すいません。

―はい。ありがとうございます。

北條：はい。

このチャンネルでは、『脂肪吸引』や『脂肪注入』など、ボディデザインに関するさまざまな質問・疑問に、お答えしています。
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―本日もご視聴ありがとうございました。

北條：ありがとうございました。