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脂肪吸引後のボコボコの原因と解消法とは?

2020.04.28 15:13

脂肪吸引後のボコボコやつっぱり感を見る度、「失敗だったらどうしよう……」「いつまで続くのか不安……」と悩まれていませんか? これは「拘縮(こうしゅく)」といって、皮膚が引き締まる過程で起こります。基本は術後3ヶ月から6ヶ月で落ち着きますので、失敗ではありません。
それでは、どのようにして症状を緩和すれば良いでしょうか。拘縮の原因やメカニズムについて触れ、対応策についてもご紹介します。
※術後6ヶ月以降で皮膚がボコボコしている場合は失敗が疑われます。その原因と修正方法についてもご紹介していますので、是非ご覧ください。

【モッズクリニックとは】
東京・銀座にある脂肪吸引・注入クリニック。
脂肪吸引と豊胸の症例は全て合わせると10,000件以上。HPで公開中の症例は1,500件以上。
脂肪吸引・注入に関する古い情報や間違った情報を正すべく、YouTubeなどでも積極的に情報を発信中。

脂肪吸引後のボコボコは拘縮か手術ミス

脂肪吸引後のボコボコの原因と解消法とは?

脂肪吸引後にボコボコが生じる原因には「拘縮」と「手術の失敗」といった2つの原因が考えられます。
最初にあげた「拘縮」は脂肪吸引後のダウンタイムのひとつで、時間経過とともに消失していきます。
もうひとつの「手術の失敗」は、医師の技量不足が原因です。後者の場合は自然に治すことができないため、修正には再手術が必要になってきます。

拘縮とは?

拘縮とは、脂肪吸引3週間頃から生じるダウンタイム症状です。症状としては、脂肪吸引箇所の皮膚表面が硬く、ボコボコしたり、突っ張った感じがあります。
そもそも、脂肪吸引後はなぜ拘縮が起こるのでしょう。
脂肪吸引をすると、吸引した部分と皮膚の間に空洞が生じるのはご理解いただけると思います。その後、身体は「皮膚と皮下層をくっつける接着剤のような働き」をすることで皮膚が引き締まっていきます。
この働きの過程で皮膚がボコボコしたり、皮膚のつっぱりを感じたりするのが「拘縮」です。

拘縮が出やすい部位

脂肪吸引をすると、どの部位にも拘縮が現れます。特に、吸引量が多い太ももやお腹、二の腕は拘縮が強く出る傾向があります。

拘縮が落ち着く時期

脂肪の吸引量によって変わってきますが、吸引量が多い太ももやお腹でも3ヶ月〜6ヶ月を目安に治ります。

脂肪吸引後、どんな過程を辿るのか気になる方もいらっしゃると思うので、当院でお腹の脂肪吸引を受けられた方の写真をご用意しました。
左から術前・術後1ヶ月・術後3ヶ月の様子です。術後1ヶ月のへそ周辺にあったボコボコ(拘縮)が、術後3ヶ月には改善されています。

脂肪吸引後の拘縮の様子
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。 副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事があ りましたらいつでもご連絡ください。施術の価格:¥200,000~¥880,000

拘縮による脂肪吸引後のボコボコを解消する方法

脂肪吸引後のボコボコを解消する方法

拘縮は自然に治っていくものですが、それでもボコボコやつっぱり感があると気になってしまうもの。そんな時は、マッサージやストレッチを取り入れましょう。患部が動かしやすくなります。

マッサージをする

拘縮を緩和させるためには、マッサージが有効です。硬い部分を指で押し潰したり、指でつまんで潰したりしましょう。

手だけでなく、高周波の美顔器や小顔ローラーを使うと◎
二の腕 肘から脇下のリンパに向かってむくみを流すイメージで行う
お腹、太もも 保湿クリームを塗って、硬い部分をつぶすようにマッサージ
※拘縮が出やすいパーツなので、念入りにすると◎

ストレッチをする

つっぱり感が強い時は、患部をゆっくりと伸ばしてストレッチすると楽になります。患部を伸ばして強い痛みが出る場合は、マッサージに切り替えるもしくは、無理のない程度で行ってください。

インディバを受ける

拘縮が強く出ている場合は、脂肪吸引を受けたクリニックやエステで「インディバ」を受けましょう。セルフケアよりも、拘縮・むくみ解消効果が期待できます。
インディバは脂肪を吸引した部分に高周波を当てて、皮膚の内側から温度を上げる施術です。血行が促進されることで皮膚の中の脂肪が柔らかくなり、拘縮を緩和できます。

ここまでは脂肪吸引の術後6ヶ月未満の方に向けて、拘縮の原因や緩和方法をご紹介しました。
今は辛い時期かと思いますので、マッサージやストレッチ、インディバで拘縮を和らげましょう。体も心も楽になるはずです!

術後6ヶ月以降のボコボコが治らない原因は手術ミスかも?

ここからは、脂肪吸引の術後6ヶ月以降の方に向けた「ボコボコ」のお話しをします。
冒頭でもお話しした通り、術後6ヶ月降の「ボコボコ」は、失敗の可能性が極めて高いです。その原因には、以下の2つが考えられます。

原因①:脂肪を取られ過ぎた

脂肪吸引はたくさん取れれば取れるほど良いというイメージがあるかもしれません。しかし、脂肪を取り過ぎると皮膚がひきつれ、ボコボコとした仕上がりになってしまいます。あまりにも取られる過ぎると、皮膚がたるむこともあるほど……。
これは、仕上がりのイメージやその方の骨格、筋肉のつき方を考慮せずに吸引されたことが原因と考えられます。

原因②:脂肪の取り残しがある(取りムラ)

吸引箇所に段差があってボコボコとしている場合は、脂肪の取り残しがある状態です。医師が吸引しやすい場所だけを吸引する(難しい場所は吸引しない)と、こうしたトラブルが起こります。特にお腹や太ももなど、吸引範囲が広い部位で起こりやすいトラブルです。

手術ミスによる脂肪吸引後のボコボコを修正する方法

修正には再手術が必要になりますので、施術を受けたクリニックに「リオぺが可能か」を問い合わせてみてください。または、修正を得意とするクリニックに相談しましょう。
当院の場合、患部の状態をみながら以下の方法を組み合わせて修正施術を行います。

修正方法①:脂肪注入

脂肪の取り過ぎによって患部が凹んでしまった場合は、凹み部分に脂肪を注入して皮膚をなだらかにします。
なお、脂肪は、不純物を取り除いて濃縮した“良質な脂肪”を注入します。

修正方法②:脂肪吸引

患部に段差があってボコボコしている場合は、脂肪の取り残し、取りムラが原因です。その場合は取り残した脂肪を吸引し、段差を目立たなくさせます。

修正方法③:脂肪を均す

脂肪の取りムラ、取り残しがあると、吸引だけでは改善できないケースも少なくありません。その場合は、ベイザー脂肪吸引の機器が持つ特殊な超音波で脂肪を溶かし、ボコボコを均していきます。

ボコボコといっても症状は様々です。修正手術を受ける際は、原因に合わせた適切な手術を受けましょう。
以下は、当院の他院修正の一例です。お腹の段差がなくなり、綺麗に仕上がりました。単に細くするだけでなく、仕上がりを美しくしてこそ、脂肪吸引です。

当院の他院修正の症例
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。 副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事があ りましたらいつでもご連絡ください。施術の価格:¥200,000~¥880,000

6. 脂肪吸引をするクリニックの選び方

1、症例数が多い

症例数は医師の経験値・技術力に直結する数字です。症例数が多ければ多いほど、それだけの施術を執刀していることになりますから、ホームページやSNSなどで必ずチェックしましょう。
もちろん、脂肪吸引以外の症例数が多くても意味はありません。たとえ知名度が高い医師であっても、脂肪吸引の症例数が月数件程度では説得力に欠けます。

2、対応部位の範囲が広い

顔や二の腕など、吸引量がさほど多くない部位の脂肪吸引のみを取り扱うクリニックもありますが、全ての部位に対応しているクリニックの方が高い技術を持っている可能性があります。
特に、脂肪吸引の中でも難易度が高い「お腹周りの脂肪吸引」に対応しているかどうかは、重要なチェックポイントになるでしょう。

3、症例写真の質が高く、数も多い

「症例数は医師の技術力を証明するもの」とお伝えしましたが、どれだけ症例数が多くても、実際の結果を見ない限りは信頼性に欠けます。現在はインターネットが発達している時代ですから、ホームページやSNSで症例写真の数や質を確認しましょう。好みの仕上がりや自分に似た体型の症例を探すと、クリニック・医師を絞りやすくなります。
なお、症例数の多さを主張しているにも関わらず、症例写真が少ないクリニックには注意が必要です。

4、得意施術が脂肪吸引である

どの科目の医師においても、それぞれに得意分野があります。たとえば形成外科の場合、乳房再建が得意な医師もいれば、顔の外傷や骨折の手術が得意な医師もいます。美容外科も同様で、医師それぞれに得意分野があるということです。
得意施術を確認する際は、施術別の症例数や症例写真の施術割合を確認してみてください。

5、機器の性能だけに頼らない技術力

脂肪吸引に用いられる機器は数多く存在しており、ダウンタイムを抑えることができるものや多くの脂肪を吸引できるものなど、それぞれに特徴があります。
機器に優劣があることは確かですが、医師がその機械の扱いに慣れてなければ、その機器の性能が発揮されません。
どんな機器でも医師の技術が伴わないと失敗に繋がりますから、カウンセリング時「機器に対する考え方」や「その機器の経験数(症例数)」を聞いてみるのもひとつです。

6、吸引量にこだわり過ぎていない

皆様が脂肪吸引を受ける目的は、脂肪を多く吸引することではなく、ボディラインを綺麗にすることではないでしょうか。
たとえ多くの脂肪が吸引できたとしても、ボディラインが不自然だったり、凸凹になったりするような仕上がりでは成功とは言えませんよね。ですから、根こそぎ吸引や「吸引量が多ければ多いほど良し」と考えるクリニックや医師のもとで施術を受けるのは避けるべきです。

7、カウンセリングの雰囲気が良い

医師の人柄やドクターカウンセリングの雰囲気、スタッフの対応などはカウンセリングに行ってみてこそ分かるもの。医師の診察が5分足らずで終わり、十分なコミュニケーションが取れなかったというケースもよくある話です。
その状態のまま施術に進むと、仕上がりのイメージに相違が出たり、術後の対応に不信感が募ったりすることがあります。
カウンセリングに行く際は、医師の技術だけでなく、人柄や話した時の雰囲気も含めて「ご自身がその医師を信頼できるかどうか」を重視してみてください。施術に対する説明が丁寧且つ、触診をした上で適切な提案をしてくれる医師がベストです。

8、スタッフの対応に信頼できる

施術を行うのは医師ですが、術後の処置や見積もりの作成、メール、電話などを担当するのはスタッフです。カウンセラーや看護師といったスタッフの対応に不信感が募ると、後々トラブルに繋がる可能性があります。
医師の技術や人柄はもちろん、スタッフ対応が誠実に感じるクリニックなら、安心して脂肪吸引を受けられるでしょう。

9、ダウンタイム・傷跡に対する考え方に共感できる

脂肪吸引にダウンタイムや傷跡は付き物ですが、患者様の術後の生活スタイルを考えた時、ダウンタイムが軽いに越したことはないですし、傷跡も当然目立たない方が良いです。
しかし、ダウンタイムや傷跡まで配慮しているクリニックはそこまで多くありません。
これらは脂肪吸引の結果に直結することはないものの、間違いなく施術の満足度を大きく左右します。
特に、傷跡は術後の生活に大きく影響するので、位置や数、大きさは必ず確認しておきましょう。せっかく細くなっても、目立つ場所に傷ができてしまうと、術後の人生を楽しめなくなってしまいます。

10、見積もりに不要なオプションがない

カウンセリングにて「希望施術とは別の高額な施術を勧められた」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。残念なことに、クリニックの売上アップを見越して不要なオプションや施術を提案するカウンセラーも存在します。
そういったクリニックは信頼できませんから、見積額を無理に上げられたり、無理に契約をさせられたりした場合は、候補のクリニックから外すのが賢明です。

モニターを希望される方は、カウンセリングで「モニター募集の理由」を聞いてみると良いかもしれません。新人ドクターがモニターを集めるという理由で募集している場合は、練習台になってしまう可能性があります。症例写真をHPにアップするためなど、納得できる目的であれば安心してモニター施術を受けられるでしょう。
また、クリニックスタッフの施術経験者の割合を聞いてみるのもひとつです。日々の施術を一番近くで見ているスタッフが施術経験者ということは、その医師の技術を信頼している証拠です。

まとめ

<術後6ヶ月未満の方へ>

きっと今は、せっかく脂肪吸引をしたのにボコボコになるなんて……と不安になってしまう時期ですよね。しかし、そのボコボコ(拘縮)は、体が完成に向けて頑張っている証拠です。術後6ヶ月の引き締まった姿を楽しみに、アフターケアを頑張ってみてください!
もし不安な場合は、経過チェックの際に状態を診てもらうのが良いと思います。

<術後6ヶ月以降の方へ>

脂肪吸引で細くなっても、皮膚がボコボコしているとファッションも楽しめませんよね。そして、修正手術にお金をかけるのはかなり勇気がいることです。脂肪吸引を受けたクリニックでリオぺをしてもらえるのであれば話は違いますが、そのクリニック不信感を抱いてしまうこともあると思います。
もし他のクリニックでの修正手術を検討される場合は、修正を得意としているクリニックに問い合わせてみてください。2度目の脂肪吸引は、脂肪が硬く、吸引が難しいと言われています。つまり、ドクターに高い技術がないとできません。
どうか綺麗な状態に修正してもらるドクターに出会えますよう、心から祈っています。脂肪吸引の専門クリニックとして、少しでもお力になれることがあれば幸いです。

この記事の監修医師

長野寛史 院長

モッズクリニック 院長長野 寛史

患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。

経歴

  1. 1982年岩手県生まれ
  2. 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
    亀田総合病院 入職
  3. 2008年東京慈恵会医科大学 入職
  4. 2012年THE CLINIC 入職
  5. 2013年THE CLINI 福岡院 就任
  6. 2015年THE CLINIC 東京院 就任
  7. 2016年モッズクリニック 開院

所属学会・資格