脂肪吸引後のボコボコは治る? 原因と解消法まとめ

脂肪吸引後のボコボコは治る? 原因と解消法まとめ

皮膚の凹凸がなかなか治らないと「ずっとこのままだったらどうしよう」と不安になると思いますが、この凸凹は傷が治るための正常な反応をしている証拠ですので安心してください。

通常早い人で1ヶ月、遅くとも3ヶ月経てば綺麗に治ります。脂肪の吸引の量や、その方の脂肪量によって変わってきます。

それではどのようにして硬縮の症状を緩和したり解消していけば良いでしょうか。ここではまず硬縮の原因やメカニズムについて触れ、対応策についてご紹介します。

硬縮とは:脂肪吸引のあとは、吸引部が硬くなります。これを拘縮と言いますが、硬くなって皮膚がつまみにくいような感じにあります。手術直後には起こりませんが、手術後1週間目くらいから硬くなってきます。

1. 脂肪吸引したのに皮膚がボコボコ…これって失敗?気になる原因とは

この凸凹の症状、拘縮(こうしゅく)はコラーゲンの増加が原因で起こります。傷が治るための正常な反応で、脂肪の吸引の量や、その方の脂肪量によって変わってきますが、通常早い人で1ヶ月、遅くとも3ヶ月経てば綺麗に治ります。

施術後2週間まではむくみ症状が目立つのですが、2週間以上経つと拘縮が始まってきます。硬縮が出てくる時期の脂肪吸引を受けた方の不安を下記に挙げてみますので、このような経過があるということを知っておきましょう。

  • 「見た目に変化がまだ見えずに、肌がボコボコしてきて大丈夫かなという感じです。ネットで見ると2週間くらいから痩せたと感じるとありましたが、全くそのような感じではありません」
  • 「脂肪吸引したところが部分的にプニプニしているのですが、これは脂肪の取り残しでしょうか」
  • 「肌がボコボコして硬くなってすでに3ヶ月が経ちますが、まだよくなっていません。季節も変わり夏になる頃なので、そろそろ半袖から脂肪吸引した二の腕が見えるのではないかと心配です」

このような声がネットの「美容整形の悩み相談」などの掲示板にあるようです。それでは硬縮の原因を次に見てみましょう。原因は主に2つあります。

1、 脂肪吸引によって皮膚の内部がダメージを受け、修復しようとしている:

脂肪吸引は数ヶ所の小さく切開した穴からカニューレというストロー状の細長い管で脂肪組織を吸引します。真皮と筋肉の間の組織にある脂肪を吸引すると、元から脂肪があった部分に空間ができます。

吸引された脂肪の周囲組織はダメージを受けるため、脂肪吸引後は体の中では空間を埋めたりダメージを回復させる修復反応が起こります。

修復部分では、皮膚と皮下層をくっつける接着剤のような働きをする線維が作られ、この接着剤の作用が原因で皮膚を表面から触ると硬く凹凸を感じるようになります。

2、手術が適切に行われなかった:

残念ながら手術が適切でなかったことも原因として考えられます。施術が適切であれば脂肪層だけのダメージだけで済み、比較的回復が早いでしょう。

一方あまり脂肪吸引や麻酔が得意ではない医師が担当すると脂肪層の奥にある筋肉まで傷つけてしまったり、過度の麻酔や痛みの残る不十分な麻酔となり、体へストレスを与えることもあります。結果として深刻なダメージが長期に残ってしまうこともあります。

2. 脂肪吸引後に皮膚がボコボコになりやすい部位

太もも、お腹、ふくらはぎなどもともと脂肪が多いところからたくさん吸収した部分に起こりやすいです。ですが、肥満の方は二の腕や背中でも症状が大きく出ることがあります。

3. 脂肪吸引後の皮膚のボコボコを解消する方法

何もしなくても自然に治りますが、マッサージやストレッチを取り入れることでより早く回復できます。マッサージの効果的な方法をポイントにしてお伝えします。

  • マッサージを毎日行う前になるべくお勧めすること:シャワーで済ませずに湯船に長く浸かることです。このことで血流が改善され、マッサージの効果も出やすくなるでしょう。
  • マッサージする際の注意点:マッサージを心臓に向かって行いましょう。血行促進のためにも、マッサージの際には心臓に向かって優しくさするのが効果的です。らせん状にくるくると弧を描きながら、心臓に向かっっていきましょう。
  • マッサージの仕方:硬い部分を指で押して潰すようにし、硬い部分を指でつまんで潰すように、しこり部分はぐりぐり指圧してほぐす方法が効果的です。
  • 皮膚のひきつれを感じている場合:患部をゆっくりと伸ばしてストレッチし、伸ばしたところで10秒程停止します。このようなストレッチやマッサージ方法を取り入れて血行を改善し、皮膚の弾力を回復させることが可能です。

次に部位ごとのマッサージのポイントを見ていきましょう。

  • 二の腕:肘から身体の中心部へ向かってむくみを流すようにマッサージしましょう。
  • お腹、太もも、ふくらはぎ:脂肪の吸引量が多くなり、硬縮症状が目に見えて現れやすい二の腕や腹部、内ももは少し多めに時間を取って(1日10分ほど)積極的に行いましょう。
  • 顔:顔はダウンタイムが軽いのでたった数回ケアするだけですっかり改善したという人がほとんどでした。
  • 手でマッサージをするだけでなく、高周波美顔器やコロコロローラーを使うことも有効だという声があります。加温や高周波トリートメントで血行促進をする方法もあるようです。

また、もしかゆみが伴えば保湿対策をしつつ、ヨガなども取り入れ皮膚を伸ばすようにストレッチすればこわばり感がなくなるという体験談もありました。

4. 脂肪吸引後のボコボコが治らない場合の解決策

脂肪吸引はまれに数年経ってもまだ症状が残っているというケースもあります。

「2年前に●●で脂肪吸引をしましたが、未だにボコボコが目立っています。ロングスカートやズボンなどで隠さなければならず、温泉や海に誘われてもそれが原因で断ってしまいますが、本当は行きたいので辛いです。

施術を受けたクリニックでは2年も経ってるからマッサージでは治せないと言われました。取りきれなかった脂肪を改めて取り、取りすぎた脂肪を注入すれば治ると言われましたが、もうお金はかけられません」

これは数年経ってもまだ硬縮がある方の体験談ですが、このような事態にならないようにするにはなるべく早めに対策をすることが重要です。では、マッサージをしても効果がない場合はどうすれば良いのでしょうか。

1、サロンでプロの手を借りて改善する:

セルフケアがしっかりできていれば、硬縮について気にしすぎる必要はありませんが、早く皮膚をなめらかででこぼこのない状態に戻したいという人は、下記のようなインディバやエンダモロジーでアフターケアを受けるのがよいでしょう。下記に詳しく説明します。

<インディバ>

高周波温熱機器を使ったケア方法があります。脂肪を吸引した部位に高周波を当て、内側から温度を上げる方法です。内側から温度が上がればその部分の血行が促進され、体脂肪や内臓脂肪が燃焼されます。そして、皮膚の中の脂肪が柔らかくなり周りとなじんできます。

スポーツではプロのアスリートが長年骨折、靭帯損傷、肉離れなどあらゆるけがの治療にインディバを使用しており、美容整形でもこのインディバの原理が応用でき、傷跡を早く目立たなくしたり 美容整形手術のあとの腫れや手術痕を早く治したりできるようになります。

脂肪吸引後の早期にはあまりお勧めしませんが、硬縮が落ち着いてくる1~3ヶ月の時期には、効果が期待できるでしょう。

<エンダモロジー>

マッサージ機械も脂肪吸引後のケアに用いられます。この機械により血液やリンパの流れが促進され、老廃物やむくみを取り除くことができます。脂肪吸引後の皮膚の凹凸感やたるみ対策に効果的です。

このようなケアは施術をしたクリニックだけでなく、それ以外のクリニックや美容サロンで行うことも可能なので施術を担当したドクターにも相談してみましょう。

2、「失敗した脂肪吸引の修正」の方法:

原因が取り残しがあるのか、吸引しすぎたのか、によって対応が変わります。

<取り残しがある場合、修正する>

原因が脂肪の取り残しによるムラがある場合、残った脂肪をサイド吸引し凹んだ部分に合わせるという方法も取られます。これにより自然でなめらかな仕上りになります。

ただ、脂肪吸引を行った箇所は硬くなるので、そのような部分にも効果的なベイザーリポでの修正が望ましいでしょう。ベイザーリボは脂肪除去率90%で、これまでは吸引することが困難であった肩や背中の繊維質化した硬い脂肪を含む、皮下脂肪の90%を除去することができます。

凸凹になりにくい脂肪を削り取るわけではないので、浅い脂肪層にも均等に作用。取りムラにならず、でこぼこ症状の修正にも適しています。ダウンタイムが少ない脂肪にのみ作用する超音波で遊離させるので、周辺組織へのダメージを抑えられ、術後の症状が軽く短いのが特徴です。

吸引後のデコボコなどのトラブルを防ぐためにはかなりの技術が必要で、ドクターも限られてきます。ドクター選びにつきましては、技術の高い学会研究を行っている名医を選ぶことが肝心です。

<脂肪を取りすぎた場合、注入する>

原因が無理やり脂肪を取り去ってしまった場合、凹んだ部分に脂肪を注入します。アレルギーや拒否反応のない自分の脂肪を活用しますが、より安全性を求める方は採取した脂肪から不純物を取り除いたコンデンスリッチファットという注入方法が良いでしょう。

5. まとめ

ほとんどの硬縮はマッサージやストレッチで治りますが、もし術後6カ月以上経っても硬さやでこぼこが治らないときは、脂肪の取り残しや逆に取り過ぎの可能性もあります。再度クリニックを受診される方が良いでしょう。