実はあなたも？男性の女性化乳房を解説｜vol.36【ボディデザインTV】

みなさんこんにちは。ボディデザインTVのお時間です。
このチャンネルでは、『脂肪吸引』や『脂肪注入』など、ボディデザインに関するさまざまな質問・疑問について、
モッズクリニックのドクターである北條先生にお答えいただいています。

―北條先生、本日もよろしくお願いします。

北條：お願いします。

―最近デパートの化粧品売り場で、

北條：はい。

―男性専用化粧品が置いてあるんですよ。

北條：へぇ。

―なので、なんか今、男性もこういった「スキンケアとか気を遣ってるんだな」っていうのをよく見かけるんですけど。

北條：まぁ確かに、テレビのCMとかでも、その男性用のね、顔に塗るやつとか。なんか男性専用みたいなのが結構。

―ありますよね

北條：ある。多いですよね。

―先生の男磨きって、何かしてますか？

北條：男磨きっていうか、まぁその、なに。乾燥ってやっぱり肌に良くないっていいますよね。なので、まぁたぶん女性は当たり前だけど、男性はあんまりやってないのかな。顔洗った後とかお風呂出た後とかに、その、保湿みたいなことはしてますけどね。

―男性でいうと、みなさん筋トレして自分の身体鍛えたりとかしてますよね。

北條：素晴らしいね。筋トレっていうほどではないけど、まぁ、今日も朝、家であれやってきたよ。腹筋ローラー。

―あー。すごいです。なんか忙しいなかでもこう「男性のみなさんはご自身の身体に気を遣ってるな」って結構感じるんですけど、

北條：はいはい。

―その中で本日のテーマなんですが。

北條：はい。

―「実はあなたも？男性の女性化乳房を解説！原因は肥満だけじゃない！？」ということなんですが。女性化乳房って、一般の方からすると「何それ？」っていう。

北條：確かに。

―はい。単語だと思うんですけれども。女性化乳房ってどんなものなんですか？

北條：まああの、女性化乳房っていうか、男性にも乳腺ってあるんですよ。これ、ない人いないと思うんですけど。

―男性でも乳がんになるって。

北條：そうそうそう。男性でももちろん乳がんにもなりますし。ただ、あの、まぁ女性の場合、乳腺が、いわゆる成長とともに肥大というか大きくなっていきます。ホルモンのバランスでね。

―はい、

北條：で、男性も、まあこれはそんなに多いわけじゃないんですけど、その、成長の過程でちょっと乳腺が大きくなってきちゃうって言う方もいらっしゃるんですよ。そういった方を女性化乳房って呼んでますけどもね。

―はい。ご自身では、気づいてはいなかったけれども、実際、少しだけ気になってて、診察してみたら、女性化乳房だったっていうケースってありましたか？

北條：実際ありましたよ。その、いわゆる胸の膨らみが気になっていらっしゃる方で、まあ、胸が膨らむ要素ていくつかあるんですけど。

―はい。

北條：その、脂肪だけで膨らんでいる方もいるし、脂肪がほとんど、まぁほとんどないことはあんまりないんですけど。
まぁ乳腺が大きく主にあって胸が膨らんでいる人と、あとは両方ですね。脂肪もあって、乳腺も大きいという方もいらっしゃいますよね。
ただ、乳腺ってあるだけで脂肪を寄せ付けて、集めてきちゃうので。集めるというか、呼んじゃうので。

―はい。

北條：乳腺が大きい人はだいたい脂肪がついていることが多いですね。

―「あなたは女性化乳房ですよ」「ただの脂肪ですよ」っていう判断基準ってあるんですか？

北條：まあ、これ診察してみないと何とも言えないんですけど。触診というか、診察するとわかります。

―はい。

北條：あのね、イメージはね、つかむと、こう、中にこう充実成分というか。

―はい。

北條：脂肪じゃない硬さのものがあるんですよ。その大きさだったり、その範囲だったりでわかりますね。

―へぇ。なるほど。その、例えば脂肪だけの人は、女性化乳房とは言わないですかね？

北條：まぁ、

―肥満？

北條：まあ、肥満だし。まぁ「偽性」って、まぁ「偽」。

―あ、はいはいはい。

北條：「偽」性で、「偽性女性化乳房」と言ったりもします。区分分けとして。

―犠牲女性化乳房と、種類としては？

北條：真性っていうのが、乳腺がしっかりある人が「真性」。で、あともう一個、混合性っていう、いわゆる、脂肪もあるし、乳腺もあるしっていう。まぁ、真性で、脂肪が薄くて乳腺だけっていうことは、あまりないと思いますよ。

―はい。

北條：ほとんど混合性だと思いますよ。

―なるほど。

北條：ただ、すごい痩せてて、だけどすごい胸がとんがってるみたいな。

―あぁ。

北條：そういった方がいらっしゃるんですよ。それは真性かもしれない。

―真性・混合性・偽性、それぞれの女性化乳房の種類で、治療法って異なるんですか？

北條：まぁ、相手が違うので、それは相手によって対処の方法が違ってきます。脂肪であれば吸引できるんですよね。細かくしてね。

―はい。

北條：ただ乳腺って結構しっかりした硬い組織なので、それは吸引じゃどうにもできないです。
なのでそれはもう取るしかないです。切って取るしかないです。

―なるほど。切って取るとき、どこから取ればいいんですか？

北條：えっと、これは、乳腺を病気で取るわけじゃないので。

―そうですよね。

北條：やっぱりその、取った後の胸の形だったり胸の様子というのがすごく重要。まぁいわゆる美容の、手術なので、傷口の位置だったり大きさっていうのも、それはすごく大事ですよね。

―はい。

北條：なので、通常であれば大きく切れば切るほど、それはやりやすいし取りやすいしっていうことになりますけど。それだと美容の手術じゃないので。
僕たちは、目立たない乳輪の下ですね。乳輪の下を半周。大きくて半周です。あの3分の2くらい、半分以下で、抑えられるときもありますけれども。乳輪の下を切開して、それから乳腺を取ってくるっていう手術もやってますね。

―傷口ができるのは乳輪の下、少しだけ

北條：そう。あと、吸引も追加の場合には、その、脇の下。腋下のところにも吸引口の傷ができます。

―ほとんど傷は目立たない感じですよね。

北條：目立たないと思います。

―わたしも、今までの症例でちょっと気になってみているのが、

北條：はい。

―その、女性化乳房の方で、乳腺が発達していて脂肪がついている方って、なんとなく大胸筋が薄い方が、割といるイメージがあるんですけれども。その方たちが女性化乳房取って、手術をした後、大胸筋を鍛えて、脂肪による大きさではなくて、大胸筋による大きさを出すことは可能なんですか？

北條：もちろん、それは全然大丈夫ですよ。そのいわゆる、胸をね、ピクピクするほどではないですけど、大胸筋を肥大化させることはできます。

―おぉ、なるほど。じゃあ、今の状態で悩んでる方もいると思うんですけれども、手術をして男らしい胸板に変えることもできるということですね。

北條：そうですね。できますできます。はい。

―今、この動画を見てくださっている女性化乳房かもしれないと感じている方に、何かメッセージがあればぜひお願いいたしします。

北條：その、例えば今、気にしてなければ別にいいんですよ。何もしなくてもね。

―そうですね。

北條：ただまぁもし気になっていらっしゃるのであれば、何もできないわけじゃなくて。「できることがまだありますよ」ということと、状態によっては方法がいくつかあって、解決するのにね、いろんな方法がありますっていう。相談だけでもいいので、いろんな、その女性化乳房を扱っているクリニックだったり。

―はい。

北條：あとはね、最近は病院。

―はい。

北條：保険医療機関でも、女性化乳房っていって、手術をするところもあるようです。

―あ、そうなんですね。

北條：保険診療のなかでやっていただけるところもあるみたい。

―へぇ。

北條：まあどのような範疇やっているかは僕は詳しくないんですけど、

―はい。

北條：実際あるみたいですよ。

―すごい、なんか。一般的な治療になってきてるんですね。

北條：ただその、やり方だったり、傷の位置っていうのは、ちょっと詳しく分からないんですけど、ご相談いただくのがいいと思います。

―ありがとうございます。それでは北條先生。

北條：はい。

―本日のまとめに移らせていただきます。女性化乳房の原因と種類についてお話ししていただいたのですが。本日のまとめをお願いいたします。

北條：はい。そうですね、女性化乳房というものがあるよということがまず一つと。胸がね膨らんでる方はそういうのがあるし。
ただ、膨らんでいる要因というのはいくつかあって、それに応じて治療というか、解決の方法もいくつか違いますよということでしたね。

―はい、ありがとうございます。今回のテーマですね、女性化乳房というすごく限局したテーマでしたが、いかがでしたでしょうか。

北條：いや、そういう風に悩んでらっしゃる方はいると思いますし、実際、僕が学生時代のことを思い出すと、同じ部活のなかにいたかなと思いますよ。

―おぉ、そういう風にまぁ、かなりの頻度でいらっしゃるんですね。

北條：かもしれないですね。あとね、胸がね、出てる要因として、漏斗胸っていって、ここの胸骨がへっこんでることもあるんですよ。

―あぁー。

北條：で、相対的に胸が出てるっていう風に、見えちゃう人もいるんですけど、それは別ですからね。

―そういったところの診断も含めて、一度、お悩みいただいている方はご相談に、気軽に来ていただけたらって感じですかね。

北條：はい。

―ありがとうございます。

このチャンネルでは、『脂肪吸引』や『脂肪注入』など、ボディデザインに関するさまざまな質問・疑問に、お答えしています。
聞いてみたいこと、質問してみたいことがありましたら、お気軽にコメント欄に投稿してみてください。
ボディデザインに関するさまざまなテーマで、毎日動画も更新していますので、ぜひチャンネル登録もよろしくお願いします。

―それでは先生。

北條：はい。

―本日もご視聴ありがとうございました。

北條：ありがとうございました。