脂肪吸引のデメリットとは?後悔しないために知っておくべき8つのこと
更新日:2026年7月31日
美しいスタイルを手に入れることができる脂肪吸引。しかし、なかには「思ったより効果がなかった…」と後悔する人もいます。
そこで今回は、後悔のない施術を受けるために知っておいていただきたい「脂肪吸引のメリットとデメリット」をまとめました。
また、そのデメリットを回避するクリニック選びのコツもご紹介しております。納得の行く脂肪吸引を受けるための材料としてお役立てください。
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<この記事でわかること>
1.脂肪吸引のデメリットとは?受ける前に知っておきたい5つの注意点
2.脂肪吸引のメリット
3.脂肪吸引がおすすめな人
4.脂肪吸引のデメリット・失敗リスクを最小限に抑えるための3つの対策
5.まとめ
脂肪吸引のデメリットとは?受ける前に知っておきたい5つの注意点

脂肪吸引を受ける前に知っておきたい、5つのデメリット・注意点を解説します。後悔しないためにも、デメリットを理解した上で施術を受けましょう。
1. 他の痩身治療(脂肪溶解注射など)と比較して費用が高い
脂肪吸引をはじめとする「美容整形手術」は、自由診療ですので、手術費用が高額になってしまいます。脂肪吸引のデメリットとして「費用の高さ」を一番に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
脂肪吸引の費用は、基本的には「各部位+麻酔代などの合計金額=脂肪吸引にかかる総額の費用」とお考えください。
以下の表をご覧いただくと分かる通り、お腹や太ももは吸引箇所が細かく分かれており、全体を吸引する場合と一部だけ吸引する場合で大きな価格差が生じます。
また、脂肪吸引と比較される痩身エステやパーソナルジム、脂肪溶解注射などは1度の料金が数万円台で抑えられるため、魅力に感じる方も多いはず。しかし、高い効果を得るには何度も通う必要があり、一度で効果が出るわけではない(=安価で済むとは限らない)ということを理解しておきましょう。
脂肪吸引の費用相場まとめ
| 部位 | 代表的な吸引範囲 | 費用相場 | 別途でかかる費用 |
|---|---|---|---|
| 顔回り | 頬・顎下 | 20〜50万円 | 麻酔、消耗品、アフターケアなどに必要な代金 |
| 二の腕回り | 二の腕・肩 | 20〜50万円 | 麻酔、消耗品、アフターケアなどに必要な代金 |
| お腹回り | 上腹部・側腹部・下腹部・胸下・腰 | 20〜120万円 | 麻酔、消耗品、アフターケアなどに必要な代金 |
| 太もも回り | 太もも前側・太もも内側・太もも外側 | 20〜120万円 | 麻酔、消耗品、アフターケアなどに必要な代金 |
2. 術後に必ずダウンタイム(痛み・内出血・むくみ・拘縮)が生じる
脂肪吸引は、手術を受けた直後に完成する施術ではありません。
もちろん手術翌日でも細くはなりますが、「ダウンタイム」と呼ばれる術後の回復期間があり、この期間中はむくみや内出血、痛みなどが生じます。
脂肪吸引のダウンタイムの主な原因は2つ。
ひとつは体が手術のダメージを受けているためです。カニューレを左右前後に動かしながら皮下脂肪を除去していく中で脂肪の周辺組織がダメージを受け、内出血や痛みなどが生じます。
もうひとつは、手術中の痛みや出血を抑えるために使用する麻酔液・止血剤(チュメセント液)の影響です。術後、水分として体内に残り、むくみや痛みの原因になります。
下記の表にて、脂肪吸引の主なダウンタイムの症状とピーク、落ち着く時期の目安をまとめました。
完成は半年後になりますが、代表的な症状である内出血や痛みは1〜2週間程度で落ち着きます。
脂肪吸引の主なダウンタイムまとめ
| 痛み | むくみ | 内出血 | 拘縮 | |
| 症状 | 強い筋肉痛のような痛み | 脂肪吸引によって余ったスペースに水分が溜まる ※患部が太く見えてしまう時期もある |
時間を経て、 青紫→黄色に変化 |
患部周辺の皮膚表面が凸凹したり、つっぱったりする ※術後2,3週間頃から出現 |
| ピークの時期 | 術後〜3日 | 術後〜1週間 | 2週間〜1ヶ月程度※吸引量が多いと長引きやすい | 術後1〜3ヶ月頃 ※吸引量によって時期に差が生じる※元々皮膚が薄い箇所は拘縮を感じやすい |
| 落ち着く時期 | 術後1週間程度 | 術後〜1週間 | 2週間程度※体質によって出やすい人とそうでない人がいる | 術後3〜6ヶ月 |
※ダウンタイムの時期は施術部位や吸引量、体質によって個人差があります。
3. 医師の技術不足による失敗リスク(凸凹・左右差・取りすぎ)がある
近年では脂肪吸引機器の性能も上がり、技術力の高いドクターが増えています。しかし、失敗のリスクがあるのも事実です。クリニックの扱う機器の性能やドクターの技術次第では、皮膚がたるむ・ボコボコになるといった失敗もあり得ます。
ここでは、他院修正にいらした患者様の一例をお見せしながら、失敗の原因を解説いたします。
よくある失敗1:バランスが不自然

隣接部位とのバランスが崩れ、ボディラインが不自然になってしまう失敗です。
上記の写真は、他院で太ももとお尻の脂肪吸引をされた方。太ももは細くはなったそうですが、お尻が大きく見えてしまっており、綺麗な仕上がりとは言えません。
これは術前のデザイン不足、脂肪をまんべんなく吸引できなかったことが原因です。
よくある失敗2:凸凹ができる

一部分の脂肪だけ取り残され、他の吸引箇所と差が生じて凸凹に見えるケースもあれば、脂肪の取り過ぎで皮膚が癒着し、表面が凸凹してしまうケースもあります。
この写真の方は、前者のケースです。お尻上部の外側(赤い矢印部分)の脂肪が過度に吸引されており、不自然な凹みが見られます。
よくある失敗3:皮膚がたるむ
脂肪の層や肌質を把握しないまま脂肪を吸引すると、皮膚が余り、たるんでしまうことがあります。
特に注意したいのが、皮膚が薄く、デリケートな太ももの内側。しっかり吸引すべき部分ですが、肌質を確認しながら脂肪吸引をしないと皮膚がたるんでしまいます。
よくある失敗4:段差が生じる

しっかり吸引された部分と取り残された部分が混在していると、その境目に不自然な凸凹・段差が生じてしまいます。当院の他院修正では、上腹部・胸下の脂肪が取り切れておらず、不自然な段差が見られるケースが多いです。
実際にこちらの写真の方は、肋骨上(胸下)の脂肪が吸引されておらず、お腹上部に不自然な段差ができていました。
よくある失敗5:お尻が垂れる
太ももの脂肪吸引をする際、「太もも後面とお尻の境目の脂肪をどうにかしたい」とお考えの方も多いと思います。
しかし、この部分はお尻を支える大切な役割を担っています。お尻が垂れてしまうリスクがあるので、過度な吸引は厳禁です。
4. 体重計の数値(体重)が大幅に減るわけではない
脂肪は水より軽いので、脂肪吸引を受けても体重が大幅に減少することはありません。
また、術後は一定期間むくみが生じるため、一時的に体重が増える患者様もいらっしゃいます。ただ、むくみが解消されれば体重も戻りますので、太るわけではありません。
脂肪吸引の後、毎日のように体重計に乗り、体重の増減で一喜一憂してしまう方も多いのですが、それらは一時的な変化です。
術後はダウンタイムの影響で不安になりやすい時期でもありますので、しばらくは体重計に乗らず、数値よりも見た目の変化を感じていただければと思います。
5. カニューレ(吸引管)の挿入による傷跡が残る可能性がある

脂肪吸引はカニューレを使って行う施術です。そのカニューレを挿入するために皮膚を切開する必要があり、傷跡として残る可能性があります。
脂肪吸引の傷跡が大きく目立つと、周囲にバレる原因になる上、好きなファッションを楽しむことができなくなってしまうことも。
脂肪吸引をする前は「細くなるなら傷はどこでも良い」と、お考えになる方も多いのですが、実際の写真を見ていただくと、傷の位置・大きさの重要性をご理解いただけるはずです。
脂肪吸引のメリット

脂肪吸引はデメリットだけではなく、以下のようなメリットがあります。
痩身効果が高い
脂肪吸引は、皮下脂肪を物理的に除去する手術です。当たり前ですが「除去した脂肪の分だけ細くなる」わけですから、ダイエットや痩身エステと比較しても、確実に細くなる方法と言えます。
ダイエットでは落ちなかった脂肪を落とせる
脂肪は一つの塊ではなく、いくつもの脂肪細胞が集まってできています。このひとつひとつの細胞が大きくなれば太り、小さくなれば痩せるという仕組みです。ダイエットでは、脂肪細胞はひとつひとつが膨らんだりしぼんだりしますので、どこか一部位の脂肪細胞だけを小さくするのが難しいと言えます。
その点、脂肪吸引は一部分の皮下脂肪を除去することができます。つまり脂肪吸引は、ダイエットではできなかった部分痩せができる方法なのです。
ダイエットと比較するとリバウンドしにくい
脂肪は、いくつもの脂肪細胞が集まってできているとお話ししました。
ダイエットをして痩せると、それぞれの脂肪細胞がしぼんで小さくなり、細くなります。しかし、脂肪細胞の数は変わりませんので、その後、暴飲暴食や運動不足が続けばまたすぐに脂肪細胞が膨らみ、太ってしまいます。これがリバウンドのメカニズムです。
一方の脂肪吸引は、脂肪細胞を物理的に除去します。言い換えれば「脂肪細胞の数自体を減らす」ということ。仮に脂肪細胞が大きくなったとしても、脂肪の母数が少なくなっているため、脂肪吸引をした部位はリバウンドしにくいのです。
脂肪吸引がおすすめな人
脂肪吸引は、以下のようなお悩みを抱えている方に特におすすめの施術です。
ご自身に当てはまるかどうか、ぜひチェックしてみてください。
脂肪吸引がおすすめな人①リバウンドしたくない人
「ダイエットで一度は痩せたのに、すぐ元に戻ってしまった」という経験がある方は多いのではないでしょうか。
前述の通り、ダイエットで痩せても脂肪細胞の数は変わらず、それぞれの細胞が萎むだけです。従って、食生活が乱れると脂肪細胞が再び膨らみ、すぐにリバウンドしてしまいます。
一方の脂肪吸引は脂肪細胞そのものを除去するため、ダイエットのように「また太るかも」という不安がつきまといません。一度施術を受ければ、吸引した部位はリバウンドしにくい状態が続きます。
「もうリバウンドに振り回されたくない」とお悩みの方にこそ、脂肪吸引は根本的な解決策になり得ます。
脂肪吸引がおすすめな人②部分痩せしたい人
体重は標準的、または痩せ型でも、二重顎や下腹部、二の腕のはみ肉といった「特定の部位だけが気になる」という方は多くいらっしゃいます。実は、ダイエットでは部分痩せは期待できません。食事制限や運動で体重を落としても、どの部位の脂肪が落ちるかはコントロールできないからです。
その点、脂肪吸引は気になる部位の皮下脂肪をピンポイントで除去することができます。実際、当院の患者様でも体重的には痩せているものの、「ここの脂肪が気になる」というお悩みで脂肪吸引を選択されています。
脂肪吸引がおすすめな人③短期間で結果を出したい人
脂肪吸引は「結婚式まであと3ヶ月」「夏までに細くなりたい」など、タイムリミットが決まっている方にもおすすめです。
脂肪吸引とよく比較されるダイエットや痩身エステは継続して通い続ける必要があり、目に見える効果が出るまでに時間がかかります。一方、脂肪吸引は一度の施術で脂肪細胞を物理的に除去するため、ダウンタイムを経た後には確実な変化を実感できます。
短期間で理想のボディラインに近づきたい方にとって、脂肪吸引は効率的な方法と言えるでしょう。
脂肪吸引のデメリット・失敗リスクを最小限に抑えるための3つの対策

デメリットを知って「脂肪吸引は止めておこうかな……」とお考えになった方もいるかもしれませんが、その必要はありません。なぜなら、対策次第でデメリット・リスクを抑えることができるからです。
ここでは脂肪吸引のデメリットを回避する対策チェックポイントを3つご説明します。
ドクター自身が使い慣れた機器を使用しているか確認する
脂肪吸引は使用する機器の種類によって吸引方法が異なり、体の負担も大きく変わります。
そう聞くと機器の性能に目が行きがちですが、最も大切なのは「ドクター自身がその機器を使いこなせるか」という点です。
使い慣れているのかどうかを見極めるために、そのドクターが担当した症例写真をチェックしましょう。施術名・使用機器の記載があるので、その機器でどれほどの脂肪吸引を経験しているのかチェックしてみてください。
カウンセリングで「脂肪吸引の機器は何を使っていますか?」「その機器の症例件数はどれくらいですか?」と聞くのもひとつです。
傷跡やダウンタイムを軽減するアフターケアがあるか確認する
脂肪吸引は外科手術ですので、傷跡やダウンタイムをなくすことはできませんが、術後のケア、手術の工夫次第で軽減することはできます。
最近は麻酔液の絞り出しや翌日縫合など、アフターケアを行うクリニックが増えてきました。
まずは気になるクリニックのホームページやドクターのSNSをチェックし、アフターケアの有無を確認しましょう。
例えば、傷は体のシワや下着で隠れる場所に作ります。大きさは3ミリ程度で数も最小限です。
ダウンタイムに関しては、術後に2度にわたる麻酔液の絞り出しや、翌日縫合などのアフターケアを行い、腫れやむくみ、痛みを最小限に抑えます。
直近の症例実績があり、カウンセリングが丁寧な医師を指名する
症例数は「ドクターの技術力」を示しているといっても過言ではありません。症例数が多いほど経験も豊富ですので、脂肪吸引の技術が高く、失敗リスクも回避できる可能性が高いと考えられます。
ただし、症例数が多くても、数年前の症例では意味がありません。症例チェックの際は更新頻度に目を向け、直近の日付があるか確認しましょう。
また、技術力が高くても、カウンセリングが異常に短い場合は要注意です。ドクターと患者様の間でコミュニケーションが取れていない状態で施術を受けても、聞きたいことが聞けず、後悔につながる可能性があるからです。
そうならないためにも、気になるドクターがいたらカウンセリングに行ってみて、納得がいくまでお話ししてみてください。その場で施術を決める必要はありません。
また、カウンセリングは患者様とコミュニケーションを取る大切な時間です。十分な時間を確保し、仕上がりのイメージを患者様と共有しながら、術後のギャップを生まれにくくする工夫をしています。
まとめ:脂肪吸引のデメリットはある程度回避できる
脂肪吸引のメリット、デメリットとクリニック選びのポイントをご紹介しました。脂肪吸引をお考えの方にとって、参考になれば幸いです。
この記事でもお話しした通り、脂肪吸引のデメリットを回避するにはクリニック・ドクター選びが重要で、脂肪吸引の成功はここにかかっていると言っても過言ではありません。
下記の動画では、脂肪吸引クリニック検討中の必ず知っていてほしい4つのポイントについて、長野院長が詳しく解説しています。よろしければ参考にしてみてください。
この記事の監修医師

モッズクリニック 院長長野 寛史
患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。
経歴
- 1982年岩手県生まれ
- 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
亀田総合病院 入職 - 2008年東京慈恵会医科大学 入職
- 2012年THE CLINIC 入職
- 2013年THE CLINI 福岡院 就任
- 2015年THE CLINIC 東京院 就任
- 2016年モッズクリニック 開院
所属学会・資格
- 日本美容外科学会会員
- コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
- VASER Lipo認定医
- VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医