ベイザー脂肪吸引の術後経過とダウンタイム軽減のポイント
公開日:2020.07.13 17:38
ベイザー脂肪吸引を受けた後、ダウンタイムではさまざまな症状が現れます。ネット上の記事やSNSでは「ダウンタイムの症状が辛すぎる」といったネガティブな情報も多く見られ、不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際に当院でベイザー脂肪吸引の手術を受けた方から、「思ったほど辛くなかった」と言っていただくことも少なくありません。その多くの方が、翌日から仕事復帰されています。
そこで今回は、ベイザー脂肪吸引の術後経過と、日常生活にいち早く戻るためのダウンタイム軽減法をご紹介します。仕事復帰時期の目安や傷跡についてもお伝えしますので、「術後の経過をシミュレーションしたい」という方は、ぜひこの記事をお役立てください。
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<この記事でわかること>
1. ベイザー脂肪吸引の手術直後→術後半年までの経過
2. ベイザー脂肪吸引術後の仕事復帰はいつ?
3. 傷跡はいつ消える?どれくらいの大きさ?
4. 術後の生活に取り入れたい、ダウンタイム軽減のポイント
5. 術後の経過で不安なことがあれば、クリニックに相談を
ベイザー脂肪吸引の手術直後→術後半年までの経過
ベイザー脂肪吸引の手術では、元々あった皮下脂肪を除去するため、体がダメージを受けます。このダメージが回復していく時期を「ダウンタイム」と呼び、この間にさまざまな症状が現れます。
ここでは、ベイザー脂肪吸引の手術直後から完成時期である術後半年までの経過を、症例写真とともにご紹介します。
手術直後
手術直後には、「腫れ」と「むくみ」の症状が現れます。
腫れは手術によるダメージが原因で、患部が炎症を起こしている状態です。腫れのピークは術後3日程で、1~2週間を目安に引いていきます。
むくみは、手術で使用した麻酔液が体内に残っていたり、元々皮下脂肪のあったスペースにリンパ液や血液が溜まったりすることで起こります。
また、脂肪吸引の術後は血液の巡りが悪くなり、水分代謝が落ちやすい状態です。 むくみやすい状態になっていますので、積極的に水分を補給しましょう。
そんなむくみのピークは術後1週間頃で、脂肪箇所や体質によって差はありますが、1~3ヶ月ほどで引いていきます。
ちなみに、手術直後は麻酔が効いているので、痛みを感じることはほとんどありません。
術後翌日
【引用:背中の脂肪吸引 翌日の様子/長野寛史オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事があ りましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円
【引用:二の腕・肩 翌日の内出血の様子/長野寛史オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事があ りましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●二の腕(両腕)200,000円
ベイザー脂肪吸引の術後翌日には、「腫れ」「むくみ」に加えて、「痛み」と「内出血」が現れます。
腫れとむくみについては先ほどご説明しましたので、痛みと内出血の症状について説明します。
ベイザー脂肪吸引の術後、痛みを感じるのは翌日からです。実は、術直後は麻酔が効いているため、あまり痛みは感じないのです。翌日から感じる痛みの感覚でよく例えられるのが、“強めの筋肉痛”。通常、1週間程度で引いていきます。
なお、痛みのレベルは吸引箇所にもよりますが、吸引量が多いほど痛みが強く出る傾向にあります。
続いては、内出血について。
内出血は、手術中や術後に出た血液が皮膚表面へ移動するために起こるものです。最初はびっくりするかもしれませんが、圧迫固定をすることで止血効果を高めます。2週間ほどで消えていきますので、ご安心ください。
術後1週間
【引用:二の腕の脂肪吸引 1週間後の内出血の状態/長野寛史オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事があ りましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●二の腕(両腕)200,000円
術後1週間が経つと、「痛み」と「腫れ」が落ち着きます。一方、「むくみ」の症状はこの頃にピークを迎え、内出血もまだ出ています。
内出血に関しては、色が徐々に薄く、黄色くなっていく時期です。脂肪吸引の部位や吸引する量によって消える時期は異なりますが、この頃には落ち着く兆しが見えてくるでしょう。
術後1ヶ月
【引用:お腹の脂肪吸引 1ヶ月経過/長野寛史オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波という超音波により脂肪組織を遊離させ、その後刃のない「カニューレ」という専用の器具で脂肪細胞を吸引除去する。吸引後の線維組織には元に戻ろうとする作用が働き、皮膚はキレイに収縮し引き締まる。
副作用・リスク:術後には内出血や浮腫み、硬縮(皮膚のツッパリ感)、疼痛などが出現します。その他にも何か経過で不安を感じた場合はすぐにご連絡ください。
施術の価格:●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円
術後1ヶ月になると、部位にもよりますが「むくみ」の症状はだいぶ治まってきます。これに加えて、この頃から「拘縮(こうしゅく)」が出始めます。
拘縮とは、手術で皮下脂肪が除去されたことによってできた空洞を埋めるため、皮膚組織同士がくっつこうとしている、体の正常反応です。
皮膚の表面がでこぼこしたり、つっぱった感じがしたりするのですが、これは失敗ではありません。皮膚が引き締まる過程で起こっているので、拘縮が治まるにつれて細くなっていくとお考えください。
症状が強く出やすい部位は、吸引する脂肪の量が多い太ももやお腹。術後3ヶ月~半年を目安に落ち着きます。
術後3ヶ月
【引用:背中の脂肪吸引 3ヶ月経過/長野寛史オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波という超音波により脂肪組織を遊離させ、その後刃のない「カニューレ」という専用の器具で脂肪細胞を吸引除去する。吸引後の線維組織には元に戻ろうとする作用が働き、皮膚はキレイに収縮し引き締まる。
副作用・リスク:術後には内出血や浮腫み、硬縮(皮膚のツッパリ感)、疼痛などが出現します。その他にも何か経過で不安を感じた場合はすぐにご連絡ください。
施術の価格:●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円
術後3ヶ月にもなると、「むくみ」が消え、残る症状は「拘縮」のみです。この頃にはかなり回復しており、脂肪吸引した部分がより引き締まっていく“完成に向かう時期”です。
顔や二の腕など、吸引する脂肪の量が少ない部位では、術後3~4ヶ月程度でほとんど完成に近い状態になります。
術後6ヶ月
【引用:太ももの脂肪吸引 半年経過/長野寛史オフィシャルブログ】
施術の説明:ベイザー波という超音波により脂肪組織を遊離させ、その後刃のない「カニューレ」という専用の器具で脂肪細胞を吸引除去する。吸引後の線維組織には元に戻ろうとする作用が働き、皮膚はキレイに収縮し引き締まる。
副作用・リスク:術後には内出血や浮腫み、硬縮(皮膚のツッパリ感)、疼痛などが出現します。その他にも何か経過で不安を感じた場合はすぐにご連絡ください。
施術の価格:●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円
術後6ヶ月には「拘縮」が完全に治まり、完成となります。
ベイザー脂肪吸引術後の仕事復帰はいつ?
ベイザー脂肪吸引を受けたいけれど、なかなか踏み出せない方のなかには、「手術を受けるとしばらく仕事を休まなければいけないかもしれない」という不安も一つの要因となっているのではないでしょうか。
ここでは、仕事復帰の時期の目安をご紹介します。
デスクワークの人は手術翌日~術後3日が多い
あまり体を動かさないデスクワークの方は、早くて手術翌日、遅くても術後3日頃には仕事復帰が可能です。特に顔や二の腕など吸引量が少ない部位の場合、比較的早く仕事復帰ができます。
なお、太ももの脂肪吸引の場合は普段よりも移動に時間がかかってしまいますので、仕事に行く際はいつもより早めに家を出るなどの工夫が必要です。
時間に余裕を持って行動しましょう。
営業職、接客業の人は術後2~3日が多い
当院の場合、営業職や接客業など、体を動かす職種の方でも術後2~3日で仕事復帰されるケースがほとんどです。
少し前では、脂肪吸引の手術の後は1週間~10日ほどは仕事を休むのが一般的な目安とされていました。しかし、動かなさすぎるのもむくみの原因となってしまいますので、無理のない範囲で動くことが重要です。
傷跡はいつ消える?どれくらいの大きさ?
ベイザー脂肪吸引に限らず、脂肪吸引の手術では、カニューレという細い管を体に挿入し、脂肪を吸引していきます。このカニューレを挿入する際、皮膚を少し切開するのですが、それが傷跡となります。
術後半年ほどで目立たなくなる
この傷跡は、基本半年ほどで目立たなくなります。ただし、患者様の体質によっては傷跡が残ってしまったり、なかにはその傷が瘢痕化したりする方もいらっしゃいますので、その場合は薬などで症状改善を図ります。
傷跡の大きさはクリニックによる
傷跡の大きさはクリニックによって異なりますが、当院の場合は3ミリ程です。
せっかく美しいスタイルを手に入れようと脂肪吸引の手術を受けても、傷跡が目立ってしまっては意味がありませんよね。ですから、当院は「傷跡は目立たない箇所に、小さく作るべき」と考えています。
もちろん、大きさだけでなく位置にもこだわり、体のしわや下着で隠れる箇所を選択するのが基本です。
術後の生活に取り入れたい、ダウンタイム軽減のポイント
ダウンタイムの症状を軽減するために術前からできることは、体の負担が少ない機器を選び、技術力の高い医師に担当してもらうことです。手術を受けた後は、ご自身のケア次第でも症状を軽減することができます。
ここでは、ダウンタイム期間中に意識しておきたい、症状を軽減するポイントをご紹介します。以下で共通するのは、「血行促進」と「むくみ予防」です。
適度に動く
ダウンタイム中は腫れや痛み、むくみなどで体がだるく、動くのがツライと感じる方も多いです。しかし、あまりにも動かないと余計にむくみが蓄積してしまい、回復が遅くなってしまいます。
もちろん、無理に動く必要はありませんが、術後3週間以降はマッサージやストレッチを始めるなどして適度に体を動かすようにしましょう。
水分補給
ベイザー脂肪吸引に限らず、脂肪吸引の手術後は、体の水分代謝が落ちている状態です。体の水分量が少なくなると、体は水分を溜め込み、むくみの原因になってしまいます。
ですので、術後は積極的に水分補給を行ない、余分な水分の排出を促しましょう。
湯船に浸かる
傷口を縫合し、抜糸が終わってからは、積極的に湯船に浸かることを心がけましょう。体を温めることで血行を促進し、内出血やむくみ、拘縮の緩和につながります。
着圧着をつける
着圧着は、むくみや内出血の緩和に効果があります。患部をしっかりと圧迫することで止血効果があり、体内に血液が溜まってしまうのを防ぎます。特に、太ももやふくらはぎといった下半身はむくみが停滞しやすいため、きちんと着圧を続けていきましょう。
もしむくみがひどいようなら、術後1ヶ月以降も着用すると良いです。
無理をする必要はありませんが、できる範囲で少しずつ頑張りましょう。
術後の経過で不安なことがあれば、クリニックに相談を
ベイザー脂肪吸引の術後経過や、いち早く日常に戻るためのダウンタイム症状軽減のポイントについてお伝えしました。
「脂肪吸引=ダウンタイム辛い!」というイメージが先行して、手術に踏み出せないという方も多いかと思いますが、早い方ではデスクワークの方で翌日から、営業職や接客業の方は術後2~3日で仕事に復帰されるほどです。
術後の経過やダウンタイムの症状は、ケア次第で回復を早めることも可能ですので、きちんと術後のケアを心がけましょう。
また、何か不安なことがあれば、すぐにクリニックに相談するようにしてください。
当院は、ダウンタイムの症状の軽減と傷跡を目立たせないための工夫に力を入れています。ベイザー脂肪吸引について興味を持たれた方は、まずはお気軽に当院へご相談ください。
この記事の監修医師
モッズクリニック 院長長野 寛史
患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。
経歴
- 1982年岩手県生まれ
- 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
亀田総合病院 入職 - 2008年東京慈恵会医科大学 入職
- 2012年THE CLINIC 入職
- 2013年THE CLINI 福岡院 就任
- 2015年THE CLINIC 東京院 就任
- 2016年モッズクリニック 開院
所属学会・資格
- 日本美容外科学会会員
- コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
- VASER Lipo認定医
- VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医
詳しくは後ほどお話ししますので、そちらもよくご確認ください。