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脂肪吸引

数値だけで決めるのは危険!? 脂肪吸引量3000ccと5000ccの効果の差とは

脂肪吸引を検討している方の中で、「自分は何㏄の脂肪が取れるのか」と考えたことがある方は多いのではないでしょうか。
私は脂肪吸引のカウンセリング中、患者様から「平均何cc取れますか?」と聞かれることが多々あるのですが、脂肪のつき方や体重によって限界量が変わるため、明確な平均量はないと考えています。当然ですが、体重が50kgの方と80kgの方では取れる脂肪に差が生じますよね。むしろ、それよりももっと重要視していただきたいポイントがあります。

この記事では、吸引量の違いによる効果の差や数字(吸引量)だけを見るべきではない理由を詳しく解説します。

<この記事でわかること>
1. 脂肪吸引量による効果の違い
2. カウンセリング前に必見! 吸引量よりも大切なこと
3. こんなに取ったのに脂肪吸引の効果が見られない? 術前に知っておきたい基礎知識
4. まとめ

脂肪吸引量による効果の違い

冒頭の通り、脂肪の吸引量だけで「細くなる・ならない」の結果を測ることはできません。
とは言え、「吸引量が多い方が細くなる」と考えるのも当然のことと思います。今回は腹部の脂肪吸引の吸引量3000ccの方と5000ccの方の症例をご紹介しますので、比較してみてください。

脂肪吸引量 約3000ccの効果

腹部全体・胸下・腰のベイザー脂肪吸引で、2900ccの脂肪を除去しました。
元々それほど太っているわけではありませんでしたが、脂肪吸引によってくびれができ、引き締まったボディラインに仕上がっているのが分かります。

お腹の脂肪吸引で3000cc吸引した方(術前)お腹の脂肪吸引で3000cc吸引した方(術後6ヶ月)

みんなで目指そう!峰不二子♡お腹全体、胸下、腰の脂肪吸引半年後/ボァイエ真希子 オフィシャルブログ】
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。 副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。 施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円

脂肪吸引量 5000ccの効果

腹部全体と胸下、腰から脂肪を除去し、5000cc以上の脂肪を除去した方です。写真右の術後1ヶ月の状態をご覧ください。お腹がかなり変化しているのが見てとれます。
この方は吸引量が多い分、拘縮の程度がやや強く、若干の色むらも残っていますが、時間の経過とともに良くなります。

お腹の脂肪吸引で5000cc吸引した方(術前)お腹の脂肪吸引で5000cc吸引した方(術後1ヶ月)

腹部 脂肪吸引 1か月経過/長野寛史 オフィシャルブログ】
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。 副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。 施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円

効果の高さは 脂肪吸引量3000cc < 5000cc?

上でご紹介した2つの症例を比較してみましょう。
お腹の脂肪吸引で3000cc吸引した方(術前)お腹の脂肪吸引で3000cc吸引した方(術後6ヶ月) お腹の脂肪吸引で5000cc吸引した方(術後1ヶ月)お腹の脂肪吸引で5000cc吸引した方(術前)
いかがでしょう。3000ccと5000cc、いずれも十分な効果が見られていますよね。3000ccの症例に「まだ取り残しがある」といった印象もありません。

脂肪吸引というのは、その人に適した脂肪量を除去し、ボディラインを整える施術ですから、吸引量はあくまでも目安でしかありません。吸引量が多ければ多いほど成功するわけではないということもご理解ください。
したがって「◯◯ccは少ない、多い」といった数字だけで結果の良し悪しを測ることは困難と言えます。

カウンセリング前に必見! 吸引量よりも大切なこと

脂肪吸引は、数字(吸引量)が最終的な結果に直結するわけではないので、数字よりも見た目の仕上がりを重視すべきです。
その仕上がりのために欠かせないのが、脂肪吸引機器の種類とドクターの技術力です。

脂肪吸引機器の種類

一口に脂肪吸引と言っても様々な機器があり、比較的新しい吸引機器は性能が高いものが名を連ねています。
当院では、体の負担を抑えつつ、最大90%の皮下脂肪を除去できる機器「ベイザーリポ」を使用しています。術後の皮膚が綺麗に収縮するという特徴もあり、ダウンタイムも最小限。患者様にとって最もメリットがある方法と考え、当院ではこれしか使用しません。

なお、古い脂肪吸引機器は手術中の出血量が多く、その分体もダメージを受けます。もちろんダウンタイムは長引く傾向にあり、脂肪の除去率もさほど多くありませんでした(出血が多いと手術時間が限られてしまうため)。
さらには、施術で線維組織を断裂することによって、皮膚のたるみが出るケースもあります。

ドクターの技術力(デザイン/吸引技術)

脂肪吸引の成功には、ドクターの技術力が必要不可欠となります。ここで言う「技術力」とは、単に脂肪吸引のテクニックだけではなく「デザイン力」も備わっていることが条件です。

手術時は吸引部分が自然になるよう、医師は術前に「どの部分から・どの深さの脂肪を・どのくらいの量吸引するか」など、繊細なデザインを行います。手術はこのデザインを元に行いますから、デザイン力がなければ完成度にも影響してしまうのです。

また、逆にデザイン力が高くても、その通りに吸引する技術がなければ完成度は下がります。
適切な量の脂肪を除去し、美しいボディラインを作り上げるには、デザイン力と吸引技術、双方が揃った医師でなければ実現できないのです。

こんなに取ったのに脂肪吸引の効果が見られない? 術前に知っておきたい基礎知識

たまに「せっかく脂肪吸引をしたのに効果が見られない」と感じる方もいますが、なかには誤解のケースもありますので、あらかじめお話ししておきます。
脂肪吸引の基礎知識として知っておいて損はないので、参考にしてみてください。

脂肪吸引で体重は激減しない

脂肪を吸引すれば体重も大幅に減ると思われがちですが、実はさほど変わりません。というのも、皮下脂肪は水よりも軽い物質ですから、5000ccの脂肪を吸引すれば5kg減るわけではないのです。
むしろ、術後のむくみによって水分が体内に留まり、一時的に体重が増える方もいらっしゃいます。これは時間とともに治まり、体重も戻りますのでご安心ください。

脂肪吸引は体重を落とす手術ではなく、見た目を綺麗にする手術です。体重に惑わされないように注意して、見た目の変化を実感していただければと思います。

あえて吸引しない脂肪もある

脂肪吸引は、隣接部位とのバランスを考えて施術するのが一般的です。なかには、取ってはいけない脂肪もあります。例えば頬骨周辺、お尻の内側にある脂肪など。当院では顔がコケる、お尻の形が不自然になるといった理由から吸引しません。
ですから、現在つまめる脂肪が必ずしも脂肪吸引で取れるとは限りません。効果がないのではなく、仕上がりを美しくするという点から、あえて吸引しない箇所もあるということをご理解ください。

ダウンタイム中はむくみや腫れで太ってみえる場合もある

これは皆様ご存知かと思いますが、脂肪吸引後は必ずダウンタイムがあります。

具体的な症状は、内出血、腫れ、むくみ、痛み、拘縮(こうしゅく)です。その中でも腫れやむくみがピークの時期は太くなったように見えてしまうことがあり、先ほどもお話しした通り、体重も一時的に増えます。
しかし、腫れやむくみは時間の経過とともに落ち着いていきますので、過度に心配する必要はありません。症状が落ち着く術後1ヶ月までには痩身効果を実感していただけます。

まとめ

本記事は、脂肪吸引の吸引量にフォーカスを当てた内容でお送りしました。

どうせ脂肪吸引をするなら多くの脂肪が取れた方が良いとお考えの方も多いでしょう。実際「限界まで取ってください」と仰る患者様も少なくありません。
しかしながら、脂肪吸引は脂肪を取る施術ではなく、綺麗なスタイルを作る施術。なるべく多くの脂肪を取ることに重きを置くと、皮膚がたるんだり、デコボコした仕上がりになることも…。見た目の美しさを損なう結果になりかねません。
かと言って吸引量が少な過ぎるのも問題ですから、仕上がりの美しさを第一に考えた上で、なるべく多くの脂肪を吸引していくことが効果を最大限に引き出すポイントと言えます。

現在脂肪吸引をお考えの方は、吸引量よりもご自身に似た体型の方の症例をご覧いただいた方が参考になるかと思います。当院の症例写真もよければ参考にしてみてください。
▶︎モッズクリニックの脂肪吸引の症例写真一覧

この記事の監修医師

長野寛史 院長

モッズクリニック 院長長野寛史 院長

患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。

経歴

  1. 1982年岩手県生まれ
  2. 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
    亀田総合病院 入職
  3. 2008年東京慈恵会医科大学 入職
  4. 2012年THE CLINIC 入職
  5. 2013年THE CLINI 福岡院 就任
  6. 2015年THE CLINIC 東京院 就任
  7. 2016年モッズクリニック 開院

所属学会・資格