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脂肪吸引

脂肪吸引とBMIはどういう関係がある? BMIが高いと施術できないのか?

「BMIが高いと脂肪吸引ができない」という話を聞いたことはありませんか? 実際、BMIが高い人の施術を最初からお断りしていたり、特別料金を設定していたりするクリニックもあります。
一方で、当院のようにBMIが高い人でも施術可能なクリニックもあります。ではなぜ、BMIが高いと脂肪吸引ができなかったり、特別料金がかかったりするのでしょう。
今回は、脂肪吸引とBMIの関係について、詳しくご紹介します。BMIが高いからと他院で施術を断られてしまった方や、脂肪吸引を諦めていた方はぜひこの記事をご覧ください。

<この記事でわかること>
1. BMIが高いと脂肪吸引は受けられない?
2. 【BMIが高い方必見】安全な脂肪吸引を受けるためのポイント
3. BMI値による脂肪吸引料金の違い
4. BMIごとの脂肪吸引効果
5. BMI値が高い方におすすめの脂肪吸引
6. 脂肪吸引とBMIの関係まとめ

BMIが高いと脂肪吸引は受けられない?

当院の場合、BMIが高い人の脂肪吸引も承っていますが、なぜ断られたり料金が高くなったりするクリニックがあるのでしょうか。
この章では、BMIについておさらいし、脂肪吸引を断られてしまう場合の基準や理由を解説します。

BMIとは

ダイエットを経験したことがある方なら、BMIという言葉は聞き慣れた言葉でしょう。
BMIとは、正式には「ボディマス指数」と呼ばれ、身長と体重から算出して、瘦せ型・標準体型・肥満など肥満度を表す指標です。

BMIは以下の計算式で算出します。

  • BMI…[体重(kg)]÷[身長(m)×身長(m)]
  • 適正体重…[身長(m)×身長(m)]×22

日本肥満学会の判定基準によるBMIの判定基準は、以下の通りです。

16未満:低体重(痩せ型)

16.00~16.99以下:低体重(痩せ型)

17.00~18.49以下:低体重(痩せ型)

18.50~24.99以下:普通体重

25.00~29.99以下:肥満(1度)

30.00~34.99以下:肥満(2度)

35.00~39.99以下:肥満(3度)

40.00以上:肥満(4度)

参考:https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228732

身長155cm、体重50kgの場合、BMI=50(kg)÷[1.55(m)×1.55(m)]≒20.8で、標準体重になります。ちなみに身長155cmの方の適正体重は、1.55(m)×1.55(m)=52.855(kg)です。
人によっては若干高めの数値に感じるかもしれませんが、これが「統計的に最も病気になりにくい体重」とされています。

脂肪吸引の適応判断

BMIが高い方が手術を断られたり、料金が高くなったりする理由は、肥満度が高い方はその分リスクが伴うからです。そのリスクを回避するために「安全に手術ができる基準」として、BMI値を適応判断の材料としているクリニックがあります。
ちなみに、BMI値で適応判断をしているクリニックの場合、一般的には「BMI値30(肥満2度)」を基準にしているクリニックが多いようです。

BMIが高いと脂肪吸引を断られる理由

BMIが高いと、脂肪吸引の手術時にどういったリスクがあるのでしょうか。理由も併せて見ていきましょう。

貧血や脱水のリスク

BMIが高い方でも、そうでなくても「一度の手術で吸引可能な脂肪の量」はクリニックによって定められています。
BMIが高い方は、当然皮下脂肪も多い傾向にありますので、通常は一度の手術で大量の脂肪を取ることはしません。術後に貧血や脱水症状などを引き起こす可能性があるからです。

点滴や麻酔管理が難しい

これは術者の技術面の問題ですが、肥満度が高い患者様の場合、皮下脂肪が多く、点滴の針が刺さりにくい点や、麻酔が効きにくいために管理が難しいという点があげられます。それを敬遠し、手術自体を断るクリニックもあるようです。

【BMIが高い方必見】安全な脂肪吸引を受けるためのポイント

この章では、安全に脂肪吸引を受けるポイントを解説します。ポイントは以下の3つです。それぞれ見ていきましょう。

施術を複数回に分ける

除去する脂肪の量にもよりますが、多くの脂肪を除去する場合、施術を複数回に分けることが必須です。前章でもお伝えした通り、一度の手術で多くの皮下脂肪を除去すると、脱水や貧血のリスクが高まります。吸引量が増えればその分手術時間も長引きますので、体への負担も大きくなります。
つまり、手術を複数回に分けることで脱水や貧血のリスクを回避します。安全な施術を行なうために必須とも言える条件です。

麻酔管理が上手なクリニックを選ぶ

BMIが高い方の場合、麻酔が効きにくく、標準体型の方よりも麻酔の量が増えてしまい、管理が難しくなります。
正しく麻酔管理を行えば問題なく手術はできますから、麻酔の管理体制が徹底されたクリニックを選べば安心でしょう。

専門性が高いクリニックを選ぶ

二重や鼻、脂肪吸引といった様々な施術に広く対応しているクリニックと脂肪吸引を専門的に扱うクリニックで症例数を比較すると、経験値の差は一目瞭然でしょう。
また、BMIが高い患者様の施術経験数に関しても、専門クリニックの方が経験している確率が高いと考えられます。

BMI値による脂肪吸引料金の違い

BMI値が高い方とそうでない方を比較した時、脂肪吸引の料金にはどのような違いがあるのでしょうか。
当院の場合、BMI値が高いために別途追加料金がかかることはありません。ただし、手術を複数回に分けて行うことが多いので、その点も含めて個別見積もりとさせていただいています。

なお、他院の場合は、当院同様に個別見積もりとしているクリニックもあれば、体脂肪率と体重から割増料金を算出しているクリニックもあります。

したがって、通常料金とBMIが高い方の場合の料金の違いを厳密に知るには、カウンセリングに行き、診察を受けた上で見積もりを出してもらう方法が確実です。

BMIごとの脂肪吸引効果

この章では、BMIごとの脂肪吸引の症例をご紹介します。

BMI30以上の場合

身長146cm、体重67kgの患者様で、BMIは31.43です。
BMI30以上の方は、手術前に体重のコントロールをして脂肪量を調整してからの方がリスクは下がりますが、当院ではそのままの状態でも手術可能です。ただし、かなり多くの脂肪が取れるため、拘縮などダウンタイムの症状も長引く傾向にあります。
また、安全性を確保するため、複数回に手術を分けて行うケースが多いです。
二の腕の脂肪吸引術前
太ももの脂肪吸引術前(BMI高めの方)太ももの脂肪吸引1ヶ月後(BMI高めの方)

BMIが高いため他院で断られてしまったモニター様1か月後/ボァイエ真希子 オフィシャルブログ】
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。 副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。 施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円●二の腕(両腕)220,000円 ●肩220,000円 ●二の腕+肩418,000円 ●太もも内側(両脚)220,000円 ●太もも外側(両脚)220,000円 ●太もも前面(両脚)220,000円 ●太もも全体605,000円 ●太もも全体+膝660,000円 ●太もも全体+お尻726,000円 ●太もも全体+膝+お尻825,000円

BMI25以上30以下の場合

身長156cm、体重68kg、BMI27.94、腰の脂肪吸引を受けられた患者様です。腰の段差が解消されたのがお分かりいただけるでしょう。まだ術後1ヶ月ですが、ここまで細くなり、これからさらに引き締まっていきます。
腰の脂肪吸引術前腰の脂肪吸引術後1ヶ月の経過写真

腰の脂肪吸引 術後1カ月の経過/北條誠至 オフィシャルブログ】
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。 副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。 施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円

BMI21〜25の場合

身長160cm、体重60kgのBMI23.43の患者様の症例です。腰回りがスッキリしてくびれが綺麗なラインに仕上がっているのが分かります。

■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。 副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。 施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円

BMI18〜21の場合

身長165cm、体重55kgの患者様でBMIは20.20です。適正体重がBMI22ですから、それよりも「少し痩せている」ということになります。
脂肪吸引は痩せている人が受ける施術ではないとお考えかもしれませんが、ダイエット目的とした施術ではありません。部分痩せができる施術ですので、BMIの数値が低めの方でも、部分的な脂肪が気になっていれば痩身効果が見込めます。
顔の脂肪吸引術前顔の脂肪吸引術後3ヶ月

お顔の脂肪吸引 術後3カ月の経過/北條誠至 オフィシャルブログ】
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。 副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。 施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●頬(両側)200,000円 ●顎下(二重あご)200,000円 ●頬+顎下320,000円

BMI18以下の場合

身長166cm、体重48kgの方で、BMIは17.41です。ご覧の通り、BMI18以下の痩せ型とされる方でも問題なく脂肪吸引ができます。
また、当院では脂肪注入による豊胸手術も行なっていますが、そういった方の中にはBMI値17といった、いわゆる「痩せ型」の方も多くいらっしゃいます。その場合でも、太ももや下腹部、二の腕から十分な脂肪を確保することが可能です。こちらの患者様も、脂肪豊胸のために脂肪吸引をされました。

太ももの脂肪吸引 術後3ヵ月の経過/北條誠至 オフィシャルブログ】
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。 副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。 施術の価格: 価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円 ●太もも内側(両脚)200,000円 ●太もも外側(両脚)200,000円 ●太もも前面(両脚)200,000円 ●太もも全体550,000円 ●太もも全体+膝600,000円 ●太もも全体+お尻660,000円 ●太もも全体+膝+お尻750,000円

BMI値が高い方におすすめの脂肪吸引

BMI値が高い方は、当院でも採用している「ベイザーリポ」という脂肪吸引機器がおすすめです。
ベイザーリポとは、特殊な超音波である「ベイザー波」を用いる脂肪吸引機器です。ベイザー波は脂肪細胞のみに影響し、照射すると脂肪は溶解・遊離して吸引しやすい状態に。これによって周りの組織を傷付けずに脂肪のみを除去することができます。

従来の脂肪吸引では、刃の付いたカニューレという吸引管を用いて、周辺組織から脂肪を削り取っていました。
その点、ベイザーリポは、脂肪を柔らかく吸引しやすい状態にし、刃のないカニューレで優しく吸引できます。

以下には、ベイザー脂肪吸引の特徴を挙げています。

  • 体への負担が少ない
  • ダウンタイムが短い
  • 脂肪除去率は最大90%
  • 術後の皮膚がたるまず、しっかり引き締まる

ベイザー脂肪吸引の詳細

脂肪吸引とBMIの関係まとめ

BMIが高い方の脂肪吸引施術の可否についてお話ししました。まとめると、「BMIが高くても安全に脂肪吸引施術をすることは可能だが、施術を断るクリニックもある。経験多数なクリニックはさほど多くない」ということです。
当院の場合、BMIと脂肪吸引の施術可否はあまり関係ないと考えています。というのも、BMIはあくまでも数値であり、脂肪や筋肉の付き方は人それぞれだからです。そのため、BMIでは「痩せ型」に該当される患者様の施術をすることも多々あります。
今回メインでお話ししてきたようなBMIが高い方の施術を行なう場合、一度お体の状態や既往歴などを伺ってからの判断にはなりますが、経験上、施術可能なケースが多いです。他院でお断りされた方の施術経験もありますので、お悩みの方がいらっしゃいましたら一度ご相談ください。実際のお体の状態を確認し、脂肪吸引をご希望の部位や吸引可能量、手術回数、具体的な手術のスケジュールなどをお話しできればと思います。

この記事の監修医師

長野寛史 院長

モッズクリニック 院長長野寛史 院長

患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。

経歴

  1. 1982年岩手県生まれ
  2. 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
    亀田総合病院 入職
  3. 2008年東京慈恵会医科大学 入職
  4. 2012年THE CLINIC 入職
  5. 2013年THE CLINI 福岡院 就任
  6. 2015年THE CLINIC 東京院 就任
  7. 2016年モッズクリニック 開院

所属学会・資格