韓国の豊胸手術は費用が安い?失敗しないため知っておくべきこと
2020.04.28 13:13
韓国は、世界的に見ても美容整形・豊胸手術が盛んな国のひとつです。近年では、韓国へ渡航して美容整形・豊胸手術を受ける日本人も増えています。しかし、いくら豊胸手術が盛んだからといって、国外の知らない街で手術を受けるのには大きな不安が伴いますよね。
また、韓国で豊胸手術を受けるためには、手術費に加えて、旅費など多くの費用が必要となります。多くの費用を払ってまで韓国で手術を受けるのですから、失敗しないようにしっかりと情報収集を行うことが重要です。
この記事では、豊胸手術に関する基礎知識や、韓国で豊胸手術を受けるときのメリット、デメリット、日本のクリニックとの違いなど「韓国の豊胸手術に失敗しないために知っておくべき7つのこと」をご紹介しています。
是非、この記事を読んで豊胸手術の知識を蓄え、満足のいくバストを手に入れてください。
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韓国の豊胸手術が人気な理由
日本人に韓国の豊胸手術が人気な理由は、大きく分けて3つあります。
①技術が高い
韓国は言わずと知れた整形大国です。美への意識が高く、両親からの進学や卒業祝いのプレゼントとして整形手術を受けることも珍しくありません。多くの方が整形手術を受ける文化から、クリニック数もかなり充実しています。その分症例数も多いので、経験豊富なドクターにお願いできる可能性が高いといえます。
②豊胸手術の費用が安いらしい
整形大国である韓国は、豊胸手術を行うクリニックが多いとお話ししましたが、そうなると必然的に価格競争が起こります。そのため、日本で同じ施術を受けるよりも安い費用で豊胸手術を受けられるとの噂を聞いたことがあります。
韓国の美容外科の豊胸費用に関しては「6. 韓国の豊胸手術で有名・人気な美容整形外科クリニックの費用感」の項目をご覧ください。
③整形に対して寛容
日本で整形手術・豊胸手術を受ける際に気になるのが、周囲にバレることではないでしょうか。「もし手術後に誰かに会ったらどうしよう……」と不安になることもありますが、韓国なら顔見知りに会う心配がありません。
さらに、整形や豊胸に対する意識も寛容なので、手術直後の姿で街を出歩くことも普通のようです。
韓国の豊胸手術で考えられる問題
韓国の豊胸手術は日本人からの人気が高く、症例も多くなっていますが、メリットばかりではないということを知っておかなければいけません。
①安全性・費用の問題
韓国は豊胸手術の値段が安い噂があるとお話ししましたが、Twitterでは「日本より安い」と「日本より高い」で意見が二極化しています。
韓国はかなりの美容外科先進国ってやつらしくてメイク感覚で整形し豊胸も安いらしい。確かにやたらアンチ・グラビティ・バスト(重力に逆らった胸)や、バスト・バッグ(乳袋)の方が多数見受けられた。韓国はおっぱい先進国といっても過言ではない。
— ターマイオニー・グレンジャー (@TermioneGranger) June 30, 2017
豊胸って日本の方が安いね…
韓国100万近くするわ…
日本なら安い所で30万ぐらいでシリコン入れれる…
日本ならいつでも入れれるからゆっくり考えよ〜🤣🤣— YUME♡♡👃🏻が2回炎症.輪郭2点RG再手術決定➛6月に変更 (@YUME51078778) January 31, 2019
🇰🇷🇯🇵豊胸(モティバを扱っているクリニックのみ)カウセレポ
韓国にもカウセ行きましたがたぶん日本でやると思います🐣
豊胸に関しては何故か日本の方が安い、、 pic.twitter.com/UXbhUTHjAk— 🌱🗑@モティバ豊胸DT (@n08_ikm_) January 22, 2019
クリニックによって設定されている費用に差があるのかもしれませんね。
どちらにせよ、安さだけでクリニックを選ぶことはかなりリスキーです。「安かろう悪かろう」ということわざがあるように、豊胸手術の値段が異常に安い=対応があまり良くないことが想定できます。
実際の費用についても調べたので、 「6.韓国の豊胸手術で有名・人気な美容整形外科クリニックの費用感」をご覧ください。
②言葉の問題
韓国で豊胸手術を受ける際に気をつけたいのが、言葉の壁。通訳がいない場合は細かい要望を伝えるのが難しいですし、カウンセリング中の会話が分からないことは不安になりますよね。これが結果的に「思っていた仕上がりと違う」という失敗につながる可能性があります。
③アフターケアの問題
豊胸手術は術後にマッサージが必要だったり、抜糸などアフターケアが必要だったりします。ですので、韓国にある程度滞在しなければなりません。
もちろん、日本のクリニックと提携していれば短期間の滞在で済む場合もありますが、できれば同じクリニックでアフターケアを受けたいもの。なかには適切なアフターケアが受けられずにトラブルを引き起こし、日本のクリニックで再手術を受けた方もいらっしゃいます。
④整形手術に対する意識(完成度)の問題
日本では整形手術・豊胸手術に対してどちらかというと「隠すもの・バレないようにするもの」という意識が根付いています。そのため、劇的な見た目の変化よりも、自然な仕上がりを求める患者さんも少なくありません。
一方、韓国では整形や豊胸手術は「バレても平気」という意識が強いように感じます。たとえ「元々のスタイルとはかけ離れていても見た目が美しくなれば成功」と考える医師もいるので、仕上がりのイメージは細かく伝える必要がありそうです。
韓国での豊胸手術に失敗しないためにできること
上記のデメリットを見て「やっぱり韓国で豊胸するのはやめよう」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、私はあるポイントを抑えておけば多くの失敗を防げると思います。そのポイントは、「安全性の確保」と「意思疎通ができること」のふたつ。この2点がうまくいけば、韓国の豊胸手術に満足できるのではないでしょうか。そのために豊胸ツアーや情報提供サイトを利用するのもひとつです。
美容整形・豊胸ツアーを利用する
韓国語が分からない方にとって、クリニック選びはかなり難しいと思います。そんな方にオススメしたいのが、専門のエージェントに依頼し、クリニック選びを手伝ってもらう方法です。
韓国の美容整形・豊胸ツアーとは、エージェントまたはエージェンシーと呼ばれる代理店が提供しているサービスで、クリニックの予約や通訳の手配、ホテルやクリニックの送迎などを代行してくれるものです。
依頼費用は多少かかりますが、膨大な数のクリニックの中から自分に合うクリニックを紹介してもらえ、通訳やホテルの手配などの面倒な手続きを請け負ってくれることを考えると、払う価値は十分にあると思います。
以下では、韓国の美容整形・豊胸ツアーで有名なエージェントをいくつかご紹介します。
ナビコリア
ナビコリアは、韓国政府から「外国人患者誘致医療機関」として認められているクリニックのみを厳選して提携しています。提携する病院からの手数料で運営されている会社なので、患者側の手数料は発生しません。
また、手術費用によっては、ナビコリア提携のゲストハウスや宿泊施設を無料で宿泊することができます。長期の滞在もできるので、ダウンタイムやアフターケア期間中も安心ですね。
その他、整形専門の通訳の立会いから空港、クリニックまでの無料送迎サービスなど、手厚いサービスを受けることができます。
HARU
ナビコリアと同じく、韓国政府から外国人医療誘致事業者として認められている会社です。数多くの病院やクリニックの中から、実績があり、評判の高いところだけを厳選して提携しています。
HARUが提供しているのは、通訳と手術費用に応じて無料になる宿泊施設や空港までの送迎サービスです。大韓航空、アシアナ航空の航空券の予約代行も可能ですが、他に希望する航空会社がある場合は、送迎サービスのみ受けることもできます。
クリニック予約に便利なサイトを利用する
最近では、クリニックに日本語の対応ができるスタッフが常駐している場合も多いので、その場合は通訳の手配は必要ありません。
また、手術費用によってはエージェントのサービス(宿泊施設無料や送迎サービス)が有料になり、かえって高くなる場合もあります。ですので、全ての方が必ずしもエージェントを利用する必要はないと思います。
もし、エージェントに依頼せず自分でクリニックを予約するのであれば「韓国旅行コネスト」を利用してみてはいかがでしょう。
「韓国旅行コネスト」は美容整形に限らず、グルメや観光スポット、エリア情報など、韓国の旅行時に役立つ情報を発信するサイトです。
日本語対応サイトなので、クリニックの特徴や予約方法、費用などもご自身で確認することができますよ。日本語対応可能なクリニック、豊胸手術が得意なクリニックを探してみるのも良いかもしれません。
エージェントや情報サイトを利用することで、ある程度のリスクは避けられそうですね。不安な方は一旦エージェントに相談してみて、費用感や対応を見て決めてみてはいかがでしょうか。
韓国で豊胸手術受ける場合に必要な費用
次に、韓国で豊胸手術を受ける場合の費用についてお話しします。韓国の場合、手術費用のほかに旅費や宿泊費用、エージェントや通訳の費用が必要です。
手術費用
豊胸手術の種類やクリニックによっても差がありますが、あまりにも安いクリニックはオススメできないので、80〜100万円は見積もっておくのが無難かと思います。
豊胸手術の種類は「5. 韓国で受けられる豊胸手術の種類」、実際の費用は「6. 韓国の豊胸手術で有名・人気な美容整形外科クリニックの費用感」で詳しくご紹介します。
旅費や宿泊費用
手術費用の他に考えておかなければならない費用として、韓国までの旅費や宿泊費用があります。
ちなみに、韓国の宿泊費はANAやJALといった日本の航空会社の場合、3~4万円が相場です。大韓航空やアシアナ航空などの韓国の航空会社では、2万8千~3万5千円程度が片道の相場。LCC航空では2万~2万5千円程度とさらに安く、1万円以上の差が出ることもあります。
また、韓国の宿泊費の相場は、1泊7千~1万円程度のようです。安いものでは1泊4千円程度で泊まれるホテルもあります。
※航空券や宿泊費は時間やシーズンによって変動するので、目安としてお考えください。
通訳やエージェントの仲介費用
もしクリニックが日本語対応不可だった場合は、医師との細かな意思疎通をはかるためにも、エージェントを通して通訳を手配しましょう。手数料は、エージェントによって無料だったり、数万円だったりします。
韓国で受けられる豊胸手術の種類
韓国で受けられる豊胸手術の種類は、主に「シリコンバッグ豊胸」「脂肪注入」の2種類です。
ここでは、それぞれの豊胸手術の特徴を詳しくご紹介しています。
シリコンバッグ豊胸
シリコンバッグを胸に入れてバストアップを測る方法です。
特徴<メリット・デメリット>
・メリット
シリコンバッグ豊胸の最大の特徴は、希望のバストサイズになれることです。シリコンバッグ(インプラント)には300ccや400ccなといったサイズがあり、希望のバストサイズに合わせてサイズを選択します。
また、サイズ以外にもモティバやベラジェルといった製品があり、その製品によって形状や触感が異なります。
・デメリット
人工物である以上、硬さや不自然さは否めません。なかには、体の拒絶反応でバッグの周りに分厚い膜(カプセル拘縮と言います)ができたり、バッグが破損したりすることもあります。そうなると、胸が硬くなったり、胸の形が変形したりすることも……。
今ではバッグの品質が向上し、拘縮ができにくい、破損しにくい、体の動きに順応するような製品も誕生しているのだとか。それでも人工物には変わりないので、術後はトラブル回避のためにも定期的に検診を受ける必要がありそうです。
脂肪注入豊胸
脂肪注入豊胸は、体(お腹や太ももなど)から採取した脂肪を加工し、バストに注入して豊胸する方法です。
特徴<メリット・デメリット>
・メリット
脂肪注入豊胸のメリットは、仕上がりが自然なこと、バストのボリュームアップとともに吸引箇所の痩身効果も期待できる点です。
自己組織を活用するので、人工物特有のトラブルはありません。シリコンバッグほどのボリュームアップは期待できませんが、自己組織なので触り心地が柔らかく、見た目も違和感がありません。
ちなみに脂肪注入豊胸には種類が様々あり、それぞれで脂肪の加工方法が異なります。日本のクリニックではピュアグラフト豊胸、コンデンスリッチ豊胸、セリューション豊胸を取り扱っていることが多いです。
・デメリット
脂肪を加工せずにそのまま注入したり、塊で注入したりすると、脂肪が壊死し、しこりができることがあります。
脂肪注入豊胸を希望される方は、カウンセリングのときに「脂肪に不純物が含まれていないか?」「塊ではなく分散して注入するか?」を必ず聞きましょう。
また、痩せていると脂肪採取ができず、手術適応外になる可能性があります。
【補足】フィラー豊胸(ヒアルロン酸・アクアフィリング)は受けられない?
私なりに色々調べたところ、フィラー豊胸(ヒアルロン酸・アクアフィリング・アクアリフト)を取り扱っているクリニックが見当たりませんでした。韓国ではヒアルロン酸豊胸を受けられない可能性がありそうですね。
ちなみに、日本のクリニックの多くは、ヒアルロン酸豊胸を取り扱っています。
特徴<メリット・デメリット>
・メリット
注射を使って注入する施術なので胸を切開する必要がなく、傷跡が残りません。手術後のダウンタイムもほとんどなく、その手軽から「プチ豊胸」とも呼ばれています。バストアップの程度は注入量にもよりますが、1~1.5カップが目安と言われています。
・デメリット
注入物は1〜2年程度で体内に吸収されるので、効果を持続させるためには繰り返し注入しなければなりません。
また、柔らかいイメージを持つ方も多いと思いますが、実は意外に硬いという方も少なくありません。豊胸に用いられるヒアルロン酸は、吸収スピードを遅くするために硬い材質のものを大量に使用しているからです(顔に用いるものは柔らかめの材質です)。
いずれは吸収されるので「手軽」と思われがちですが、炎症が起こって吸収されず、しこりとして残るケースも少なくありません。
注意点
ここ数年、韓国や日本でアクアフィリング・アクアリフトを用いた豊胸手術が人気を集めていました。しかし、現在は術後のトラブル(感染症やしこり)を訴える方が続出しています。原因は、アクアフィリング・アクアリフトに含まれる成分にあると考えられます。
そんな中、韓国乳房美容再建外科学会は「重大な懸念を表明し、長期安全性の十分な証拠が集積され検証されるまで、豊胸術目的に使用することに反対する」との表明を明らかにしました。これを受けて、日本美容外科学会も「アクアフィリングならびにアクアリフトを用いた豊胸術を推奨することはできない」と述べています。
韓国のクリニックでフィラー豊胸(ヒアルロン酸含む)の取り扱いがないのは、これが理由なのでは? と考えられます。
アクアフィリング・アクアリフト豊胸を検討されている方は、韓国でも日本でも受けないでください。もし、これらを勧めてくるようなクリニックがあれば、きちんと断ってくださいね。
また、ヒアルロン酸豊胸は日本のクリニックで受けられるものの、しこりや炎症などのトラブルが多数報告されています。プチ豊胸と呼ばれていますが、決してお試し感覚で受けられる豊胸ではありません。日本のクリニックでで受ける際は、リスクを踏まえた上で決断してくださいね。
<引用>
ポリアクリルアミド※1・フィラー使用についての注意
http://www.jsas.or.jp/g_document/aqua-filling.pdf
・大幅にバストアップしたい方、痩せている方→シリコンバッグ豊胸
・柔らかくて自然な胸にしたい方、バレたくない方、太ももやお腹の脂肪が気になる方→脂肪注入豊胸
韓国の豊胸手術で有名・人気な美容整形外科クリニックの費用感
続いて、韓国の美容外科クリニックの豊胸手術の費用を見てみましょう。こちらでは、調べて出てきた2つのクリニックをご紹介しています。
id美容外科
id美容外科は、韓国政府からの認証を受けている医療機関です。規模が大きく、豊胸手術以外にもさまざまな美容整形が可能なほか、歯科や内科、外科など8つの専門診療科目を抱えています。
有名なエージェントとも提携しており、日本人患者も積極的に受け入れているようです。日本語の対応も可能なので、通訳は必要ありません。
費用
手術内容 | 費用 |
---|---|
モティバ(Motiva)豊胸 | 約131万円(1500万ウォン) |
豊胸術(ラウンド型) | 約88万円(1000万ウォン) |
豊胸術(アナトミカル型) | 約97万円(1100万ウォン) |
マイクロテクスチャー | 約114万円(1300万ウォン) |
ハイブリッド豊胸術(シリコンバッグ+谷間脂肪注入) | シリコンバック費用+約35万円(シリコンバッグ+400万ウォン) |
胸全体脂肪注入 | 約97万円(1100万ウォン) |
※1ウォン0.8円で算出
NANA美容外科
NANA美容外科は豊胸、輪郭、目や鼻の整形など各分野の専門医が集まる大型美容クリニックです。特に院長は豊胸手術を専門としており、3,000件以上の手術経験があるとのこと。豊胸専門の女性ドクターもいるので、男性に胸を見せることに抵抗がある方も安心して相談できる環境が整っているようです。日本語スタッフも常駐しており、外国人患者サポート体制も整っています。
費用
手術内容 | 費用 |
---|---|
モティバ(Motiva)豊胸 | 約140万円(1600万ウォン) |
アラガン・インスパイラ豊胸術 | 約123万円(1400万ウォン) |
ベラジェル(Micro Texture)豊胸術 | 約123万円(1400万ウォン) |
胸脂肪移植+幹細胞 | 約123万円(1400万ウォン) |
※1ウォン0.8円で算出
また、上記のクリニックはバッグの種類が豊富で、ホームページでもシリコンバッグ豊胸を全面に押し出している印象がありました。
このことからも、脂肪注入法よりもシリコンバッグ法を推奨していることが推測できます。一方の日本は、脂肪注入を推奨するクリニックが多い傾向にあります。「大きさよりも自然な感触、見た目」「人工物より自己組織」を重視する傾向があるためです。韓国と日本の整形に対する考え方の違いが現れていますよね。
韓国と日本の豊胸手術の違い
項目 | 韓国の豊胸手術 | 日本の豊胸手術 |
---|---|---|
①手術料金 | 80万〜140万円 シリコン・脂肪注入の2種類 (調べればもっと安いクリニックもあるかも) 上記とは別で旅費や宿泊費、通訳などの費用が必要 |
30~180万円 シリコン・脂肪注入・ヒアルロン酸の3種類 クリニックや手術の種類によって差が生じる |
②完成度 | どちらかというと劇的な変化を好む傾向あり | 元々のスタイルを考慮した自然な仕上がりを好む傾向あり |
③アフターケア | アフターケア期間中は韓国に滞在、もしくは日本の提携クリニックで受ける | 通院しやすく十分なアフターケアが受けられる |
①手術料金
韓国の豊胸手術の値段は、日本の値段とさほど変わらないということが分かりました。他に調べればもっと安い値段のクリニックもあるかもしれないので、一概には言えませんが……。
「韓国の豊胸は安い!」という噂は、数年前まで流行していたフィラー豊胸だったのかもしれませんね(あくまで憶測です)。
韓国のクリニックでフィラー豊胸が取り扱いされているかどうかは問い合わせてみないと分かりませんが、近年の美容外科学会の表明からも取り扱いがないことが想定されます。
②完成度
日本のクリニックは劇的な変化よりも、元々のスタイルを考慮しながらバランスの良いバストを重視する傾向があります。豊胸したことが周囲にバレにくい、自然な仕上がりにするためです。
一方の韓国は、理想の顔やスタイルがはっきりしており、その顔やスタイルに沿って手術をするのが普通のようです。その影響なのか、脂肪注入よりもシリコンバッグを推奨するクリニックが多い印象でした。美意識や文化の違いによって、双方の「理想の仕上がり」に差が生じる可能性を知っておかなければなりません。
③アフターケア
韓国と日本、どちらで豊胸手術を受けてもアフターケアは基本的に必須です(ヒアルロン酸豊胸以外)。
日本のクリニックで豊胸手術を受ける場合は、手術後の通院が便利なので、アフターケアを受けられないということはありません。万が一、炎症や感染症を引き起こしてしまった場合も、すぐに対応してもらえます。
一方、韓国で豊胸手術を受けた場合、アフターケアも同じ韓国のクリニックで受けるのが一般的ですので、術後数日は通院する必要があります。もし日本に提携しているクリニックがある場合は、帰国後、日本のクリニックでアフターケアを受けることも可能です。
万が一、帰国後に炎症や感染症を引き起こしてしまった場合はすぐにみてもらえないのが不安要素だと思いました。
これまでの内容まとめ
豊胸手術に関する基礎知識や、韓国での豊胸手術が人気の理由からデメリットに至るまで、色々とご紹介しました。日本の豊胸手術との違いもお分かりいただけましたでしょうか。
最後に、ここまでお話しした内容を簡単におさらいしておきましょう。
- ・韓国の豊胸手術は手術費用が安いと言われているが、日本とさほど変わらない(※探せば安いクリニックもあるかも…)
- ・症例数が多く、技術が高い医師を選ぶことが大切
- ・宿泊日数はアフターケアの期間も考慮しておく
- ・国の美意識の違いがあるので、仕上がりのイメージは細かく伝えること
- ・迷った時、不安な時はエージェントや情報サイトを活用する
- ・韓国はシリコンバッグ豊胸を推奨するクリニックが多い
- ・韓国ではヒアルロン酸豊胸が受けられない可能性がある
- ・日本では多くのクリニックで取り扱いあり
- ・アクアフィリング、アクアリフト豊胸は日本でも韓国でもNG
以上のことから、韓国で豊胸手術を受けることを選んだ人は、安さよりも希望の手術や医師の技術力を重視する傾向があるように思いました。
豊胸手術は決して手軽な手術ではありません。大切な体にメスを入れる手術ですので、クリニックや医師との相性はかなり重要です。そのために信頼できるクリニック・医師を慎重に行なってください。そうすれば、日本でも韓国どちらでも、安全に手術を受けることができると思います。
まずは国や価格重視ではなく、クリニックの対応や医師の技術力に注目して、クリニックを探してみてはいかがでしょうか。韓国と日本のクリニックでお悩みの方は、どちらにも問い合わせて比較してみるのもひとつです。
また、経験者のブログ、SNSなどでリサーチするのもおすすめです。特に、Twitterは経験者の情報がたくさん載っているので参考になると思います。
皆さんが安全で満足の行く豊胸手術を受けられますよう、心から願っています。
この記事の監修医師
モッズクリニック 院長長野 寛史
患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。
経歴
- 1982年岩手県生まれ
- 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
亀田総合病院 入職 - 2008年東京慈恵会医科大学 入職
- 2012年THE CLINIC 入職
- 2013年THE CLINI 福岡院 就任
- 2015年THE CLINIC 東京院 就任
- 2016年モッズクリニック 開院
所属学会・資格
- 日本美容外科学会会員
- コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
- VASER Lipo認定医
- VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医
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