脂肪吸引後の腫れのピークと緩和する方法とは?

脂肪吸引後の腫れのピークと緩和する方法とは?

脂肪吸引後のダウンタイムの中で、最初の数日間は最も目立つのは患部の腫れでしょう。その期間は必ず仕事などのお休みを取るべきですが、家の中でトイレに行ったり食事の準備をしたりしなければならないため、できるだけ緩和したいものです。

ここでは施術後の腫れを早く引かせるための対処法についてご紹介します。また、腫れの後に起こるむくみの症状としての腫れと区別し、対処方法をご紹介します。

1. 脂肪吸引後の「腫れ」とは?

1-1. 脂肪吸引後のダウンタイム

脂肪吸引後にはダウンタイムと言われるものがあります。具体的には、痛みが最初に現れ、その後内出血、むくみ、痺れ、かゆみ、硬縮(皮膚の凹凸)、傷跡の残りなどが主な症状となります。

今回お伝えする脂肪吸引後の「腫れ」もダウンタイム症状の1つです。これは施術後から3日目まで続く患部の炎症による腫れと、炎症が引いていた後にできるむくみによる腫れの2種類があります。それぞれ下記にどのように違うのかを説明します。

①炎症による腫れ

脂肪吸引後は患部が熱を持って腫れている状態になります。この状態は、ケガの直後の状態と同じで患部が炎症反応を起こして腫れています。患部がほてったような感覚があるのが特徴で、特に最初の3日間がピークです。

腫れやすい部位は頬、太もも、ふくらはぎになります。これらの部位は脂肪層が薄く筋肉との距離が近いため腫れやすくなります。また医師によってはこまめな生理食塩水を注入しない方もいるそうですが、このことは吸引管であるカニューレによる筋組織の損傷を起こしてしまい腫れにつながることがあるようです。

②むくみによる腫れ

3日目を過ぎると、吸引箇所は腫れぼったくなり一時的に太くなります。むくみの特徴を見極めるポイントとして、腫れが引いた後に生じることが多いことが挙げられます。なぜなら、炎症により分泌されたリンパ液が原因となってむくみとなるからです。

特に術後の身体は血液の巡りがわるく体内に水分が滞留しやすくなりむくみやすくなっています。脂肪吸引後むくみが出やすい部位は普段もむくみやすいふくらはぎと膝のようです。脚はどうしても重力が下に行ってしまうことから起こりやすくなります。

1-2. 痛みはあるの?

術後数時間すると局所麻酔が切れてくるためじわじわと痛みが出てきます。5~6時間くらいで麻酔は切れ強い筋肉痛のような痛みと変わります。

痛みは手術当日の夜がピークで1週間後の抜糸の頃には軽い筋肉痛、その後は徐々に軽減してきますが、炎症による腫れが残っている期間は痛みを伴うことがあります。

こうした術後の腫れや痛みの対策としては圧迫固定をきちんと行うことが第一です。また術後は翌日はあまりの痛みのために動かしたくないかもしれませんが、動かさないことが実はあまり良くないということを知っておいてください。頑張って無理してまでも動くことが重要です。

なぜなら術後の身体は施術に使用した麻酔液などが滞ってしまっていたり、摂取した水分が滞りやすくなってしまっています。これらがむくみの原因となるのですが、むくみがあまりにもひどいと圧迫感による痛みと不快感が増してきます。

施術部分が痛すぎて動けないということでしたら鎮痛剤を飲んでまでも少しずつ動かして血液の循環を良くして無駄な水分を体外に排出することが必要になってきます。

2. 脂肪吸引後の腫れはいつまで続く?

脂肪吸引をすると必ず腫れは起こります。だいたいどの部位でも1週間から2週間程度ほど改善するにはかかるでしょう。個人差がありますが長引いたとしても3週間程度で良くなることがほとんどです。

腫れが落ち着いてきたころに出てくるむくみの症状は術後の自然な経過で生じるものですのであまり心配する必要はありません。飲酒、喫煙はむくみ症状を悪化させますので習慣のある方は最低1ヶ月、できれば3ヶ月は控えることをお勧めします。

2-1. 腫れのピーク

炎症の腫れのピークは術後3日目です。その後通常は1~2週間ほどで腫れが引いていきます。

むくみは腫れが引いた後に生じ、ピークは術後1週間です。それから術後1ヵ月もすれば解消されていきます。むくみの原因は体内に残留している麻酔液や炎症により分泌されたリンパ液です。術後は血液の循環がスムーズではないため通常よりも体内の水分排出が滞りやすくなっています。

冷え症の方は元々血行が悪いため術後のむくみが長引きやすいようです。

2-2. 腫れが治る時期と仕事復帰できるまでの期間

炎症は3日程で治り、その後出てくるむくみによる晴れは1週間もすれば引いてきます。

腫れのピーク時の痛みは強い筋肉痛のようなものです。3日目まではあまりの痛さで日常生活が困難ですので、3日間はお仕事をなるべくお休みできるようにしておきましょう。

脂肪吸引の量、個人差にもよりますが、3日程十分にお休みを取ればその後は仕事に復帰できると考えて大丈夫です。(3日目以内であっても物理的に復帰することは可能ですが、最低でも2日はお休みしていただいた方が良いでしょう。)

3. 脂肪吸引後の腫れを抑える方法

脂肪吸引後の腫れやむくみを予防するには、しっかりと圧迫固定を行うことが一番です。医師のアドバイスをしっかり聞いて、最低でも術後1週間まで毎日できるだけ長く着用しましょう。特に術後1日目は可能な限り24時間着用する必要があります。

炎症とむくみ、それぞれの対策方法についてご紹介します。

3-1. 炎症による腫れを抑える方法

患部が熱を持ち炎症を起こして腫れるのは回復に必要な経過ですので最も大事なのは数日間きちんと身体を休ませることです。

その次に重要なのは保冷剤などを使用したアイシングですが、術後3日程度を目安に行いましょう。3日目以降腫れが落ち着いてきたら炎症が治ってきているのでその段階からは血行を良くすることに切り替えましょう。(3日目以降も冷やすのは逆効果になります。)

3-2. むくみによる腫れを抑える方法

むくみには血行を良くする:3日間の急性期が終わってむくみの症状がメインになってきたら次は血行を良くします。血行不良による冷え、それにともなう水分循環の悪化はむくみをひどくさせてしまいます。

この時期のむくみは通常冷え性で悩んでいる方は長引くことがあるため注意が必要ですので冷え性の方ほど身体を温めることに注意を払ってください。

3日目以降すぐにマッサージやストレッチを取り入れるのは良くないので、これらのケアは3週間後くらいから積極的に行ってください。3日目以降~3週間までは軽く身体を動かしたりする程度にとどめ血行促進を行います。マッサージがあまりできない時期なので身体の冷えに気をつけて、なるべくシャワーだけで済ませるのではなくお風呂に入ることを心がけましょう。

3-3. 脂肪吸引後の腫れを改善するのにおすすめの食べ物

最後に、腫れを早く引かせるために効果的な食べ物をご紹介します。

①かぼちゃ

かぼちゃは利尿作用が豊富に含まれておりむくみの軽減を手助けし、豊富なビタミンAは体内の不純物をデトックスしてくれます。炎症の予防にも優れた効果を持ちます。

②豆類

術後の腫れがある際に血液を柔らかく丈夫に作る役割があります。血液上昇を防ぎ血液循環に良いとされています。また、毒素を排出するデトックス効果があります。

③海藻類

昆布にはカリウム、ヨード、食物繊維、ミネラルが豊富に含まれ酸素供給を円滑にします。

④ハトムギ

水分のバランスを維持し、体内の老廃物を除去します。利尿作用の効果が高いです。

⑤スイカ

利尿作用があります。シトルリンと呼ばれるスイカに含まれる成分が体内でのたんぱく質の分解を助け小便を促します。結果的にむくみ防止になります。

⑥あずき

利尿作用があります。不要な水分を排出し、体内の過剰な水分の蓄積を予防します。

⑦ヨーグルト

術後の消化機能、免疫機能が落ちた体に最適です。皮膚の管理、毒素排出、臓器内有毒菌を取り除きます。

⑧NGな食品

しょっぱい食べ物は避けましょう。ナトリウム成分であるお菓子、ラーメン、漬物、ハム、ソーセージなど、またインスタント食品は添加物が多いため注意しましょう。

また、炭酸飲料も避けましょう。炭酸ガスというよりも添加物が多く含まれているためです。サイダーやコーラには糖分が過剰に含まれており、リン酸という添加物が入っています。リン酸は体内の鉄分、カルシウム、亜鉛など重要な栄養素と結合して小便として出てしまいますので術後に弱った身体に必要な栄養素が抜けてしまいますので注意しましょう。

4. 腫れの少ない脂肪吸引があるって本当?

腫れを始めとしたダウンタイム症状を緩和できる脂肪吸引があります。ここでいくつか紹介しますのでご参考になさってください。

4-1. ダウンタイムの少ない脂肪吸引

下記の脂肪吸引はダウンタイムが比較的少ないため人気があります。機材として非常に優れているものですが、体にメスを入れることには変わりがありませんので、ダウンタイムが少ないと言っても内出血や腫れ、むくみの症状は出てきます。

①ライポマティック

特殊な先端の振動により脂肪の吸引をします。固くて吸収しにくい脂肪に対しても効果があります。脂肪吸引のしにくい部位にも正確に除去ができ、多量、広範囲の施術にも対応可能です。

②ベイザー

ベイザー波を使用します。従来では吸引が難しかった部位や体型にも使用できます。どちらかと言う全身をまんべんなく脂肪吸引したい方に人気のようで、具体的には二の腕、太もも、腹部、お尻などが多いようです。

最大の特徴は90%の皮下脂肪の除去率です、従来では70%が限度でしたが、ベイザーは圧倒的な除去率を誇ります。

上記はオススメの機材ですが、その方の脂肪の量に応じて最も適した施術を医師からアドバイスを受けてから決めましょう。

4-1. 部分痩せに適したダウンタイムの少ない脂肪吸引

①BNLS

顔痩せ、部分痩せに適している脂肪分解注射です。この施術の特徴には下記のようなものがあります。

  • 主成分は植物由来成分で体に優しい
  • 脂肪分解・肌のひきしめ・リンパ循環の効果が望める
  • 試験では、注射から24時間後に脂肪細胞が約30%減少した結果が出ている。
  • この施術では細胞の壊死などがなく、安全に痩せることができる
  • 抗炎症作用があり傷の治癒が早く、他の脂肪溶解注射に比べて早く効果が出る
  • 注入後痛みや腫れといった体への負担がほぼない
  • BNLSはメスを使わない施術で細かい部分にも対応できる。(額、上まぶた、小鼻、ほほ、唾液腺肥大など)
  • 二の腕、ふくらはぎなどの部分痩せにも適応できる。

個人差はありますが注入後数日後には脂肪量が減ったと実感できるようです。しっかりとした効果を得たい方は1週間おきに2,3回程度の施術が推奨されています。施術にかかる料金は、部位によって必要な本数が変わってきますのでクリニックに事前に確認しましょう。

②メソセラピー

こちらも脂肪分解注射です。メソセラピーの効果には下記のような特徴があります。

  • 主成分はフォスファチジルコリンという大豆由来の脂肪溶解成分だけで構成
  • 効果が出るまでに約2~3週間かかります

特徴はBNLSと似ている部分がありますが、BNLSの方がより狭い範囲に適しており、メソセラピーは二の腕、ふくらはぎからお腹、太ももまで広範囲な部位にも多く症例があるようです。

脂肪溶解注射全体のデメリットとしては、筋肉痛などの痛みが数日間あることと、続けて何回か注射を打たなければならないのでその回数をこなすまでは1回の施術では効果は実感しにくいことです。

心臓病、肝臓病、糖尿病、妊娠中、メソセラピーの場合は大豆アレルギーの方は施術を断られることもありますので事前に確認しましょう。

5. まとめ

術後の腫れには日常生活に支障が出てストレスとなるでしょう。なるべく早く終わってほしいものですね。術後に腫れが引かない理由としては圧迫が適切でなかった、マッサージがうまく行われていないなどが考えられます。

傷が治りにくい、内出血になりやすい体質など個人差があるようです。このような体質は事前の検査では分からないことも多いので、1ヶ月を過ぎても症状が治まらず違和感があるようでしたら自分で勝手に大丈夫と思わずに、まずはクリニックに相談してみてくださいね。