脂肪吸引をした後にピリピリ感!何が原因?

術後から3日までが最も痛みの出やすい期間です。その後は徐々に痛みも和らぎ1か月を過ぎるころには気にならない程度になっていきます。しかし数ヶ月、ひどい場合は数年経ってもその症状が残り悩まされる方がいらっしゃいます。

このピリピリ感の原因は、ダウンタイム症状のある期間であればむくみなどの症状に影響を受けるものと考えられ、3ヶ月以上~数年の長期にわたる場合は施術時に神経を傷つけられたこと原因と見なされています。

このようなピリピリの不快感に対処する方法、未然に防ぐ方法などをここではご紹介します。

1. 脂肪吸引後にピリピリするけど大丈夫?原因は何?

術後は数日間は鎮痛剤を服用しなければ我慢できない程の痛みが発生し、部位や吸引した脂肪量によっては夜も眠れない方もいらっしゃいます。このような施術したことによる痛みは数日間続き、1週間もすれば落ち着いてきます。

その後2週間程するとピリピリした感覚が起こる方も多くいらっしゃいます。これは神経系が損傷していることが考えられ、これにより知覚過敏や、知覚鈍麻の症状が出てきます。また、施術中にカニューレ(脂肪を吸引する細い管)で脂肪周辺の組織(皮神経・筋肉)を傷つけると後遺症として残る場合があり、特に脂肪の多い太ももやふくらはぎに起こりやすいようです。

また、術後のむくみによってしびれが起きる場合、アフターケアで使用する包帯などの圧迫によっても神経が刺激されてしびれが発生することがあります。まとめると下記のような原因が考えられます。

  • 神経の破損
  • カニューレで組織を傷つけてしまった
  • 麻酔の失敗
  • むくみ
  • 圧迫

2. 脂肪吸引後のピリピリした痛みやしびれはいつまで続く?

脂肪吸引の施術を受けて数ヶ月経っても痛みやしびれが続く場合は、心配になるのも無理はありません。3、4ヶ月経過してもまだ改善しない方から、数年経ってもまだ残っている方もいます。

例えば具体的にどのような不安の声となっているのか事例を見てみましょう。

太ももの脂肪吸引をして1週間経過したけれども手術直後から左足裏全体にしびれがあり、歩行時は左足は引きずって歩いています。担当の医師は一時的なものだと言っていますがとても心配です。これはやはり一時的なものでしょうか?早めに病院で検査を受けたほうが良いでしょうか?

左足だけ曲げることができない原因としては、施術部位の神経を脂肪吸引管で傷つけられたのでしょう。この場合脂肪吸引部の腫れが改善するにつれ改善するでしょうが、医師に相談をして、末梢神経障害に対して効果のあるメチコバール(ビタミンB6.B12)などをもらうのも1つの手段です。

ダウンタイムから右太もも裏が特に突っ張り感があり、半年経っても違和感がありました。痛みがないだけ諦めて一生付き合うべきと思っていました。

しかし先日ソファーから立ち上がる瞬間、右もも裏にズキンとした痛みが走り、その後も決まった動作をすると同じような痛みが走ります。このような痛みがあるのは神経が傷ついているのでしょうか。

皮膚に近い層と筋肉に近い層が不正癒着している可能性があります。そのため部分的に突っ張りがあり、その部位ストレッチした際に痛みが出たのでしょう。もしそれに当てはまるようであれば神経や筋肉が傷つけられているわけではありませんが、一度主治医に相談してみてください。ゆっくりとマッサージやストレッチをすることで改善すると思いますが、念のため医師の意見を聞いてみましょう。

5年ほど前に太ももの脂肪吸引を受けました。手術直後から、ももを撫でるとの少し離れた膝付近がピリピリしていました。 時間の経過で良くなるとあまり心配しなかったのですが、5年経ってもまだ、特に激しい運動をしていないのに膝上の内部がうずくような不快感と違和感があります。今後これ以上悪化するのでしょうか。

このような症状は知覚異常だと考えられ、時々見受けられる症状です。触った部位と別な部位が疼く点もあり得ます。これは、 知覚神経という神経の問題のため、動きに影響する運動神経の悪化につながる可能性は低いです。神経としては別のものだからです。今後悪くなることはないですが、急になくなって改善するということもないため日々地道にマッサージをすることが推奨されます。

脂肪吸引後1ヶ月後です。施術中神経が傷ついたのか左側に顔面麻痺が起きています。ご飯を食べると下顎に食べ物が溜まってしまいます。うがいもうまくできません。メチコパールという薬を処方され服用していますが、薬は一時的な効果しかないのではと心配です。数週間処方薬を服用しておりますが、飲み薬のみで改善していきますか?別に耳鼻科か神経内科の診察を受けるべきでしょうか。

この方の場合、ただの麻痺ではなく運動麻痺まで起こしています。通常このような麻痺は数日もすれば引いていきますが、神経が切断されていると改善しません。早急に神経内科を受診し診断を受けて、早期にリハビリを開始しなければなりません。リハビリによってうがいがしにくい、食べにくいなどの運動機能の改善は期待できるでしょう。

しかし神経の症状は、しびれなどの感覚神経ではなく運動神経に影響が出ているのでやっかいです。

熱エネルギーを発生させる脂肪吸引機器は神経にダメージを与えることがありますのでそのことが原因でしょう。脳神経外科、耳鼻科、神経内科のいづれかになると思いますのでクリニックに相談してみましょう。病院を選ぶ時は開業医の病院ではなくこの3つが揃った総合病院を受診した方が安心でしょう。

ですが、顔の場合フェイスバンドで圧迫することから強い圧迫によるむくみが出ている可能性もあります。圧迫具の調整をすることで改善するかもしれません。 また、ダウンタイムの硬縮の症状(皮膚の組織と組織がくっつこうとする働き)は1ヶ月~2ヶ月目がひどいので、地道にマッサージしながら経過観察することが必要です。

1年前太ももとの脂肪吸引をしましたがピリピリとしたしびれ、突っ張った感じがまだあります。膝を曲げたり伸ばしたりするとポキポキと音がします。処方されたビタミン剤は、毎食後飲んでいますが、改善しません。

脂肪を取りすぎたことにより皮膚と筋肉が癒着したか、末梢神経が傷ついているかもしれません。その場合ビタミン剤を使用したり温めたりして改善していくようです。ですが、脂肪が取られすぎている影響の場合癒着部分に少しだけ脂肪を入れることで動きにくいなどの制限が緩和されることもあります。

3ヶ月前ふくらはぎの脂肪吸引をしました。負荷の高いレーザーをつかった施術だったのですが、未だに起床時、少し立っている時にピリピリ痛みがあります。夕方はむくみのせいか痛みが増します。現在むくみを取るため市販の漢方薬を服用していますがこのままで大丈夫なのでしょうか。神経が損傷しているのなら漢方薬だけではだめでしょうか。根本的に治療する方法はありますか?

3ヶ月経ってもダウンタイムが落ち着いていないようです。通常むくみが取れれば症状も軽減するのですが、早く緩和させるためにもクリニックで行っているサーマルシェイプなどのアフターケアを検討されてもよいでしょう。

※サーマルシェイプ: 脂肪吸引手術のアフターケアの施術方法です。高周波を肌に当てることによって、リンパや血液の流れが活発にします。代謝が高まり脂肪の燃焼が促進され、コラーゲンも増えていきますので術後の引きつり、突っ張り感を軽減させることが可能です。

3. 脂肪吸引後のピリピリを抑えるアフターケア方法

ピリピリが数ヶ月~数年経ってもなかなか治まらない事例を上記にご紹介しましたが、それらの原因はアフターケアがきちんとなされなかったという点も考えられます。医師によって神経が傷つけられたなどの小規模な医療事故を除いて考えた時に、アフターケアをしないことでどれほど後の仕上がりや後遺症に悩まされないかというのが決まると言っても過言ではありません。

下記にピリピリの症状を抑えるアフターケアの方法を紹介します。

3-1. ビタミンB12、メチコバールを服用する

ピリピリと感じる痛みは神経が刺激を受けている時です。神経に傷がある場合、神経が圧迫されている場合に起こります。このようなときにはビタミンB12、メチコバールなどを服用して神経の修復を促すことができます。

3-2. 神経が圧迫されている場合圧迫されている部分を剥離する

これにより症状が改善することが多くあるようです。どのような状況で神経が刺激されているかで対策が変わりますので、一度担当医のいるクリニックで相談してみましょう。

3-3. マッサージやストレッチをする

まだむくみ、腫れが落ち着いていない3週間目までは極力避け、それ以降に取り入れてください。あまり早い段階からすると皮膚の改善を遅らせてしまいます。

3-4. 患部をゆっくりと伸ばしてストレッチする

伸ばしたところで10秒程停止する、というのを繰り返します。血行を改善し、皮膚の弾力を回復させましょう。

3-4. プロテインを摂取する

術後の体内の細胞を早く回復させるにはたんぱく質の摂取が最も効果的です。日常の食事では魚、肉、豆腐、野菜などをバランスよく取り入れ、2週間後からは市販のプロテインを補助的に摂取しましょう。そうすることで破壊された細胞が徐々に元通りになり皮膚の状態も良くなります。

3-5. クリニックでのアフターケアを取り入れる

先ほど上記でサーマルシェイプをご紹介しましたが、その他にも様々な種類のアフターケアの機材がありますので、自分の症状を担当医に説明し最も適したものを紹介してもらいましょう。

脂肪吸引は手術の方法や、部位、ドクターの技術などにより仕上がりや術後の経過が変わってきます。そのような意味において、施術は人の手なしで行われることがありませんので医師選びも慎重に行う必要があるでしょう。

ここで紹介した事例はひどい方では3年以経っても引きつりの症状や神経障害を日常生活で感じる方もいました。もし慎重に医師選びに注意していたら少しは変わっていたかもしれません。

4. まとめ

ダウンタイム症状の一つであるピリピリ感について具体的にイメージできたでしょうか。その他のダウンタイム症状も同じくらい辛いものですが、ピリピリ感は後遺症になってしまうとそれがストレスになり、人によって自分が決めて行った脂肪吸引にネガティブなイメージを持って嫌な気分をずっと感じなければいけません。

このようなことを避けるためにも事前に信頼できるクリニックを慎重に選び、施術が終わったらきちんとアフターケアへの意識を持ってダウンタイム時期を過ごしましょう。