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脂肪吸引後に現れる拘縮はどんな症状?ケア方法もご紹介

2020.09.17 11:09

脂肪吸引後、ダウンタイム中には腫れやむくみ、痛み、内出血などが現れます。これらは術後2週間ほどで落ち着きますが、その後に現れるのが、今回ご紹介する「拘縮(こうしゅく)」です。
今回は、脂肪吸引後の拘縮の症状と原因、落ち着く時期、おすすめのアフターケアなど、幅広くご紹介していきます。

【モッズクリニックとは】
東京・銀座にある脂肪吸引・注入クリニック。
脂肪吸引と豊胸の症例は全て合わせると10,000件以上。HPで公開中の症例は1,600件以上。
脂肪吸引・注入に関する古い情報や間違った情報を正すべく、YouTubeなどでも積極的に情報を発信中。

<この記事でわかること>
1. 脂肪吸引後の拘縮とは?【原因・症状・出やすい部位】
2. 症状が出る期間・落ち着く期間を紹介【お腹の経過】
3. 拘縮と失敗を見極める方法
4. 脂肪吸引後の拘縮のケア方法
5. まとめ

脂肪吸引後の拘縮とは?

拘縮とは、脂肪吸引後の回復過程で起こるダウンタイム症状のひとつで、これ以外には、腫れや痛み、むくみ、内出血といった症状が現れます。
拘縮が起こり始めるのは術後3週間頃からで、術後3ヶ月〜6ヶ月をかけて落ち着きます。拘縮の症状が落ち着けば、脂肪吸引は完成です。

以下に拘縮を含めたダウンタイムの症状と、ピークや落ち着く時期を表にまとめました。術後、どのような経過でダウンタイム症状が現れるのか確認してみてください。

症状 具体的な症状 ピーク 落ち着く時期
痛み 強い筋肉痛に似た痛み 手術当日の夜(麻酔が切れてから)~3日頃 術後1週間頃
むくみ 吸引箇所周辺や手先・足などのむくみ 術後1週間頃 術後2週間~1ヶ月頃
腫れ 患部の炎症による腫れ
熱感
術後3日頃 術後2週間頃
内出血 濃いあざのような内出血 術後1週間頃 術後2週間頃
拘縮 皮膚表面の凸凹、つっぱり・ひきつれ感 術後3週間~1ヶ月 術後3~6ヶ月頃

※ダウンタイムのピークや落ち着く時期は、モッズクリニックでご案内している期間を記載しています。クリニックによって異なりますので、参考程度にご覧ください。

原因

脂肪吸引の手術では、皮下脂肪を物理的に除去します。脂肪を除去すると、元々脂肪があったところと皮膚の間に空洞ができます。この空洞を埋めるように周りの組織がくっつこうとする体の反応で起こるのが、拘縮です。
こうした空洞部分が埋まるにつれて、皮膚が引き締まっていきます。

代表的な症状

拘縮は具体的にどんな症状なの?と思った方もいらっしゃるでしょう。拘縮の症状には、皮膚の凸凹や皮膚が硬くなる、引きつれなどがあげられます。
特に拘縮のピークである術後1ヶ月は、見た目にも凸凹しているのが分かります。凸凹を見て「失敗?」と不安に思う方もいらっしゃるのですが、拘縮は失敗ではありませんのでご安心ください。

拘縮が出やすい部位

拘縮の症状は吸引量が多ければ多いほど出やすい傾向にあります。そのため吸引量・範囲が広いお腹や太もも、背中は比較的拘縮が出やすいと言えるでしょう。

脂肪吸引後の拘縮は、落ち着くまでに長い期間がかかります。不安に感じる方もいるかもしれませんが、アフターケアによって回復を早めることができますので、根気よくケアをして回復を待ちましょう。
拘縮のケアについては「拘縮のケア方法」の段落で詳しく解説します。

拘縮の症状が出る期間・落ち着く期間を紹介【お腹の経過】

拘縮の症状が出る期間・落ち着く期間を紹介【お腹の経過】

この段落では、拘縮の症状が出始める術後1ヶ月から、症状が落ち着く術後6ヶ月までの経過写真をご紹介します。今回は拘縮が出やすい、お腹の脂肪吸引の症例写真を集めてみました。

術後1ヶ月

術後1ヶ月は、拘縮が出始める時期です。下の写真では、しっかりと細くなっているものの、皮膚の表面にやや凸凹があることが見てとれます。この方は矯正下着をつけていらっしゃるとのことで、矯正下着の線も入っていました。
お腹の脂肪吸引をすると、術後はズボンの締め付けや姿勢によって線が入り、跡になることがあります。一度線が入ると綺麗になるまでに時間がかかりますので、緩めの洋服を着用したり、姿勢を意識したりすることが重要です。

お腹腰の脂肪吸引1か月後の様子/ボァイエ真希子オフィシャルブログ
お腹腰の脂肪吸引1か月後の様子/ボァイエ真希子オフィシャルブログ】

■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: ●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円

術後3ヶ月

下の写真は、上でお見せした方と同じ方です。左から術前、術後1ヶ月、術後3ヶ月の経過です。
術後3ヶ月にもなると、術後1ヶ月の時よりも拘縮が治まり、体のラインも引き締まっていることがご確認いただけるかと思います。拘縮の改善までもう一息といったところです。

お腹、腰の脂肪吸引3か月後/ボァイエ真希子オフィシャルブログ
お腹、腰の脂肪吸引3か月後/ボァイエ真希子オフィシャルブログ】

■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: ●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円

術後6ヶ月

これまでとは違う方の症例になりますが、お腹・腰の脂肪吸引術後6ヶ月の経過をご紹介します。
ご覧いただいて分かる通り、術後1ヶ月、3ヶ月にあったような皮膚の凸凹はありません。拘縮が治まって引き締まり、綺麗なお腹に仕上がりました。

お腹・腰の脂肪吸引 術後6カ月の経過/北條誠至オフィシャルブログ
お腹・腰の脂肪吸引 術後6カ月の経過/北條誠至オフィシャルブログ】

■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格: ●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円●上腹部200,000円 ●下腹部200,000円 ●側腹部200,000円 ●腹部全体(上下側腹部)400,000円 ●腰部(背面からのアプローチ)210,000円
術後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の拘縮の経過をご覧いただきました。
なお、症状には個人差があり、吸引量の少ない方や体質によっては、もっと早い段階で拘縮が治まる方もいらっしゃいます。

拘縮と失敗を見極める方法

拘縮は術後6ヶ月ほどで落ち着きますので、「術後6ヶ月」を失敗を見極める際の期間の目安としてください。
つまり、術後6ヶ月が経過してもまだ皮膚に凸凹があるなら、失敗を疑う必要が出てきます。失敗の場合、皮膚の凸凹は拘縮によるものではなく、皮下脂肪の取り残しや取り過ぎが原因です。
脂肪の注入や再度の脂肪吸引をして修正することができますが、一度手術を受けた部分の再手術はさらに難易度が上がります。

拘縮か失敗かを見極めるには、術後6ヶ月までアフターケアを継続しながら様子を見る必要があります。
術後6ヶ月以降も凸凹が改善されず、「失敗かも…」と感じたら、施術を受けたドクターもしくは修正施術を行なっているクリニックに相談してみてみましょう。

脂肪吸引後の拘縮のケア方法

脂肪吸引後の拘縮のケア方法

拘縮を含めたダウンタイム症状は、アフターケアで回復を早めると言われています。ここでは、拘縮の回復を早めるケア方法をご紹介します。

マッサージ

硬いところを潰すようなイメージで、押したり指でつまんだりして揉みほぐしていきます。顔のマッサージなら、美顔ローラーや美顔器を使うのもおすすめです。
また、お腹や太ももは拘縮が出やすいので、念入りにマッサージしましょう。術後のマッサージは血行を促進するので、拘縮緩和に効果的です。

ストレッチ

つっぱり感、ひきつれ感のある部位は、皮膚を伸ばすようなストレッチも有効です。痛気持ちいいくらいのレベルで行なってみてください。
もし痛みが出る場合は、無理のない範囲で行ないましょう。

半身浴

拘縮をはじめとするダウンタイム症状の緩和には、血行促進が重要です。半身浴は体を芯から温めてくれるので、積極的に湯船に浸かる習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

インディバ

インディバは高周波を使った温熱機器で、美容・医療・スポーツとさまざまな分野で活用されています。体の深部から温めることができ、血流やリンパの流れを改善する効果があるとされています。そのため、脂肪吸引後の拘縮緩和にも効果が期待できます。

拘縮を緩和するアフターケアをご紹介しました。脂肪吸引後の拘縮にお悩みの方は、ぜひお試しください。
痛みが強い場合は無理をせず、症状が落ち着いてからで構いません。

まとめ:拘縮は不安になりすぎず継続的なケアを!

拘縮は見た目と皮膚の感覚に違和感を覚えるので、不安に感じる方も少なくありません。他のダウンタイム症状よりも回復までの期間が長いのも、不安を感じる要因のひとつではないでしょうか。
しかし、上でお話しした通り、症状は術後6ヶ月ほどで治まっていきます。少し長い期間にはなりますが、細くなる過程で起こっていることでもありますので、不安になる必要はありません。拘縮を早く緩和できるよう、ご紹介したアフターケアを試してみてくださいね。

以下のページでは、脂肪吸引後の経過を部位別にご紹介しています。術後の生活の様子を詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
ダウンタイムシミュレーション

この記事の監修医師

長野寛史 院長

モッズクリニック 院長長野 寛史

患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。

経歴

  1. 1982年岩手県生まれ
  2. 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
    亀田総合病院 入職
  3. 2008年東京慈恵会医科大学 入職
  4. 2012年THE CLINIC 入職
  5. 2013年THE CLINI 福岡院 就任
  6. 2015年THE CLINIC 東京院 就任
  7. 2016年モッズクリニック 開院

所属学会・資格