1. Mods Clinic(モッズクリニック)TOP
  2. 脂肪吸引
  3. 脂肪吸引してもまた太る可能性がある!?術後のリバウンドを防ぐ方法
  1. Mods Clinic(モッズクリニック)TOP
  2. 脂肪吸引・注入インサイト
  3. 脂肪吸引してもまた太る可能性がある!?術後のリバウンドを防ぐ方法
脂肪吸引

脂肪吸引してもまた太る可能性がある!?術後のリバウンドを防ぐ方法

脂肪吸引は決して安いものではありませんから、せっかく手術を受けるならリバウンドすることなく理想のボディラインを維持したいところです。実際、患者様から「脂肪吸引をしてもまた太る可能性はあるの?」といった質問をいただく機会も少なくありません。
そこで今回は、「脂肪吸引後にまた太る可能性はあるのか?」「術後のリバウンドを防ぐにはどうすれば良いか?」というテーマで、脂肪吸引の仕組みやリバウンドのメカニズムを解説します。

<この記事でわかること>
1. 脂肪吸引をしてもまた太る可能性はある?
2. 脂肪吸引後に太ってしまった時に考えられること
3. 脂肪吸引後の食生活
4. 脂肪吸引後に取り入れたい運動について
5. まとめ

脂肪吸引をしてもまた太る可能性はある?

脂肪吸引した箇所は、術後太りにくくなります。
しかし、脂肪吸引したからと言って絶対に太らないというわけではなく、暴飲暴食を繰り返せばまた太ってしまう可能性があります。

ここでは「太る・痩せる」メカニズムと、脂肪吸引後の体の仕組みをお伝えし、ダイエットと脂肪吸引の違いを解説していきます。

まず、脂肪は、一つの大きな塊をイメージする方も多いかもしれませんが、実際には小さな細胞がたくさん集まって構成されています。この一つ一つの細胞が膨らんで大きくなるのがいわゆる太っている状態、小さくなれば痩せている状態という仕組みです。
これを踏まえて、一般的なダイエットと脂肪吸引を比較してみましょう。

一般的なダイエットの仕組み

一般的なダイエットでは、食事と運動のバランスを整えて【摂取カロリー<消費カロリー】を目指します。摂取カロリーよりも消費されるカロリーが多くなれば、脂肪細胞それぞれが徐々に小さくなり、細くなるという仕組みです。
逆に【摂取カロリー>消費カロリー】が続けば、太る、または痩せてもリバウンドしてしまいます。

脂肪吸引の仕組み

脂肪吸引では、皮下にある脂肪を物理的に除去し、脂肪細胞の数を減らします。そのため、脂肪吸引をすれば確実に細くすることができますし、吸引部分は脂肪細胞の数が少なくなるので、細胞が膨らんで大きくなっても太りにくくなります。
しかしながら、当然消費カロリーよりも摂取カロリーが上回れば、太ってしまうことには変わりありません。
特に、脂肪吸引していない部分は通常通り太ってしまうので、お気をつけください。
脂肪吸引の効果をきちんと維持するには、太り過ぎないように意識することが大切です。

脂肪吸引後に太ってしまった時に考えられること

ここでは、脂肪吸引後に太ってしまう原因をまとめました。

術後のむくみで体重が増加した

脂肪吸引後には必ずダウンタイムがあり、さまざまな症状があらわれます。この中で、太ったと勘違いしてしまいやすいのは、「むくみ」です。
むくみが出ると、水分を溜め込むことで一時的に体重が増加することがあります。これによって「脂肪吸引を受けたのに…」と心配になる方もいるかもしれませんが、脂肪が増えたわけではありません。むくみの症状が落ち着けば、体重は戻ります。

そもそも、むくみは手術中や術後の出血・リンパ液・麻酔液が身体に溜まることが原因です。
また、術後は水分代謝が落ちるため、身体が水分を溜め込みやすく、特にむくみが出やすい状態になります。術後1週間ほどでピークを迎え、2週間〜1ヶ月ほどで落ち着いていくイメージです。

・注意点
一点気を付けたいのが「脂肪はとても軽い」ということです。脂肪は水に浮くほど軽いので、脂肪吸引を受けても大幅な体重減少は期待できません。
脂肪吸引は体重を減らす手術ではなく、ボディラインを細く美しくする手術です。効果の良し悪しは、体重ではなく見た目でご判断ください。

生活習慣が乱れている

【摂取カロリー>消費カロリー】となれば太りますが、これは施術を受けた・受けないに関わらず、すべての方に当てはまることです。
ですので、脂肪吸引を受けて効果を維持したいというのであれば、太りやすい生活習慣になっていないか、見直してみるのも良いかもしれません。
次に挙げるようなことはないか、振り返ってみましょう。

①食生活

【摂取カロリー>消費カロリー】とならないように、暴飲暴食には注意しましょう。
もちろん、無理な食事制限も禁物です。無理な食事制限を続けて血糖値が下がると、脳がエネルギー不足を感じて摂食中枢が刺激されます。脳が飢餓を感じているときには、食事をしても栄養を備蓄しようと、脂肪を溜め込みやすい状態になります。

②運動不足

【摂取カロリー>消費カロリー】にするには、運動も欠かせません。
といっても、ジョギングなどの激しい運動をする必要はありません。日頃の生活の中で体を動かすことを意識するだけでも違います。
たとえば通勤のときに一駅歩いたり、階段を使ったりするのも良いでしょう。さらに、姿勢を正しく保つ、脚をしっかり閉じて座るなど、日常生活の中で意識できることはたくさんあります。

また、もう一つ、「基礎代謝」にも注目したいところです。
基礎代謝とは、食べたものを消化したり体温を保ったり、心臓を動かしたりと、生命活動を維持するために必要なエネルギーのことをいいます。筋肉の量を増やせば基礎代謝が上がって痩せやすい体質になるので、元々筋肉量の少ない方は軽い筋トレも取り入れてみると良いでしょう。

③不規則な生活

夜更かしや睡眠時間が少ないといった不規則な生活を続けていると、自律神経(交感神経と副交感神経)が乱れてしまいます。そうなると血流の悪化や代謝の低下を引き起こし、太りやすく、痩せにくい体になってしまうことがあります。
また、代謝を促進させる働きがある「成長ホルモン」は、睡眠中の特に深い眠りのときにたくさん分泌されます。
不規則な生活で睡眠時間が短い方や眠りが浅い方は、成長ホルモンの分泌が少なくなり、これまた太りやすく、痩せにくい体になりやすい傾向にあります。

脂肪吸引後の食生活

普段の食生活でどういったところを意識すれば良いのでしょうか。

むくみを助長する食事は控える

術後、絶対に食べてはいけないものはありませんが、むくみを助長する食事はなるべく 控えることをおすすめします。たとえば、ラーメンやスナック菓子といった塩分の高い食品は、添加物も多く、むくみやすい・太りやすくなります。
また、水分不足になりやすい飲酒も、術後1週間はなるべく控えましょう。

栄養バランスに気をつける

暴飲暴食をされている方は、栄養バランスの取れた食事に切り替えていきましょう。パンやごはんなどの炭水化物(糖質)は過剰に摂取すると脂肪の蓄積に繋がりますので、食べ過ぎには注意が必要です。
また、過度な食事制限は避けてください。食事をしない時間が空き過ぎたり、少な過ぎたりすると脳が飢餓を感じて次の食事でよりたくさんの栄養を吸収しようとするからです。加えて、決まった時間に食事を摂るようにすると、体内時計が改善されて自律神経も整い、代謝を促す成長ホルモンの分泌を助けることにも繋がります。

脂肪吸引後に取り入れたい運動について

続いて、脂肪吸引後の運動についても確認しておきましょう。

脂肪吸引後から術後1週間まで:運動を控える

基本的に、術後1週間ほどで抜糸となります。それまでは、傷口が治りきっておらずまた開いてしまう可能性もあるので、激しい運動はお控えください。
なお、家事や仕事をしていただくのは構いません。むしろ、少し動いていただいた方がダウンタイム軽減に繋がります。

術後1週間:ジム・筋トレなど軽い運動はOK

術後1週間の抜糸が済んだら、ジムへ行ったり筋トレをしたりといった軽い運動を始めても構いません。ただし、痛みや内出血が残る場合は、無理をしないのが一番です。
無理のない程度に、軽いウォーキングや脂肪吸引部分以外のストレッチ、筋トレなどを行いましょう。

術後3週間~1ヶ月:吸引部分のマッサージ

術後3週間程度になると、拘縮の症状が出始めます。回復を早めるためにも、皮膚の硬い部分を押したりつまんだりするマッサージを取り入れましょう。
また、辛くない範囲で脂肪吸引した部分のストレッチや筋トレを行っても構いません。

まとめ

脂肪吸引後にまた太ってしまう理由や、脂肪吸引の仕組み、食生活や運動についてご紹介しました。

脂肪吸引は物理的に脂肪細胞を除去するので、確実に細くなることができます。しかし、脂肪吸引をした・しないに関わらず、【摂取カロリー>消費カロリー】となれば、また太ってしまう可能性があります。
脂肪吸引した部分は細胞数が減っているため太りにくいことは確かですが、他の部分に脂肪がついてしまうこともあります。お金をかけて施術をするのですから、術後の生活習慣は特に気をつけておきたいところです。

逆に言えば、ご自身の努力・意識次第では美しいボディラインが維持できるということでもあります。
もし、暴飲暴食をしている方、運動を全くしていない方は、脂肪吸引を期に生活習慣を見直してみても良いかもしれません。

この記事の監修医師

宋 貴彰

モッズクリニック名古屋院 院長宋 貴彰

患者様の“唯一無二のボディライン”を創る

ドクター紹介

整形外科医時代、外傷や四肢の手術など、体全身における様々な手術を行なってきた。解剖学の知識や細やかな手技、なおかつセンスが必要とされる脂肪吸引・注入施術に興味を持ち、美容外科医への転身を決意。若くして持ち合わせたセンスと細やかな手技には、長野院長をはじめとする当院のドクターも称賛。
筋骨格のスペシャリストとして、脳内に叩き込まれた「解剖学の知識」を活かし、患者様一人ひとりの筋骨格を意識した“唯一無二のボディライン”を実現する。

経歴

  1. 1990年埼玉県生まれ
  2. 2008年北里大学医学部 入学
  3. 2014年群馬県 日高病院 入職
  4. 2016年東京女子医科大学病院 入職
  5. 2017年埼玉県 蓮田病院 入職
  6. 2019年神奈川県 東名厚木病院 入職
  7. 2020年モッズクリニック 入職
  8. 2022年モッズクリニック名古屋院 院長