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豊胸

豊胸後、X線(レントゲン)やマンモグラフィは受けられる? 危険性やバレる可能性を解説

現在、日本で主流の豊胸手術は「シリコンバッグ豊胸」と「ヒアルロン酸豊胸」と「脂肪注入豊胸」の3つです。それぞれにメリット・デメリットがありますが、多くの方が気にされるのが、バレについてではないでしょうか。
周囲にバレる可能性だけでなく、病院で検査を受ける時・会社の健康診断を受ける時はどうすべきなのか。申告すべきかどうか。なども悩んでしまうポイントのひとつだと思います。
今回は「豊胸後のレントゲン」をテーマに、そもそも検査は可能なのか、レントゲンに映ることはあるのか、申告の必要性などをまとめました。

豊胸手術の特徴とバレリスク

まずはじめに、各豊胸手術の特徴と周囲へのバレリスクについて触れていきます。レントゲン検査の可否については、次の段落をご確認ください。

シリコンバッグ豊胸とは

シリコンインプラントをバストに挿入する方法です。本日ご紹介する豊胸手術の中で最もメジャーな施術でしょう。
シリコンバッグ豊胸の最大のメリットは、希望の大きさにできることです。バッグのサイズを大きくすればするほどバストサイズも大きくできます。
その一方で、人工物ゆえの硬い触感や体の拒絶反応によるトラブル、見た目の不自然さは否めません。よって、周囲にバレてしまう可能性が極めて高いと言えます。

ヒアルロン酸豊胸とは

ヒアルロン酸をバストに注入する方法です。「プチ豊胸」とも呼ばれる方法で、ダウンタイムがないこと、いずれ吸収されるという手軽さが人気のようです。
しかし、シリコンバッグ同様、体にとってヒアルロン酸は異物です。体質や注入箇所、注入量によっては本来吸収されるはずのヒアルロン酸が体内に残り、吸収されずしこりになることもあります。

また、柔らかいイメージのヒアルロン酸ですが、粒子が大きく、意外に硬いのが実態です。シリコンバッグほどではないものの、バストに触れられた時の触感でバレる可能性は十分にあり得ます。

脂肪豊胸とは

自分の脂肪をバストに注入する方法です。当院が得意とする施術のひとつで、近年人気を集めている豊胸手術です。最大の特徴は、自分の組織を用いるので自然に仕上がること。シリコンバッグやヒアルロン酸のような、拒絶反応によるトラブルがありません。
しかし、脂肪をそのまま注入すると感染症やしこりの原因になりますので、きれいに研ぎ澄まされた脂肪を注入する必要があります。

結論、見た目も触感も自然なので、3つの豊胸手術の中で最もバレるリスクが低い方法です。ただし、注入したバストと脂肪採取した部位のダウンタイムがあるので、内出血が治るまではバレ対策が必要です。

豊胸後にX線を撮ることはできるのか?

ここからが本題です。それぞれの豊胸手術別で見ていきましょう。

シリコンバッグ豊胸の場合

CT、MRIは問題なく検査できますが、乳がん検査で用いられるマンモグラフィは病院によって対応が異なります。
マンモグラフィとは、脂肪、乳腺、乳がんを区別して写し出すことができるレントゲンです。バストを板で挟んで強く圧迫するので、バック破損の可能性を危惧して検査を断る病院もあります。

ヒアルロン酸豊胸の場合

CT、MRI、マンモグラフィの検査が可能です。
ただし、マンモグラフィはバストの状態によって受けられないこともあります。それは、注入したヒアルロン酸が体内に残り、しこりになってしまった場合です。マンモグラフィでバストを圧迫する際、しこりを潰してしまう可能性があります。
しこりがないことが一番ではありますが、マンモグラフィ検査をお受けになる際は、事前にしこりの有無を確認しておくと安心です。

脂肪豊胸の場合

脂肪豊胸もヒアルロン酸同様、CT、MRI、マンモグラフィの検査が可能ですが、しこりがある場合は、マンモグラフィ検査によってしこりを潰してしまう可能性があります。
また、脂肪豊胸は脂肪が定着するまでに3〜6ヶ月の期間を要するので、バストを圧迫するマンモグラフィは術後6ヶ月以降にお受けいただくと安心です。

X線を撮ると豊胸していることがバレる?

結論から簡潔にお伝えすると、受ける豊胸手術の種類によってバレやすい場合とバレにくい場合があります。

バレる可能性が高い豊胸術

ずばり、シリコンバッグ豊胸です。検査の際、シリコンバッグがX線に映りこんでしまう可能性があります。
しかし、撮影箇所がどこにフォーカスされているかによってシリコンバックが映らない場合もありますので、一概に「必ず映る」というわけではありません。

通常、X線を撮る時は「肺や心臓など臓器の状態を撮影する場合」と「骨の状態を撮影する場合」といった2つの目的があります。この2つのうち、シリコンバックが写る可能性が高いのは後者です。
肺や心臓など、体の深い箇所の撮影をする場合はシリコンバックに焦点が合わず、映りにくい傾向にあるようです。

バレる可能性が低い豊胸術

ヒアルロン酸・脂肪豊胸は映り込みにくく、バレる可能性が低いと言えます。
ただし、全く映らないわけではなく、場合によってはうっすら写り込んでしまうこともあります。これがどういった場合かと言うと「ヒアルロン酸・脂肪によるしこりが生じた時」です。

ヒアルロン酸の場合、バストにヒアルロン酸注入すると、時間の経過とともに体に吸収され、バストも元のサイズに戻ります。これが一般的ではありますが、様々な要因で上手く吸収されず、ヒアルロン酸が残ってしまうケースも少なくありません。
しこりの正体は、厚い被膜を覆った “吸収されずに残ったヒアルロン酸” です。この状態になるとカルシウムが固まって石灰化し、X線に写り込んでしまう可能性があります。
※体質や注入量、注入箇所によってしこりが生じます。人工物である以上、しこりのリスクを回避することは極めて困難です。

また、脂肪注入では、注入した脂肪が上手く定着せず、壊死してしまった場合にしこりが生じます。その脂肪が石灰化すると、X線に写り込んでしまうことがあります。
※注入する脂肪の質や注入量、注入方法でしこりのリスク回避が可能です。

病院の検査で豊胸がバレない豊胸術は?乳がん検診の場合

検査の内容や目的にもよりますが、乳がん検診の際は問診票に「豊胸手術の経験」に関する項目にチェックをしておく必要がありますので、基本的には申告していただくことになります。よって、絶対にバレない豊胸術はありません。これは安全に検査を行うために必要な情報です。
医師や看護婦さんにはバレてしまいますが、自分の周囲の人にバレることはありませんので、安心して検査を受けてくださいね。もちろん、病院はプライベートな事柄に関して情報を漏らすことはありません。

まとめ

豊胸手術後、ほとんどの検査を受けることができますが、シリコンバッグ豊胸の場合、マンモグラフィはバッグ破損の危険性があるため、病院に断られてしまうことがあります。
ただし、近年のシリコンバックは破損しにくい素材が用いられているものもありますし、圧迫の程度に十分な注意して検査を行う医療機関もあります。
いずれにせよ、検査の前には必ず医師に相談しましょう。

豊胸手術を受けた方の中には、周囲にバレるリスクを心配して検査を避けてしまう方がいらっしゃるかもしれませんが、疾患の発見が遅れてしまう可能性もゼロではありません。ご自身の健康のためにも、豊胸手術後も定期的に検査を受けてくださいね。
医師や看護婦にはバレてしまいますが、自分の周囲の人にバレることはありませんので、安心して検査をお受けください。

この記事の監修医師

宋 貴彰

モッズクリニック名古屋院 院長宋 貴彰

患者様の“唯一無二のボディライン”を創る

ドクター紹介

整形外科医時代、外傷や四肢の手術など、体全身における様々な手術を行なってきた。解剖学の知識や細やかな手技、なおかつセンスが必要とされる脂肪吸引・注入施術に興味を持ち、美容外科医への転身を決意。若くして持ち合わせたセンスと細やかな手技には、長野院長をはじめとする当院のドクターも称賛。
筋骨格のスペシャリストとして、脳内に叩き込まれた「解剖学の知識」を活かし、患者様一人ひとりの筋骨格を意識した“唯一無二のボディライン”を実現する。

経歴

  1. 1990年埼玉県生まれ
  2. 2008年北里大学医学部 入学
  3. 2014年群馬県 日高病院 入職
  4. 2016年東京女子医科大学病院 入職
  5. 2017年埼玉県 蓮田病院 入職
  6. 2019年神奈川県 東名厚木病院 入職
  7. 2020年モッズクリニック 入職
  8. 2022年モッズクリニック名古屋院 院長