脂肪吸引は何cc取ればやせる?最適な脂肪吸引量について解説!

脂肪吸引は何cc取ればやせる?最適な脂肪吸引量について解説!

脂肪吸引を検討して、各クリニックのホームページや口コミなどを見ていると、「何ccの脂肪を吸引してもらった!」といった、具体的な吸引量を挙げて掲載されているのをよく目にするのではないかと思います。

症例写真と照らし合わせて、「これくらいの体型の人はもともとはそんなに脂肪がついているのか・・・」とか、「何ccの脂肪をとったらこのくらい痩せられるのか・・・」と、ついついチェックしてしまいますよね。

しかし一方で、「クリニックから報告される脂肪の吸引量は実は意味がない」という話も聞いたことがあるかもしれません。そんな話を聞いてしまうと、せっかく効果があると思って調べていたのに、結局のところ何をみてクリニックを選べばいいのか、わからなくなってしまいます。

今回の記事では、そういった疑問にお答えするべく、脂肪吸引における脂肪の吸引量に焦点を当てて、詳しくお伝えしていきたいと思います。何ccの脂肪を取れば痩せられるのか、あるいは吸引量にはやはり意味はないのか、きちんと理解して、ご自身の脂肪吸引の際に是非お役立てください。

1. 脂肪吸引は何cc取れば痩せるの?

単刀直入にお伝えすると、「何ccの脂肪を取れば確実に痩せられる」という明確な基準はありません。特に「痩せる」という認識が「体重の減少」である場合はほとんど見込みがないと思っても良いでしょう。脂肪の吸引量が多ければ、その分「体重が軽くなる」、「細くなる」と簡単に考えてしまいますが、脂肪吸引の場合は、「吸引量=痩せる」と単純に考えるのは賢明ではありません。

脂肪吸引の手術を受けると、ほとんどの場合、手術後に何ccの脂肪が吸引できたかを医師やクリニックから教えてもらえます。どのくらいの脂肪が取れたかを知ることができれば、確かに仕上がりに期待が持てます。手術後すぐで腫れなどの症状が出ていても、「これだけの脂肪を取ったのだから、効果が出てくるはずだ」という、安心感を得ることができるでしょう。

しかし、知っておかなければいけないのは、その脂肪が「純粋に脂肪だけの量ではない」ということです。

脂肪吸引の手術では、脂肪と一緒に予め注入していた麻酔液や、手術中に出た血液も吸引していきます。手術後すぐの脂肪にはさまざまなものが混ざっており、正確な数字がわからないのです。

手術が終わって時間が経つと、吸引した脂肪は徐々に血液や麻酔液と分離して、より正確な量がわかってきます。しかし、それでもまだ純粋な数字とは言えず、実際に吸引できた量を知るためには遠心分離など特殊な処置をしなければいけません。

また、加えて、吸引した脂肪の量と比例して仕上がりが決まるわけではないということも知っておかなければいけません。

確かに、脂肪吸引では物理的に脂肪を取り除くため、吸引量はある程度仕上がりに影響します。しかし、吸引する脂肪の量よりも、「その後のケアの仕方」の方が仕上がりへの影響が大きいのです。

どの部位の脂肪吸引であっても、手術が終わってからしばらくフェイスバンドや圧迫下着などによる「圧迫」を続けます。脂肪吸引では、この「圧迫」が仕上がりに非常に影響するといわれています。

脂肪吸引の手術をすると、当然のことながら取り除いた脂肪の部分は空洞の状態になります。まわりの組織がこの空洞の部分を繋げて回復する過程で、圧迫が不十分だと膨らんだまま組織が形成されてしまいます。

脂肪吸引の効果を最大限引き出すためには、まわりの組織が新しい組織を形成するときに空洞部分が広がり過ぎないよう、しっかりと固定している必要があるのです。たとえ脂肪の吸引量が少なくても、圧迫をしっかりしていれば十分に効果を得られるでしょうし、逆に吸引量が多くても圧迫が不十分であれば、せっかくの脂肪吸引も思ったほどの効果が得られない場合もあります。

これらの理由によって、脂肪吸引を受ける場合にはクリニックから事後報告される脂肪の吸引量に惑わされず、きちんとケアや圧迫を行って効果を引き出していく必要があります。この項目の冒頭でもお伝えしたように、「何ccの脂肪を吸引すれば痩せられる」という明確な基準はありません。手術後に知らされる吸引量は、あくまでも、脂肪吸引後のモチベーションを維持するための指針であるという認識をしておきましょう。

1-1. 脂肪吸引の効果と一度に取れる最大吸引量

前の項目で、脂肪吸引において脂肪の吸引量と効果は必ずしも比例しないということをお伝えしました。吸引する脂肪の量がそれほど多くなくても、手術後にきちんと圧迫を行い、医師の指導通りにケアを行えば十分な効果が期待できます。逆に、一度に取れる最大の吸引量の脂肪を取ったとしても圧迫が不十分であれば、希望通りの仕上がりにはなりえません。

今、「一度に取れる最大吸引量」という言葉を使いました。脂肪吸引では、体についている限りのすべての脂肪を取り除けるというわけではありません。安全面で特に配慮の行き届いているクリニックでは、体に負担がかかりすぎないよう、脂肪の吸引量に制限をかけている場合が多いです。

と言っても、脂肪のつき方や量は人によって違いがあります。もともとたくさん脂肪がついている方と、それほど脂肪がついていない方では、一度に取れる最大吸引量は当然違います。加えて、説明してきたとおり、手術中に出た血液や麻酔液のため、どんなに腕の良い医師であっても「何ccの脂肪を取ろう」と決めて手術することは不可能と言えます。

したがって、「一度の手術で取れる脂肪の量は何ccだ」という基準も、残念ながら明確にお伝えすることはできません。「一度に取れる最大吸引量」は、医師の経験と技術により、手術中に臨機応変に対応されるものだと認識しておく方が良いでしょう。

脂肪の吸引量が増えると、まわりの組織へのダメージも増え、手術中の出血も多くなります。手術後のダウンタイムの症状が酷くなり、回復して普段どおりの生活ができるようになるまでの期間も当然長くなってしまいます。

それだけであれば、「美しくなりたい、細くなりたい」という強い気持ちがあれば、何とかダウンタイムを乗り切ることができるかもしれません。しかし、脂肪の吸引量が過剰に多くなってしまうことでもっとも怖いのは、手術中のリスクが高くなるということです。

先ほど挙げたとおり、脂肪の吸引量が増えれば出血も増えます。手術中に過剰に出血した場合、本来であればすぐに止血の処置をし、手術を中止するなどの対応がされます。しかし、このときに処置が遅れて大量の出血があった場合、そのショックで命に関わる重大な事故に繋がる可能性もあるのです。

どんなにたくさん脂肪がついている方でも多くて3000~4000ccが一度に取れる脂肪の最大吸引量だと言われています。しかし、上でも説明したとおり、手術中に明確な脂肪の吸引量を知ることはできませんので、実際にどのくらいの脂肪が取れるかは手術を担当する医師の経験と技術にゆだねるしかありません。

1-2. 脂肪吸引できるのは「皮下脂肪」だけ

ところで、脂肪には2種類あるのをご存知でしょうか。この記事をお読みいただいている方は、もしかすると既にご存知かもしれませんが、念のため簡単にご説明しておきます。

脂肪には、皮膚のすぐ下にある「皮下脂肪」と、メタボリックシンドロームで注目されている「内蔵脂肪」の2種類があります。脂肪吸引では「内臓脂肪」は吸引することができず、「皮下脂肪」のみ吸引することができます。

次の項目でも詳しくご説明しますが、基本的に内臓脂肪はお腹周りにつきます。他の部位では皮下脂肪がついているのみですので、お腹・背中以外では、脂肪の種類を気にしながら手術を受ける必要はありません。

1-3. 「内臓脂肪」は脂肪吸引できない

脂肪吸引では内臓脂肪は吸引することができません。

皮下脂肪は、皮膚のすぐ下にあり、比較的表面に近い部分にあるため、筋肉や内臓を傷つけず、安全に吸引することが可能です。

皮下脂肪の下には「筋膜」という膜があり、その奥には筋肉があります。そして、そのさらに奥に「腸間膜」という、腸を固定するための膜があり、内臓脂肪とはこの「腸間膜」につく脂肪のことを言います。また他にも「脂肪肝」など、内臓そのものにつく脂肪も同じく「内臓脂肪」と呼んでいます。

このご説明でお分かりいただけたかと思いますが、内蔵脂肪は体の中でも特に奥のほうにある脂肪で、筋膜や筋肉、腸間膜といった組織に守られている状態です。

脂肪吸引の手術では、痩せたい部分に小さく切開をし、「カニューレ」と呼ばれる特殊な管状の器具を体に挿入して脂肪を吸引していきます。この過程で、カニューレを激しく前後に動かし、脂肪を引き剥がします。

皮下脂肪は皮膚表面近くにあるため、カニューレはすぐに届きますが、内臓脂肪までカニューレを突き刺してしまうと筋膜や筋肉、内臓を傷つけることになります。安易に想像できると思いますが、これは完全なる「失敗」で、このような状態になると命に関わる重大な事故になってしまいます。

少し怖い話題になってしまいましたが、脂肪吸引で筋肉や内臓を傷つけてしまうことは滅多にありませんので安心してください。内臓脂肪が脂肪吸引で取り除けないのは残念ですが、命には替えられませんので、食事コントロールや運動に励むほかはありません。

皮下脂肪と内臓脂肪の見分け方

ご自身のお腹まわりの脂肪が「皮下脂肪」なのか「内臓脂肪」なのか、気になった方もいらっしゃるかもしれませんので、ここで簡単な見分け方をご紹介しておきます。

ついている脂肪が「皮下脂肪」である場合、筋膜や筋肉、腸間膜など硬い組織よりも表面近くに脂肪がついている状態ですので、脂肪は垂れ下がるようにつきます。脂肪が段差になっていたり、指でつまめる方は、「皮下脂肪」ですので脂肪吸引で取り除くことができます。

逆に、ついている脂肪が「内臓脂肪」である場合、筋膜や筋肉のさらに奥に脂肪がついている状態です。脂肪は硬い組織に支えられていますので、お腹まわりの脂肪にはハリがあり、風船のように膨れるのが特徴です。脂肪が指で簡単につかめない方は「内臓脂肪」がたくさんついていますので、脂肪吸引を受けることはできません。

1-4. 脂肪吸引量と体重の関係

脂肪吸引の手術は、物理的に「皮下脂肪」を取り除く手術です。したがって、取り除いた脂肪の分は体重が減ると考えるのは、自然なことと思います。しかし、残念ながら「脂肪吸引で体重が減る」というわけではありません。脂肪吸引の手術を受けた方の中には、体重が減ったどころか、増えてしまったという方もいらっしゃいます。

実は、脂肪自体は非常に軽く、水に浮くほどです。その重さは、1000ccで約0.9kg程度。女性は特に、日々の体調やホルモンバランスの変化によって体重は変動しますので、脂肪1000ccの重さを考えると「誤差の範囲」程度の変化しか得られないということになります。

最大吸引量と言われている3000~4000ccの脂肪を吸引したところで、2.7~3.6kg程度の変化しかありません。

加えて、前の項目でもお伝えしてきたとおり、手術の後にクリニックから知らせられる脂肪の吸引量は純粋な脂肪の量ではありません。実際には知らせられる量の約6割程度と言われていますので、上で挙げたよりも体重の減少は少なくなります。

脂肪吸引は、体重を減らすための手術ではなく、「見た目を細くするための手術」です。上記の理由にほとんど体重の変化はありませんが、見た目はきちんと細くなり効果が得られるはずです。この項目の冒頭で、体重が増加してしまう方もいらっしゃるとお伝えしましたが、これは外科手術後で水分代謝が下がっており、水分を溜め込んでむくみやすい状態になっているためです。体が回復していくとともにむくみも引いていきますので、時間とともに体重も手術前と同じくらいに戻っていくでしょう。

1-5. 脂肪吸引の種類と吸引量の違い

これまでの項目でも簡単にご説明していますが、この項目では改めて脂肪吸引の手術の概要や種類をお伝えし、吸引量の違いについて触れていきたいと思います。

脂肪吸引の手術は、皮膚のすぐ下にある「皮下脂肪」を取り除く手術です。

カウンセリングを受けて医師に細かい要望を伝えると、要望や個々の脂肪のつき方に応じてデザインが施されます。手術では、笑気麻酔や静脈麻酔に加えて、脂肪を吸引する部位に局部麻酔を注入します。局部麻酔は、麻酔効果に加えて止血作用のある薬剤も含まれており、手術中の出血を最小限に抑えられるようになっています。

脂肪吸引の手術では、目立たない部分に小さな切開をして、そこから「カニューレ」という管状の特殊な器具を挿入します。カニューレの先端には、複数の小さな穴が開いており、吸引機から陰圧が欠けられることで脂肪が吸引できる仕組みになっています。カニューレは、さまざまな長さや太さのものがあり、吸引する部位に合わせて適したものが選ばれます。医師は、カニューレを前後に動かし、脂肪を組織から引き剥がすように取り除いていきます。

これが、脂肪吸引の基本的な方法です。この従来の方法に加えて、脂肪細胞を溶解させる作用のある超音波やレーザーを用いる機器やジェット水流を用いる機器など、さまざまな機器が開発されています。これらの機器が開発されたことにより、より脂肪を吸引しやすくなって手術時間が短くなり、患者への負担が少なくなることから、従来の方法よりもダウンタイムが短く済むなどのメリットがあります。

また、こういった新しく開発された機器による脂肪吸引は、従来の方法よりも脂肪の吸引量が増えるというのもメリットの一つです。これまでは、麻酔液や止血液などである程度脂肪が柔らかくなるとはいえ、医師の手作業のみで脂肪を引き剥がし、吸引していました。しかし、レーザーや超音波などを用いることで脂肪細胞を乳化させたり溶かすことで、医師の作業の負担も軽減され、より多くの脂肪を吸引することが可能になりました。

現在、主流になっているのが、脂肪細胞のみに影響する超音波「ベイザー波」を用いた「ベイザーリポ」という機器です。この機器は、従来の脂肪吸引での吸引量が50%と言われているのに対して、90%の脂肪を吸引できると言われています。また、脂肪細胞を乳化することで、脂肪吸引で比較的多いトラブルである「脂肪の取り残し」や「取りムラ」といったリスクが少ないとも言われています。

上述のように、患者への負担も少なくダウンタイムが短く済むこともあり、ほとんどのクリニックでこの「ベイザーリポ」の機器を導入しています。

2. 【部位別】脂肪吸引量の平均は何cc?

この項目では部位別に平均的な脂肪吸引量をご紹介します。ただし、適切な吸引量は人によって違いますので、あくまで参考程度に考えていただく方が良いでしょう。加えて、吸引量が見た目の変化に比例するわけではないということを理解しておきましょう。

2-1. 二の腕の脂肪吸引量(cc)

二の腕の場合、多い方では1000cc程の脂肪が取れることもあるそうですが、片腕200cc程度でも十分効果が得られる方もいらっしゃいます。200ccは大体コップ1杯分の量です。それを考えると、200ccでも意外とたくさんの脂肪であることがわかります。

2-2. お腹・お尻・太ももの脂肪吸引量(cc)

お腹やお尻、太ももの場合、比較的脂肪の多い部位であるために吸引量は多めです。平均としては、どの部位も2000~3000ccで、お腹や太ももはクリニックによっては4000cc以上の脂肪が吸引できる場合もあります。少ない方では数百ccで効果が十分得られることもあります。

2-3. 顔の脂肪吸引量(cc)

顔の場合は、ほんの少しの脂肪を吸引するだけでも効果が得られることが多いため吸引量はかなり少なめです。数百cc程度が平均ですが、数十cc程度取るだけで十分な場合もあります。

3. 脂肪吸引のやりすぎは逆効果って本当?

脂肪吸引は、手術によって見た目を細く美しくすることができる美容整形の一つです。ダイエットとは異なり、細くしたい部分をピンポイントで細くすることも可能で「部分痩せ」をしたい方にはもってこいの方法です。

これまでダイエットを頑張ってもリバウンドを繰り返し、痩せることができなかった方でも、美しいボディラインを手に入れることができる夢のような方法ではあるのですが、脂肪吸引のリスクやデメリットについてもきちんと理解を深めておく必要があります。

「脂肪吸引のやりすぎは逆効果というのは本当か」という問いに対して、単刀直入にお答えすると「本当です」ということになります。脂肪吸引は、「ただ脂肪を取り除けば良い」、「たくさんの脂肪を取れば細くなることができる」という単純なものではないからです。

お伝えしてきたとおり、脂肪の吸引量には限度があります。しかし、人それぞれに脂肪のつき方は違いますので、吸引量の限界についての明確な数字はお伝えすることはできません。丁寧にカウンセリングを受け、手術を担当する医師にきちんと判断してもらう必要があります。また、手術では麻酔液や血液と一緒に脂肪を吸引していくために、仮に「何ccの脂肪を吸引しよう」と医師が決めていても、その量の通りに吸引できるとは限りません。

前の項目でも触れたとおり、過度な量の脂肪を吸引しようとすると、その分患者への負担が増えてダウンタイムの症状が酷くなるほか、出血が増えるため最悪の場合、「出血性ショック」等を引き起こし重大な事故に繋がってしまうこともあります。手術中に正しく処置を行えば命に関わることはありませんが、そのような大事に至ってしまう可能性もゼロではないのです。

また、脂肪吸引のやりすぎは、そういったリスクだけでなく、仕上がり面でのデメリットもあります。

脂肪吸引では、脂肪の吸引量よりも「デザイン」が非常に重要です。特に女性の場合、脂肪を取り過ぎると女性らしさがなくなり、とても「美しいボディライン」とは言えなくなってしまいます。必要な部分の脂肪はきちんと残し、取るべき脂肪のみを取っていくことで、メリハリのある美しいスタイルになることができるのです。

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