<この記事でわかること>
1. 太もも内側だけ脂肪吸引することはできるのか?
2. 太もも内側だけ脂肪吸引した場合に考えられる失敗リスク
3. 太もも内側の脂肪吸引をしても問題ないケース
4. 太ももの脂肪吸引の症例
5. 太ももの脂肪吸引のダウンタイム
6. 太ももの脂肪吸引で失敗しないポイント
7. まとめ
太もも内側だけ脂肪吸引することはできるのか?
太ももの内側だけを脂肪吸引することは可能ですが、これまでの経験上、適応する方はかなり少なく、あまりおすすめしていません。
というのも、隣接箇所と同時に脂肪を吸引した方が綺麗に仕上がるからです。そのため、当院の太ももの脂肪吸引では、ほとんどのケースで太もも全周・お尻の施術を同時に行なっています。
太もも内側だけ脂肪吸引した場合に考えられる失敗リスク
太もも内側のみの脂肪吸引をおすすめしない理由は、大きく分けて3つあります。以下で詳しくご説明しましょう。
隣接部分に段差ができてしまう
脂肪吸引は気になる部分の脂肪を除去できる痩身施術ですが、あまりにも局所的な吸引になってくると、隣接部分との境目に段差が生じるリスクがあります。
下半身のバランスが不自然になる
太ももの内側だけ脂肪吸引すると、その部分は確かに細くなりますが、不自然なシルエットになる可能性があります。なぜなら、隣接している太もも外側・お尻とのバランスが崩れてしまうからです。
以下でお見せする写真(他院修正の相談で来院された方)がまさにその例で、太もも内側はしっかり細くなっているものの、外側・お尻の脂肪が残され、アンバランスなボディラインになっているのが分かります。
▶︎長野寛史 オフィシャルブログ【太ももの他院修正】
痩身効果に欠ける
脂肪吸引はダウンタイムがあります。脂肪溶解注射など、他の痩身施術と比較しても決して手軽とは言えません。だからこそ、一度の施術で確かな痩身効果を感じていただきたいと当院は考えています。
そういった意味でも、太もも内側のみの脂肪吸引はおすすめできません。隣接部位を吸引するケースに比べて吸引量が圧倒的に少なく、全体的な細さを実感しづらくなるからです。
太もも内側の脂肪吸引をしても問題ないケース
局所的な脂肪吸引をしても、理想的なボディラインを保てると判断すれば、太もも内側のみの脂肪吸引でも問題ありません。
しかし、これまで18,000件以上の脂肪吸引を手掛けてきた当院でも、上記のケースに当てはまる方はごく少数です。ボディラインを美しくすることを考えると、やはり太もも全周とお尻の脂肪吸引が必要になってくるでしょう。
ただし、例外として、局所的な脂肪吸引をご提案することもあります。脂肪豊胸をご希望で脂肪採取を目的としている場合です。
痩せ型の方で「バストは大きくしたいけど、太ももはあまり細くしたくない」と仰る方もいらっしゃるので、その場合は全体のバランスを見ながら、豊胸に必要な分だけの脂肪吸引(局所的な脂肪吸引)を行います。
太ももの脂肪吸引の症例
ここまでお伝えした情報を踏まえた上で、太ももの脂肪吸引の症例をご覧いただきましょう。さまざまな吸引箇所のケースをお見せしますので参考にしてみてください。
太もも全周・お尻【25歳女性】
太もも全周・お尻の脂肪吸引を行ったモニター様の術後6ヶ月の様子です。太もも内側の隙間はもちろん、外側の張り出しも解消されています。
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円価格(モニター価格/税込) ●太もも内側(両脚)220,000円 ●太もも外側(両脚)220,000円 ●太もも前面(両脚)220,000円 ●太もも全体605,000円 ●太もも全体+膝660,000円 ●太もも全体+お尻726,000円 ●太もも全体+膝+お尻825,000円
太もも全周・膝・お尻【24歳女性】
こちらのモニター様には、太もも全周・膝・お尻の脂肪吸引を行いました。太もも全体が細くなり、脂肪吸引の効果がしっかりと表れているのがお分かりいただけると思います。
仮に太ももの内側だけを脂肪吸引した場合、外側の張り出しは変わらず、バランスが不自然になっていた可能性があります。
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円価格(モニター価格/税込) ●太もも内側(両脚)220,000円 ●太もも外側(両脚)220,000円 ●太もも前面(両脚)220,000円 ●太もも全体605,000円 ●太もも全体+膝660,000円 ●太もも全体+お尻726,000円 ●太もも全体+膝+お尻825,000円
下半身全体【31歳女性】
下半身(太もも全周・膝・お尻・ふくらはぎ・足首)の脂肪吸引の症例です。太ももの外側とふくらはぎに多くの脂肪が付いており、しっかり効果が出るように吸引しました。
モニター様曰く、下半身のラインが激変し、以前よりファッションを楽しめるようになったとのこと。結果にご満足いただけて何よりです。
■施術:ベイザー脂肪吸引
施術の説明:ベイザー波を用いて皮下脂肪を溶かし、脂肪を根こそぎ吸引する施術です。
副作用(リスク):施術後は一定期間、痛み、浮腫み、内出血、色素沈着、などを生じることがあります。その他にも術後にご不安な事がありましたらいつでもご連絡ください。
施術の価格:価格(モニター価格/税抜)●基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)0円価格(モニター価格/税込) ●太もも内側(両脚)220,000円 ●太もも外側(両脚)220,000円 ●太もも前面(両脚)220,000円 ●太もも全体605,000円 ●太もも全体+膝660,000円 ●太もも全体+お尻726,000円 ●太もも全体+膝+お尻825,000円
太ももの脂肪吸引のダウンタイム
太ももの脂肪吸引をした後は、必ずダウンタイムが発生します。ダウンタイム中に生じる代表的な症状と時期の目安については、下記をご覧ください。
痛み
脂肪吸引後の痛みでよく例えられるのは「強めの筋肉痛」です。症状のピークは術後〜3日で、1週間かけて徐々に落ち着いていきます。
吸引量や体質によって症状が長引くこともありますが、身動きが取れないほどの痛みを感じることはありません。
腫れ
手術によるダメージ、麻酔液の影響により、手術翌日〜3日は腫れが顕著に表れます。術前より太くなってしまうこともありますが、時間の経過とともに必ず落ち着きますので経過をお待ちください。
むくみ
むくみは重力の影響で下に落ちていくので、太ももよりもふくらはぎや膝周り、足の甲、足首にむくみを感じやすいです。症状は術後2週間を目処に落ち着きますが、吸引量や体質によっては1ヶ月頃まで症状が長引くこともあります。
内出血
手術翌日以降、太もも全体に濃いめの内出血が出始めます。術後1週間頃にピークを迎えると、その後は色味が黄色に変化。術後2週間を目処に消失します。
痛々しい見た目にビックリされる方も多いのですが、時間の経過とともに必ず改善されるのでご安心ください。
拘縮
脂肪吸引をすると、元々脂肪があった部分と皮膚の間に空洞が生じ、体はその空洞を埋める働きをします。この過程で皮膚が硬くなり、つっぱり感や凸凹を感じるのが「拘縮」です。
拘縮は術後2〜3週間以降から見られるダウンタイムで、ピークは術後1ヶ月頃。皮膚が薄い太ももの内側に強く出る傾向があり、術後6ヶ月を目安に消失します。
他の症状に比べて落ち着くまでの期間が長いものの、日常生活への支障はありません。
太ももの脂肪吸引で失敗しないポイント
太ももの脂肪吸引は難易度が高く、医師の技術力が大きな鍵を握ります。
ここでは、太ももの脂肪吸引で失敗しないためのポイントをいくつかご説明します。
①太もも内側のみの脂肪吸引は避ける
ここまででお伝えした通り、太もも内側のみの脂肪吸引は痩身効果が少なく、おすすめできません。当院が公開している症例写真は太もも全周・お尻の脂肪吸引が基本になりますが、他のクリニックの症例も同様のケースが多いはずです。
確かな痩身効果を得るためにも、太もも内側だけでなく、外側や前側、必要に応じてお尻や膝、ふくらはぎの脂肪吸引も検討する必要があります。
②技術力が高い医師を選ぶ
太ももは脂肪の吸引範囲が広く、手術の難易度が高くなります。それ故に脂肪の取り残しや取りムラが生じやすく、凸凹になったり、アンバランスな仕上がりになったりする失敗トラブルが多発しています。
こうしたトラブルを回避するには、高い技術力を持った医師を選ぶことが何よりも重要です。経験値が高い医師ほど技術力も高くなりますので、必ずホームページやSNSなどで脂肪吸引の症例数(経験値)や症例写真の質(仕上がりの綺麗さ)を確認しておきましょう。
③傷跡の位置を確認しておく
脚の太さを気にせずお洒落を楽しみたい。ミニスカートが履けるようになりたい。
太ももの脂肪吸引をお考えの方は、こうした想いがあるのではないでしょうか。この想いを実現するために欠かせないのが、傷跡です。
傷跡は痩身効果と直結するものではないものの、術後の人生を大きく左右します。傷が気になって好きなファッションができなくなってしまうという事態を防ぐためにも、傷跡の位置と数は必ずチェックしておきましょう。
症例写真や施術の様子が分かる動画を確認する、あるいはカウンセリングに行って直接聞いてみるのもひとつです。
④ダウンタイムの程度を把握しておく
脂肪吸引は、吸引量が多ければ多いほどダウンタイムが強く出やすいです。そのため吸引量が多い太ももは、他部位に比べてダウンタイムが辛いと言われており、日常生活で動かす部位ということも相まって、施術のハードルを高く感じている方も多いでしょう。
しかし、近年は脂肪吸引のダウンタイムを軽くできる時代です。症状の程度はクリニックの施術方法や術後ケアによって抑えることができます。
クリニックによってはダウンタイム軽減を目指し、手術時に使う止血剤や麻酔液への工夫、傷口の翌日縫合などさまざまな取り組みを行なっています。クリニックのホームページを見たり、カウンセリング時、ダウンタイムに関する質問をしてみましょう。
まとめ
太ももの脂肪吸引の中でも、内側の脂肪吸引にフォーカスを当てて解説しました。
繰り返しにはなりますが、基本的には太もも内側のみの脂肪吸引はおすすめしません。
文章だけでは伝わりづらい部分もありますので、ご自身の年齢・体型に近い方の症例写真をたくさん見ていただくのが一番分かりやすいかもしれません。
当院では、多数の脂肪吸引症例を高頻度で公開しています。膨大な数の症例がありますので、是非参考にしてみてください。