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脂肪吸引

脂肪吸引後のダウンタイムを減らしたい! 正しいアフターケア方法とは

脂肪吸引後、手術で傷付いた組織は時間の経過とともに回復していきます。その期間を「ダウンタイム」と呼び、具体的な症状は腫れ・むくみ・内出血・痛み・拘縮などです。
こういったダウンタイム中の症状を緩和して回復をスムーズにするためには、アフターケアが欠かせません。
ここでは、脂肪吸引後のダウンタイムにはどのような症状があるか、どのようなアフターケアをすれば回復が早められるのかをご説明します。

【症状別】脂肪吸引後のアフターケア方法一覧

脂肪吸引の主なダウンタイムの症状は、「痛み」「腫れ」「むくみ」「内出血」「拘縮」です。それぞれ症状が現れる時期は異なり、症状回復を早めるためのアフターケア方法も異なります。
この章では、症状別のピーク時期とアフターケア方法をご紹介します。

痛みを緩和するアフターケア

痛みは手術当日の夜、麻酔が切れてから術後2~3日がピークです。筋肉痛に似た痛みですので、動けないほどの激痛ではありません。術後1週間ほどで落ち着きます。

・患部を保護(クッションの使用/圧迫固定)
術後の患部は、手術によるダメージを受けて痛みが生じます。怪我をするのと同じで、患部がどこかに触れたり、ぶつけたりすると痛みを感じやすくなります。
痛みを少しでも抑えるために、圧迫着を着用したり、寝る際にクッションを敷いたりして、患部を保護することが大切です。

腫れを緩和するアフターケア

腫れは、手術のダメージによって患部が炎症を起こしているために生じます。症状のピークは手術当日~術後3日で、その後徐々に落ち着いていきます。

・冷やす/圧迫固定
腫れの場合、炎症を起こして熱を持っていることが多いです。そのため、患部を冷やすことで症状が和らぎます(冷やし過ぎは血行を悪くするので要注意)。
また、適切な圧迫固定も非常に大切です。物理的に腫れを抑えられるので、症状の早期回復が見込めます。

むくみを緩和するアフターケア

むくみは術後1週間頃でピークを迎え、術後2週間〜1ヶ月ほどかけて改善していきます(時期は吸引量や手術部位によって異なります)。

・体を温める/圧迫固定
術後は水分代謝が落ちているため、むくみやすい状態です。体が冷えるとさらに代謝が落ちるので、食べ物・飲み物に気を付けたり、術後1週間から湯船に浸かったりして、体を内面から温めましょう。

また、圧迫固定もむくみの早期回復に役立ちます。
術後にむくみが生じるのは、脂肪を取り除いた部分と皮膚の間にスペースができ、そこに血液やリンパ液が溜まってしまうため。患部を圧迫して血液やリンパ液が溜まるスペースをなくせば、むくみの早期回復に繋がることが考えられます。

内出血を緩和するアフターケア

内出血は手術翌日から徐々にあらわれ、術後2~3日でピークに差し掛かります。吸引量や部位にもよりますが、術後1~2週間を目安に落ち着いていきます。

・圧迫固定/体を温める
内出血の正体は、手術で空洞となった部分に溜まった血液。その血液が皮膚表面近くへ移動することによって起こります。したがって、空洞部分に血液を溜めないようにしっかりと圧迫することで、症状を緩和します。

また、むくみのアフターケア同様、水分代謝を良くすること・血行を良くすることも大切です。水分補給や体を温めることを心がけてみてください。

拘縮を緩和するアフターケア

手術で空洞になった部分の周辺組織がくっついていく過程で起こるのが、拘縮です。 大体は術後3週間頃から皮膚が凸凹したり硬くなったりしますが、失敗ではありません。他の症状より若干長くなりますが、術後3~6ヶ月で落ち着きます。

・マッサージ/ストレッチ/インディバ
マッサージで皮膚の硬くなった部分をほぐす、つっぱり感のある部分をストレッチで伸ばすといったアフターケアを行ないましょう。
また、クリニックやエステでインディバを受けるのもおすすめです。インディバとは、高周波温熱機器を使ったトリートメント施術。高周波を当てて体を深部から温めることで血流やリンパの流れを良くし、むくみや内出血、拘縮の症状を緩和します。

2. 【部位別】脂肪吸引後のアフターケア方法

お次は、部位別でアフターケアの方法を見ていきましょう。

二の腕

二の腕は比較的むくみやすい部位です。むくみや内出血がある時期は圧迫固定を行い、症状緩和に努めましょう。

・マッサージ/ストレッチ
術後3週間頃からマッサージやストレッチを開始してみてください。
1日5分程度を目安に、肘から肩の方へ向かってむくみを流すようなイメージで優しくさすります。皮膚につっぱり感がある場合は、その部分を伸ばすようにストレッチしましょう。

お腹

吸引範囲が広く、吸引量も多いお腹。吸引量が多い分、他の部位と比べるとダウンタイム中の症状の程度が強く出やすい傾向にあります。

・マッサージ/インディバ
術後3週間以降、マッサージを開始してみてください。
お腹は拘縮が顕著に出やすいので、重点的にケアすると良いでしょう。お腹の硬いところを揉みほぐしたり、指で押したりしてつぶすイメージで行なってください。1日10~15分が目安です。
なお、つっぱり感がある部分は、痛気持ち良い程度でストレッチも取り入れてみてください。

また、先ほども少し触れたインディバを受けるのもおすすめです。

太もも

お腹同様、吸引範囲が広く、吸引量が多い太もも。 重力の影響でむくみや内出血が出やすい部位でもあります。症状緩和のため、しっかりと圧迫しましょう。

・マッサージ/ストレッチ/インディバ
術後3週間頃からのマッサージは、硬いところを揉みほぐしたり、指で押したり念入りに行います。1日10~15分しっかりと継続して行いましょう。

その他、ストレッチを取り入れたり日頃から体を動かすように意識をしたりすることも大切ですし、お腹同様インディバを受けるのもひとつです。

お尻

お尻の場合、他の部位に比べるとむくみが出にくい傾向にあります。ただ、内出血は重力の影響で太ももの裏まで下りてくることがあります。
他の部位と同様、むくみや内出血が出ている時期はしっかりと圧迫を行いましょう。

・適度な運動
ウォーキングやヨガなど、体に負担がかかり過ぎない軽い運動を取り入れましょう。マッサージが難しい部位なので、積極的に動くように心がけてください。

背中

他の部位と比べて皮膚が厚く、脂肪が硬い背中。脂肪が取りづらく、効果が見えにくいとも言われる背中こそ、ベイザーリポが適しています。この機器は脂肪を溶解してから除去するので、硬い脂肪の除去に向いています。

・ストレッチ/インディバ
他の部位では、術後3週間を目安にマッサージを開始しますが、背中の場合、自分でマッサージするのが難しいので、患部をしっかりと伸ばすストレッチを念入りに行いましょう。インディバを活用するのもおすすめです。

顔は脂肪の吸引範囲が狭く、吸引量も少ないため、ダウンタイムの症状は他の部位と比べて軽くなります。

・マッサージ
顔も他の部位と同じく、術後3週間が経てばマッサージを開始して構いません。
触ってみて硬く感じる部分を指で指圧して揉みほぐしていきます。高周波美顔器や美顔ローラーを使うのもおすすめです。1日5分を目安にコツコツ継続しましょう。

【期間別】脂肪吸引後の日常生活で気を付けるポイント

続いては、脂肪吸引後の日常生活で気を付けたいポイントを期間別にご紹介します。

手術当日の注意点

手術当日は安静にお過ごしください。痛みがある場合は、クリニックから処方された鎮痛剤を服用しましょう。
食事に関しては食欲がない・体調が良くない場合は無理をして食べる必要はありません。
ただし、水分代謝が落ちている状態なので、水分は積極的に摂ることをおすすめします。

手術翌日~術後3日目の注意点

多少の動きづらさはあるかもしれませんが、手術翌日からは可能な限り動くと、ダウンタイム症状の早期回復が見込めます。
食事は通常通りで構いませんが、消化の良いものを中心にお摂りください。 飲酒に関しては、むくみの症状緩和のために術後2日~1週間ほどは減酒が必要です。

術後1~2週間の注意点

術後1週間もすると痛みや腫れが落ち着き、普段と変わらず過ごせるようになってきます。
ただし、この頃はむくみがピークを迎える時期。圧迫を続けることで症状の早期回復につながります。

術後1ヶ月の注意点

むくみも落ち着き、ほとんどの方が脂肪吸引の効果を実感できる時期です。この頃から生じるのが、拘縮です。他の症状同様、時間の経過とともに治っていきますが、症状緩和にはマッサージやストレッチ、インディバがおすすめです。

脂肪吸引後のアフターケア方法まとめ

脂肪吸引後のダウンタイムに生じる内出血や痛み、腫れといった症状を緩和するアフターケアをご紹介しました。
先ほどもお伝えしましたが、ダウンタイム中の症状はケアをしなくとも時間とともに回復していくものです。時間経過に勝るものはありません。
しかし、内出血やむくみが長期間続くことは、精神的に良くありません。何かしらのアフターケアを行なった方が、精神的にも体的にも楽だと思います。
ご紹介したアフターケアは決して難しいものはないので、是非取り入れてみてください。

この記事の監修医師

宋 貴彰

モッズクリニック名古屋院 院長宋 貴彰

患者様の“唯一無二のボディライン”を創る

ドクター紹介

整形外科医時代、外傷や四肢の手術など、体全身における様々な手術を行なってきた。解剖学の知識や細やかな手技、なおかつセンスが必要とされる脂肪吸引・注入施術に興味を持ち、美容外科医への転身を決意。若くして持ち合わせたセンスと細やかな手技には、長野院長をはじめとする当院のドクターも称賛。
筋骨格のスペシャリストとして、脳内に叩き込まれた「解剖学の知識」を活かし、患者様一人ひとりの筋骨格を意識した“唯一無二のボディライン”を実現する。

経歴

  1. 1990年埼玉県生まれ
  2. 2008年北里大学医学部 入学
  3. 2014年群馬県 日高病院 入職
  4. 2016年東京女子医科大学病院 入職
  5. 2017年埼玉県 蓮田病院 入職
  6. 2019年神奈川県 東名厚木病院 入職
  7. 2020年モッズクリニック 入職
  8. 2022年モッズクリニック名古屋院 院長