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脂肪吸引

脂肪吸引後に出てくるつっぱり感が心配!原因と解決方法とは?

脂肪吸引後は、痛み・腫れ・むくみ・内出血などの症状があらわれ、日常生活における動作がしづらくなることがあります。今回この記事のテーマとなっている「つっぱり感」の正体は、ダウンタイムの症状のひとつである「拘縮(こうしゅく)」です。
脂肪吸引後、拘縮が起こる理由や緩和のためのアフターケア方法を解説しますので、是非参考にしてみてください。

<この記事でわかること>
1. 脂肪吸引後に皮膚のつっぱりがある!これって失敗!?
2. 脂肪吸引後に皮膚がつっぱる「拘縮」ってなに?
3. 皮膚のつっぱりはいつからいつまで続く?
4. 皮膚のつっぱりの回復を早めるアフターケア方法
5. まとめ

脂肪吸引後に皮膚のつっぱりがある!これって失敗!?

脂肪吸引後に皮膚のつっぱり感があると「失敗かな?」と心配になるかもしれませんが、冒頭でも触れた通り、基本的には「拘縮」によるものです。
ただし、術後半年後以降のつっぱりは失敗の可能性が考えられます。

術後〜半年以前のつっぱり

拘縮はダウンタイム中に生じる症状のひとつで、程度の差こそあれ、脂肪吸引を受けた方すべてに起こります。手術で除去した脂肪の周辺組織がくっついて、体が回復する過程で起こる自然な症状です。およそ術後3週間から半年の間に生じます。
体の動かしにくさを覚えるため、不安に感じる方も少なくないのですが、決して失敗ではありません。

術後半年以降のつっぱり

通常であれば、拘縮の症状は時間とともに半年を目処に消失します。
もし、術後半年以降もつっぱり感がある場合には、拘縮ではなく失敗の可能性が高いです。原因としては、皮下脂肪の取り残しや取り過ぎ、取りムラなどが考えられます。

術後半年以降でつっぱり感や皮膚の凸凹がある場合は、まず手術を受けたクリニックもしくは修正経験が豊富なクリニックに相談しましょう。

脂肪吸引後に皮膚がつっぱる「拘縮」ってなに?

拘縮とは、脂肪吸引後にあらわれるダウンタイムの症状のひとつです。拘縮の程度は、脂肪の吸引量や個人の体質によって異なります。
体を動かした時に皮膚がつっぱった感じを覚える「つっぱり感」の他、皮膚の表面が凸凹になったり、皮膚の一部が硬くなったりします。

拘縮はなぜ起こる?

脂肪吸引の手術で、物理的に脂肪を取り除くので元々脂肪があった部分は空洞になります。その空洞となった周りの組織がお互いにくっつこうとする過程で起こるのが、拘縮です。
最初はびっくりするかもしれませんが、拘縮は皮膚が引き締まっている証拠でもあります。術後3ヶ月〜半年を目安に落ち着きます。拘縮が終わると、脂肪吸引は完成です。

脂肪吸引後のダウンタイムとは

ダウンタイムとは、脂肪吸引などの手術で体が受けたダメージを回復していく期間のことです。術後にあらわれる主な症状は「痛み」「腫れ」「むくみ」「内出血」、そして「拘縮」です。

拘縮以外のダウンタイム症状が起こる原因を、以下で簡単にご説明します。

  • 痛み:手術で取り除いた脂肪の周辺組織が傷付くため。
  • 腫れ:手術で取り除いた脂肪の周辺組織が傷付き、炎症を起こしているため。
  • むくみ:術中・術後に出た血液、体内に残った麻酔液、分泌されたリンパ液が、元々脂肪のあった空洞部分に溜まるため。加えて、術後の体は水分を溜め込みやすい状態になっているため、普段よりむくみが出やすい。
  • 内出血:元々脂肪のあった空洞部分に溜まった血液が、皮膚表面へと移動してくるため。

皮膚のつっぱりはいつからいつまで続く?

拘縮は術後3週間から症状が出始め、1ヶ月頃にピークを迎えます。
ただし、吸引量の多い部分は、術後2週間頃から拘縮の症状が生じることがあります。同様に、吸引量の少ない部位では早く回復し、多い部分は長引く傾向にあります。
治まる時期は部位によって異なりますが、術後3~6ヶ月が目安です。

皮膚のつっぱりの回復を早めるアフターケア方法

通常、拘縮は時間とともに自然に回復していきます。とはいえ、回復までには術後3~6ヶ月ほどかかりますので、回復すると分かっていても不安になってしまう方も多いでしょう。

そういった方におすすめしたいのが、アフターケア。拘縮をはじめ、むくみや内出血などのダウンタイム症状の早期回復に繋がります。
また、アフターケアを続けることで、ダウンタイム中の不安な気持ちを紛らわせるといった精神的な負担の軽減も期待できます。仕上がりの美しいボディラインを想像しながら、アフターケアを頑張ってみてください。

運動

拘縮をはじめ、むくみや内出血の早期回復には積極的に体を動かした方が良いとされています。術後1週間の抜糸後からは軽い運動を取り入れて構いませんので、無理のない範囲で運動しましょう。
拘縮の症状が出てくる術後3週間頃からは、様子を見ながら徐々に本格的な運動も取り入れて問題ありません。つっぱり感や拘縮による痛みがある場合は、運動の強度を調節してください。

体を温める

体を温めることも、ダウンタイムの症状緩和に効果的です。これまでシャワーだけで済ませていた方は、これを機に湯船に浸かる習慣をつけてみてください。入浴によって血行が良くなり、次でご紹介するマッサージやストレッチの効果も高まります。

マッサージ

拘縮が気になるようになってきたら、マッサージを行ないましょう。皮膚が硬くなった部分を潰すように指圧したりつまんだり、1日5~15分を目安に毎日行なってください。
この時、体の先の方から心臓に向かってマッサージするように心掛けましょう。拘縮の影響で触ると痛みを感じる場合もあるため、その場合は弧を描くように優しくさすると良いです。

ストレッチ

皮膚のつっぱり感がある部分をゆっくりと伸ばし、そのまま10秒ほどキープします。短時間でも構いませんので、毎日コツコツと継続しましょう。続けることで、少しずつ皮膚の弾力が回復し、つっぱり感が緩和されていきます。
また、適度にヨガを取り入れるのもおすすめです。激しいポーズや患部に負担がかかり過ぎるポーズは避けて行ないましょう。

インディバ

インディバとは、高周波温熱機器を使った施術です。高周波を当てることで体の深部を温め、血流やリンパの流れを促進します。インディバを受けることにより、拘縮、むくみ、内出血の症状緩和を助けます。
美容クリニックはもちろん、エステで受けることもできます。

まとめ

脂肪吸引後のつっぱり感についてご紹介しました。拘縮は、体が回復する過程で起こる正常な反応ですので、過度に心配し過ぎず、アフターケアを取り入れながら気長に回復を待ちましょう。
もし、術後の経過で何か不安や異変を感じたら、すぐに医師に相談をし、判断してもらうと良いでしょう。より有効なケア方法をアドバイスしてもらえるかもしれません。
脂肪吸引は安全な手術ですが、手術である以上、どの方法にも失敗の可能性はあります。ですので、ご自身の体を預ける医師選びは慎重に行ないましょう。
手術経験が豊富で症例が多い、カウンセリング時の医師の対応など、インターネットやカウンセリングで多くの情報を集め、しっかりと見極めることが大事です。

この記事の監修医師

長野寛史 院長

モッズクリニック 院長長野寛史 院長

患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。

経歴

  1. 1982年岩手県生まれ
  2. 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
    亀田総合病院 入職
  3. 2008年東京慈恵会医科大学 入職
  4. 2012年THE CLINIC 入職
  5. 2013年THE CLINI 福岡院 就任
  6. 2015年THE CLINIC 東京院 就任
  7. 2016年モッズクリニック 開院

所属学会・資格