ベイザー脂肪吸引と従来の脂肪吸引の違いとは?効果や費用を徹底比較!

ベイザー脂肪吸引と従来の脂肪吸引の違いとは?効果や費用を徹底比較!

さまざまな美容外科クリニックで受けられるベイザー脂肪吸引。現在もっとも主流となっていますが、当然、それ相応の理由があると考えられます。

と言っても、ベイザー脂肪吸引は、他の方法と比べてややお値段もお高めの設定になっています。「細くなって美しくなりたい」という願望はあるにしても、できれば安く済ませたいというのは当然の考えです。高額な料金を払っても受ける価値があるのか、しっかり見極める必要がありますよね。

そこで、この記事では、ベイザー脂肪吸引について、詳しくご紹介します。特徴や、他の方法とどう違うかを理解し、どの方法が適しているか判断する手助けになればと思います。是非参考にしてください。

1. ベイザーとその他の脂肪吸引の違いとは?

1-1. ベイザー脂肪吸引とは?

ベイザー脂肪吸引と他の方法との違いの紹介の前に、まずは「ベイザー脂肪吸引の概要」と、「他の方法はどんな種類があるのか」について知っていきましょう。

ベイザー波を使う方法には、「ベイザーリポ」と「ベイザーハイデフ(ベイザーミケランジェロ)」、そしてさらに技術が進歩した、「ベイザー4D彫刻(ベイザー4Dスカルプト)」があります。

さきほどもお伝えした、現在主流となっているものが、「ベイザーリポ」という機械を使った方法です。

ベイザー波は、脂肪細胞のみに影響する特殊な超音波です。脂肪細胞を吸引しやすくするように乳化させる作用があります。一回の手術で大量に吸引できるため、効果が出やすいといわれています。効果に関して詳しくは「1-2. 効果の違い」の項目で改めてご説明します。

「ベイザーハイデフ(ベイザーミケランジェロ)」と「ベイザー4D彫刻(ベイザー4Dスカルプト)」は、ただ単に脂肪を取り除くのではなく、デザイン性を重視した脂肪吸引です。取り除いた脂肪は美しいボディラインを作るための素材として使われ、メリハリある体をつくっていきます。

とくに、「ベイザー4D彫刻(ベイザー4Dスカルプト」は、6つに割れた腹筋や胸板を厚くしたりと、男性のたくましい体つきを形成する、「男性のための脂肪吸引」と言われています。

後者2つ、「ベイザーハイデフ(ベイザーミケランジェロ)」と「ベイザー4D彫刻(ベイザー4Dスカルプト)」はかなり高い技術力とデザイン力が必要で、ライセンスを受けた認定医しか手術を担当できません。そのため、比較的高額で、受けられるクリニックも限られています。

1-2. ベイザー以外の脂肪吸引方法

①基本の脂肪吸引方法

脂肪吸引の手術は、目立ちにくい部分を小さく切開し、「カニューレ」という器具を挿入して行います。カニューレには、小さく穴が複数開いており、陰圧をかけることで吸引する仕組みです。脂肪と一緒に、あらかじめ注入した麻酔や止血薬も吸引していきます。

これを基本に、負担を軽くしたり、より吸引しやすいような方法に派生しているイメージです。

②超音波を用いた方法

ベイザー波とは異なる超音波を利用するものもあります。

超音波は、皮膚の上から照射するのを「体外式」、体の内部から直接照射するのを「体内式」と呼んでいます。

「ウルトラゼット」は、韓国で開発された脂肪吸引のマシンで、これも超音波を使います。現在は韓国では認められていますが、日本ではまだあまり多く導入されていません。

ベルギーで開発された「ライポマティック」という脂肪吸引機もあります。世界的にみると、このライポマティックが主流になっているようですが、こちらも日本ではまだ少ない傾向にあります。

③レーザーを使った脂肪吸引

レーザーで脂肪細胞を柔らかくしたり、溶かす方法もあります。こちらも皮膚の上から照射する体外式と、内部から照射する体内式があります。

レーザーを使う方法では、「エルコーニアレーザー」が有名です。安全性の高い方法として認可を得ている、海外では人気の方法です。しかし、日本国内での症例数は多くなく、エルコーニアレーザーを採用しているのはごく少数です。

④水流を使った脂肪吸引

ボディジェットはジェット水流の力を使って脂肪細胞を引き剥がし吸引しやすくする方法です。

この方法もアメリカで認可を受けており、安全性の高い方法として知られています。

ただし、水を使う方法であることから、手術後のむくみが長引いたり、ひどくなるなどのリスクがあると言われています。

⑤ラジオ波を使った脂肪吸引

ボディタイトはラジオ波を使います。ラジオ波とは電気メスにも利用されている高周波です。この熱で脂肪細胞を溶かして吸引します。

手術時間が短く患者への負担が少ないとされており、取り残しも少ない方法ですが、比較的新しい手術のため症例が少なく、対応可能なクリニックもそれほど多くありません。

ここで紹介した以外に、「アキーセル」という吸引機もあります。次世代の高周期振動と吸引技術を導入した吸引機と言われています。

これまでの脂肪吸引よりも患者への負担が少ないことに加え、脂肪細胞を破壊・溶解しないので、脂肪注入にも適していると言われています。

ただし現在、アキーセルを採用しているのは確認できる限り1院のみで、費用も他の脂肪吸引と比べると非常に高額に設定されています。

1-3. 効果の違い

現在主流の脂肪吸引方法であるベイザー。今ではほぼ全てのクリニックで受けられ、ベイザー脂肪吸引を取り扱っていないクリニックを探す方が大変なくらいではないでしょうか。

ベイザー脂肪吸引を行うほとんどのクリニックでは効果について、従来の脂肪吸引が「約50%の脂肪が吸引できる」というのに対して、ベイザー脂肪吸引は「約90%の脂肪が除去できる」、「従来の脂肪吸引よりも大きな効果が得られる」と宣伝しています。

確かに、ベイザー脂肪吸引は、ベイザー波を照射することで脂肪細胞を乳化させ、吸引するため、大量の脂肪を一回の手術で除去できます。また、取り残しもほとんどなく、取りムラのために皮膚がでこぼこするリスクが少ないのは事実でしょう。

しかし、脂肪吸引を受けるにあたってもっとも気をつけるべきは「機器の性能の高さ」ではなく、「医師の技術力」です。脂肪吸引は非常に繊細な手術です。「医師の経験と技術がなければ、いくら良い機器を使っても効果が得られるとは限らない」ことを忘れてはいけません。

脂肪吸引は、「今ある脂肪を取れるだけたくさん取ればよい」わけではありません。残すべき脂肪まで取り除いてしまうと、全体のバランスが崩れて不自然なボディラインになってしまう可能性もあります。

必要な部分から必要な分だけ取り除く必要があるので、「一回でより多くの脂肪が取れる」という理由だけでベイザー脂肪吸引を選ぶのは適切とは言えません。

ベイザー脂肪吸引は、従来の方法と比較すると、非常に性能が上がり、手術を行う医師にとっても手術を受ける患者にとっても少ない負担で済むという利点はあります。「一回でたくさん脂肪がとれる」という点では効果が高いと言えますが、それが「満足のいく結果になる」ことには直結しないということをきちんと理解しておきましょう。

1-4. 費用の違い

脂肪吸引にかかる費用は、もちろん脂肪吸引の種類によっても変わりますが、取る脂肪の量や部位、クリニックによっても違います。実際に手術を受けるときの費用と差が出る場合もありますので、あくまでも参考程度にお考えいただく方が良いかと思います。

①ベイザー脂肪吸引の費用

たとえば、お腹の場合、ベイザーリポの費用の相場は、42~70万円程度です。高いところでは100万円を超えることもあります。

ベイザーハイデフ(ベイザーミケランジェロ)では、吸引する脂肪の量に加えて、どのようなボディラインを作るかによっても費用は変動しますが、100~200万円程度が相場です。高い場合には300万円程度必要な場合もあります。

このように、従来の脂肪吸引の手術と比較すると、やや費用は高めに設定されています。

現在主流と生っているベイザーリポですが、機器の値段が非常に高額で、導入するときには業者と価格協定を結んでいるため、決められた最低価格よりも料金を低く設定することができなくなっています。そのため、どのクリニックでも「破格でベイザー脂肪吸引を受けられる」ということはまずありません。

②その他の脂肪吸引費用

他の部位の脂肪吸引の場合、たとえばお腹であれば費用の相場は32~56万円程度です。前述の通り、吸引する脂肪の量や手術方法で差があるものの、概ねベイザー脂肪吸引よりもやや低めの値段設定がされています。

ただし、ベイザー脂肪吸引よりあとに開発された機器を使う方法は、高額な値段設定になっているものもあります。ライポマティックは55万円~、アキーセルは82万円程度の料金設定です。

1-5. 手術方法の違い

この項目の最初でも簡単にお伝えしましたが、この項目でもベイザー脂肪吸引とその他の手術方法の違いを改めて詳しくご説明します。

従来の脂肪吸引では、静脈麻酔または笑気麻酔ののち、脂肪吸引をする部位に局部麻酔を注入し、脂肪と一緒に吸引していきます。局部麻酔には止血作用のある薬剤も含まれており、手術中のカニューレ操作による出血を最低限にとどめられるようになっています。

手術では、吸引機とカニューレ操作によって、脂肪細胞を組織から引き剥がしていくというイメージです。ボディジェットでは、これに水流の力が加わって、より脂肪細胞が剥がしやすくなるという仕組みです。

超音波やレーザーを使った脂肪吸引では、麻酔の後に超音波やレーザーを照射することで、脂肪細胞が破壊されたり、脂肪細胞を溶かしてから吸引していきます。従来の脂肪吸引よりも、脂肪細胞は吸引しやすくなりますが、脂肪細胞以外にも影響が出るものもあり、皮膚の上から照射していくものは火傷などのリスクもあります。

ベイザー脂肪吸引は、超音波を使った脂肪吸引の一つですが、脂肪細胞のみに影響する特殊な超音波であるため、火傷などのリスクはありません。

ベイザー波を含めて、その他の超音波やレーザーを使った脂肪吸引の場合は、照射してから脂肪細胞が溶解するまでに時間がかかるため、トータルの施術時間はやや長くなります。目安としては、30分から1時間程度というところでしょう。

1-6. ダウンタイム(回復期間)の違い

従来の脂肪吸引では、脂肪細胞を組織から引き剥がしていくことになるため、痛みや腫れ、内出血の症状が比較的大きくなります。超音波やレーザーを使った脂肪吸引では、まず脂肪を溶解させてから手術を行うため、比較的ダウンタイムの症状は出にくいといわれています。

ボディジェットは水流によって脂肪細胞を引き剥がすため、安全性が高く、ダウンタイムの症状は少なめだといわれていますが、体内に水が残りやすく、むくみの症状が長引いてしまう可能性が高いという意見もあるようです。

ベイザー脂肪吸引は、脂肪細胞のみに影響する特殊な超音波を使うことから、他の脂肪吸引の方法よりもさらにダウンタイムの症状が少なく、回復までの期間も短いというメリットがあります。

ただし、ダウンタイム期間は、患者一人ひとりで個人差があり、また、手術を担当する医師の技術や手術後の処置、アフターケアの仕方によっても変わりますので、明確な違いがあるとは言い切れません。

手術を行う部位や取り除く脂肪の量によっても、ダウンタイム期間中の症状は違います。

2. 違いを知ればよくわかる!ベイザー脂肪吸引の特徴まとめ

ベイザー脂肪吸引とその他の脂肪吸引との違いはご理解いただけたでしょうか?

一言で「脂肪吸引」といっても、その方法はさまざまで、それぞれに特徴があります。効果や費用についても違いがあり、予算に合わせてもっとも適した脂肪吸引の方法を選ぶようにしましょう。

なお、ベイザー脂肪吸引については、現在もっとも主流な方法となっていますので、ほとんどのクリニックで受けることができます。この項目では改めて、ベイザー脂肪吸引の特徴についてまとめています。

2-1. 脂肪を吸引しやすい

ベイザー脂肪吸引とは、「ベイザー波」という特殊な超音波を使った脂肪吸引です。ベイザー波は、脂肪細胞のみに影響するもので、他の組織や皮膚にダメージを与えず、脂肪細胞のみを溶解・乳化させて吸引しやすくすることができます。

ベイザー脂肪吸引では、まず吸引する部分にベイザー波を照射して、脂肪細胞に作用するまで待たなくてはいけません。そのため、全体の手術時間としては、従来の脂肪吸引の方法と比べるとやや長くなってしまいますが、実際に吸引する時間は短く、患者への負担が軽減できるというメリットがあります。

2-2. 体への負担が少ない

無理に脂肪細胞を引き剥がす必要がないので、腫れや内出血などダウンタイムの症状も少ないといわれています。また、従来の脂肪吸引よりも一度に吸引できる脂肪の量が多く、約90%の脂肪を取り除くことができるといわれています。そのため、脂肪の取り残しや取りムラが少ない方法とされています。

2-3. 費用が高め

ただし、ベイザー脂肪吸引の機器は非常に高額で、クリニックに導入するには莫大な費用がかかります。導入するときには業者との価格協定が結ばれるため、クリニックごとの価格設定ができないようになっています。ベイザー脂肪吸引の最低価格はある程度決まっており、「破格の値段でベイザー脂肪吸引が受けられるクリニック」はありません。

どの方法でも一律の料金設定をしているクリニックもありますが、ほとんどのクリニックでは、通常の脂肪吸引よりも高めの価格設定になっています。

2-4. 医師選びが大切

ベイザー脂肪吸引は、理論上では多くのメリットがある脂肪吸引の方法です。しかし、注意すべきは「機器の性能よりも医師の技術力が重要」ということです。

多くのメリットがあるといっても、実際に手術を行うのは医師自身です。脂肪のつき方は人それぞれ違い、人によって吸引すべき脂肪の量も違います。一度に大量の脂肪が吸引できるとしても、取り過ぎると皮膚にたるみが出たり、脂肪吸引をしていない部分とのバランスが崩れて不自然なボディラインになってしまうこともあります。

医師は、この繊細な手術を手作業で行います。医師の経験と技術なくしては、脂肪吸引の手術が成功するとは言い切れないのです。

性能が高く、効果が期待できる方法を選ぶのも重要ですが、それ以上に、技術の高い医師に担当してもらうことに特に注力しましょう。極論を言えば、従来の脂肪吸引でも技術の高い医師が担当すれば十分に効果が得られるでしょうし、逆に、ベイザー脂肪吸引をしても、医師の技術力が不十分であれば効果が得られない場合もあるのです。

3. ベイザー脂肪吸引の症例写真

3-1. お腹の脂肪吸引

4. 失敗しない!ベイザー脂肪吸引ができる美容整形外科クリニックの選び方

ベイザー脂肪吸引は非常に性能が高く、安全に脂肪吸引を受けられる脂肪吸引の方法ですが、それ以上に、手術を担当する医師の技術力がもっと重要であるということをお伝えしました。

美容外科クリニックを選ぶときは、まず口コミやインターネットの情報を集められるだけ集めて、複数のクリニックを候補として挙げることをおすすめします。最初から1院のみに絞ってしまうと、他院と比較ができないために、たとえ対応が良くなかったり不安な点があったとしても、「これが普通なのだ」と思い込んでしまいます。

複数の候補が挙がったら、必ず実際にクリニックへ足を運んでカウンセリングを受けましょう。不安な点があれば手術前にすべて解消しておくようにし、院内の清掃状況やスタッフの対応をチェックしておきます。

脂肪吸引は、二度目以降の手術は非常に難易度が上がり、状態によっては修正することができません。つまり、「絶対に失敗が許されない手術」です。自分の体を安心して任せられる医師だと判断できない限りは、契約しないようにしましょう。

カウンセリングを受けたから必ず契約しなければいけないということはありません。医師との相性も仕上がりに影響しますので、根気よく、クリニック選び・医師選びを続けるようにしましょう。

5. まとめ

現在、多くのクリニックで主流となっているベイザー脂肪吸引について詳しくお伝えしてきました。

従来の脂肪吸引手術よりも、やや費用は高めに設定されているものの、一度に大量の脂肪吸引が可能であったり、患者への負担が軽減できることからダウンタイム期間も短く済む脂肪吸引の方法として、ほとんど全てのクリニックで採用されているベイザー脂肪吸引。

脂肪吸引を検討してカウンセリングを受けに行ったら、ほとんどの場合でベイザー脂肪吸引を勧められることと思います。

ベイザー脂肪吸引は、性能が高く、多くのメリットがある脂肪吸引の方法であることは確かです。しかし、「効果が高い」、「ダウンタイムが短い」といっても、人によって吸引すべき脂肪の量は違いますし、脂肪の量が多ければその分ダウンタイムも長くなってしまいます。そのため、「ベイザー脂肪吸引は他の方法よりも良い!」とは一概に言い切れないのです。

もっとも重要なのは、「機器の性能よりも医師の技術力」であることを肝に銘じておきましょう。

必ずカウンセリングを受けて、自分の体を任せられる医師に手術を担当してもらうことを重要視しておきましょう。少しでも不安に感じたら、解消できるまでカウンセリングを受けるか、別のクリニックを探すことを強くおすすめします。

とはいえ、それぞれの脂肪吸引方法の特徴について理解を深めておくことで、クリニック選びの助けにはなるはずです。是非、正しい知識を蓄えて満足のいく脂肪吸引手術を受けましょう。