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脂肪吸引の費用相場は?部位別で料金を解説

2020.05.07 15:22

ダイエットのたびにリバウンドを繰り返し、「痩せても維持できない」と悩まれる方は多いと思います。運動や食生活を改善して痩せることができても、元の生活に戻してしまえば体重も元通りに…。リバウンドした体は、場合によっては痩せにくくなってしまうこともあります。
脂肪吸引は、そんな方の悩みを解消できる方法のひとつです。皮下脂肪を物理的に取り除くことで、希望通りの美しいボディラインを手に入れることができます。ダイエットとの違いは、一度脂肪吸引した部位は太りにくくなること(後ほど詳しく説明します)。
基本、脂肪吸引は部分痩せの施術として受けられる方が多いのですが、なかには全身を希望される方もいらっしゃいます。
そんな全身の脂肪吸引で気になるのが、費用について。今回は全身の脂肪吸引を検討中の方に向けて、費用相場やメリット・デメリットをご紹介します!

【モッズクリニックとは】
東京・銀座にある脂肪吸引・注入クリニック。
脂肪吸引と豊胸の症例は全て合わせると10,000件以上。HPで公開中の症例は1,500件以上。
脂肪吸引・注入に関する古い情報や間違った情報を正すべく、YouTubeなどでも積極的に情報を発信中。

<この記事でわかること>
1. 脂肪吸引の料金に◯◯は含まれていますか?
2. 脂肪吸引を全身に行う場合の値段は、各部位+麻酔代などの合計
3. 全身の脂肪吸引とダイエットの大きな違い
4. 全身の脂肪吸引を受ける上で知っておきたい注意点
5. 値段以上に一番大切なこと

脂肪吸引の料金に◯◯は含まれていますか?

クリニックのHPの料金表を確認すると、「部位×料金」で表記されているパターンが多く見られます。ただ、この価格が「脂肪吸引にかかる実費の総額」とは限りません。
というのも、脂肪吸引の料金とは別に「麻酔」や「内服薬」などの費用、またはオプションの費用が必要になるケースがあるためです。想定していたよりも費用が必要になると、クリニックに対して不信感を抱いたり、トラブルに繋がったりすることもあるでしょう。
そうならないためにも、ホームページ表記の料金内に下記が含まれているか否かを確認してみてください。

<要チェック>脂肪吸引の料金に含まれない可能性があるもの

麻酔代 料金表の項目に「麻酔代」という名称があれば、脂肪吸引の料金とは別に麻酔代が必要です。
局所麻酔や硬膜外麻酔、静脈麻酔、全身麻酔といった麻酔方法によって価格に大きな差があります。
消耗品代 ・内服薬
・軟膏
・圧迫着
など、術後に必要な消耗品を指します。
アフターケア(オプション) 昨今、ダウンタイム軽減に繋がるアフターケア(オプション)を取り入れるクリニックが増えてきました。
処置の内容によっては医師・看護師の人手が必要になるケースも多く、別料金としているクリニックが多いようです。
その他 ・術後の相談(電話・メール)
・再診料
など
上記の項目は、料金表の中でも後半に記載されているケースが多く見られます。記載が見当たらない場合は、実際に問い合わせてみましょう。
当院の場合、脂肪吸引の料金とは別に「基本セット」というものをご用意しています。その中に麻酔代や消耗品代などが含まれているので、脂肪吸引の料金と基本セットの合計が実費になるイメージです。もちろん、ここから追加で料金をいただくことはありません。
ダウンタイム軽減に繋がるアフターケアや術後のご相談、再診料などは、全ての患者様に無料でご提供しております。

脂肪吸引を全身に行う場合の値段は、各部位+麻酔代などの合計

脂肪吸引を全身に行う場合の値段は、各部位の合計

全身の脂肪吸引では、その人の脂肪の付き方を見ながら吸引箇所を決めていくので、クリニックのホームページに全身の値段表記はありません。各部位の値段の合計が、全身の脂肪吸引の費用になります。

①顔の脂肪吸引:約20〜50万円

脂肪の吸引量が比較的少ない顔の脂肪吸引は、他の部位よりも値段が低い傾向にあります。平均的な値段は20〜50万円前後と考えてください。吸引範囲は頬・顎下が基本ではありますが、どちらか一方のみの場合は費用が安くなります。

▶︎顔の脂肪吸引 施術詳細はこちら

②二の腕の脂肪吸引:約20〜50万円

二の腕の脂肪吸引費用は、20~50万円程度です。二の腕にも吸引範囲があり、肩や肩甲骨付近まで含む場合とそうでない場合で費用に差が生じます。

▶︎二の腕の脂肪吸引 施術詳細はこちら

③お腹の脂肪吸引:約20〜120万円

お腹は他の部位よりも吸引する脂肪の量が多く、上腹部、下腹部、ウエスト周り、腰といったように吸引箇所が分かれています。
費用は一部位20~30万円程度が相場で、お腹全体だと80~120万円ほどの費用になります。

▶︎お腹の脂肪吸引 施術詳細はこちら

④太ももの脂肪吸引:約20〜120万円

太ももの脂肪吸引もお腹と同じく、吸引箇所が4種類あります。太ももの内外、前後で分けられており、一部位ごとに料金設定がされています。一部位の値段は20~30万円程度で、太もも全体では80~120万円前後です。

▶︎太ももの脂肪吸引 施術詳細はこちら

⑤お尻の脂肪吸引:約20〜40万円

お尻の費用の相場は、20~40万円程度です。
ちなみに、お尻のみを脂肪吸引すると垂れてしまうことがあるので、隣接部分とのバランスを考慮して、太ももの脂肪吸引とセットで行われることが多いです。もしくは、太ももの脂肪吸引だけでお尻が綺麗な形になるケースも少なくありません。

▶︎お尻の脂肪吸引 施術詳細はこちら

⑥ふくらはぎの脂肪吸引:20〜40万円

ふくらはぎは脂肪の吸引量が少ないものの、骨や筋肉の付き方によって手術の難易度が高まります。吸引量からすると費用はやや高めで、20~40万円程度が相場です。

▶︎ふくらはぎの脂肪吸引 施術詳細はこちら

結局、全身の脂肪吸引は総額いくら?

単純に上の費用を合計すると、全身の脂肪吸引には200~400万円弱の費用がかかる計算になります。

部位 費用相場 吸引箇所の種類
20〜50万円 頬・顎下
二の腕 20〜50万円 二の腕・肩
お腹 20〜120万円 上腹部・下腹部・ウエスト・腰
太もも 20〜120万円 前・後・内側・外側
お尻 20〜40万円
ふくらはぎ 20〜40万円

 

▶︎モッズクリニックの脂肪吸引の費用・料金はこちら

複数の部位を脂肪吸引する場合、ボリュームディスカウント(複数の部位を受けると安くなる仕組み)が適用されるクリニックもあります。ご自身が脂肪吸引をされる際の料金は、実際にクリニックに問い合わせてみるのが一番ですね。

全身の脂肪吸引とダイエットの大きな違い

全身の脂肪吸引とダイエットの大きな違い

私の話になるのですが、友人に脂肪吸引の話をしたら、「脂肪吸引するなら自力で痩せれば良いのに」と言われた経験があります。もしかすると、この記事を読んでいる方の中にも同じようなことを言われた方がいるかもしれません。
確かにその考えも一理あるのですが、そもそも脂肪吸引とダイエットには大きな違いがあるんです。

ダイエット:脂肪細胞を小さくする

脂肪は大きな塊ではなく、多くの脂肪細胞が集まって形成されています。この脂肪細胞ひとつひとつが肥大化すると太り、小さくなると痩せるという仕組みです。つまり、ダイエットは「脂肪細胞ひとつひとつを小さくして細くする」という仕組みになっています。エステなどで受けるマッサージや痩身メニューも同じ原理です。
これらは脂肪細胞自体の数が変わらないので、食事や運動の習慣が元に戻ると再び脂肪細胞が肥大し、太ってしまう可能性があります。痩せた後の体型を維持するためには、食事管理や運動を続けなければなりません。

脂肪吸引:脂肪細胞を減らす

脂肪吸引は、皮下脂肪を物理的に取り除く施術です。脂肪細胞を小さくするダイエットの違いはここにあります。脂肪吸引は脂肪細胞の数を減らすことができるので、再び脂肪細胞が肥大したとしても、元の状態のように「太ってしまう」ということはありません。細胞自体の数が減っているので、細胞が肥大化しても太りにくい。だからリバウンドしにくいという理論です。
ただ、「太らないなら食べても大丈夫!」と油断すると、脂肪吸引していないところに脂肪がつきやすくなってしまうので注意してくださいね。

ダイエットは脂肪細胞ひとつひとつを小さくする。脂肪吸引は脂肪細胞の数を減らす。これが双方の違いです。
もし脂肪吸引の術後に脂肪細胞が大きくなったとしても、細胞の数自体が減っているので、術前よりも太りにくいことは確かです。

全身の脂肪吸引を受ける上で知っておきたい注意点

全身の脂肪吸引を受ける上で知っておきたい注意点

この項目からは、値段以外のことに触れていきます。全身の脂肪吸引を受ける方に知っていただきたい注意点をまとめました。

手術は最低2回に分けて行われる

全身の脂肪吸引は、上半身と下半身の2回に分けて行われることが多いです。それは、体の負担を少なくするため、安全確保のためです。
脂肪吸引の手術の際には、脂肪と一緒に少なからず血液も一緒に吸引することになります。脂肪吸引の機器や麻酔液などで出血量を抑える工夫はされていますが、吸引する脂肪の量が多くなれば、出血量も増えてしまうもの。一気に全身の脂肪吸引を行うことは、体にかなりの負担がかかり、場合によっては命に関わる可能性もゼロではありません。
また、術後は腫れやむくみ、内出血などの症状が現れるので、これが全身に出れば術後の生活にも支障をきたす可能性があります。
こうした理由から、全身の脂肪吸引は最低でも2回に分ける必要があるのです。2回目の手術は、1回目の脂肪吸引のダウンタイムが落ち着く術後1ヶ月以降から受けることができます。

各部位のダウンタイムがある

脂肪吸引の後は、吸引箇所に腫れやむくみ、内出血、拘縮といった症状が現れます。これらは時間の経過とともに解消していくものです。
しかし、一度に複数箇所の脂肪吸引をすると、その分様々な箇所に症状が出てしまうもの。なかには術後の生活に不便を感じる方もいらっしゃいます。

リバウンドの可能性はゼロではない

先ほどもお話しした通り、脂肪吸引した部分は脂肪がつきにくくなるので、リバウンドのリスクは低いと言えます。
ただ、知っておいてほしいのが、手術ですべての脂肪を取り除くわけではないということ。必要な箇所の脂肪はきちんと残し、取るべき脂肪をしっかりと取ることで美しいボディラインを作るからです。
つまり、脂肪吸引を受けた部位だからといって、その後まったく脂肪がつかないわけではないということです。脂肪吸引後に暴飲暴食を繰り返していると、あえた残された脂肪の部分に脂肪がついてしまう可能性も十分あります。脂肪吸引をしたからといって安心せず、適度な食事管理や運動をすることを意識してくださいね。

脂肪吸引は、医師の技術に左右される手術です。失敗してしまったときのリスクを考えると、最初から複数部位の脂肪吸引を受けるのはかなり勇気がいることと思います。
そういった方は、まず一部位の脂肪吸引を受けてみるのもひとつです。当院でも「二の腕を受けた後に太もも、お腹も……」といった形で、最終的には全身の脂肪吸引をお任せいただいくことが多々あります。

値段以上に一番大切なこと

全身の脂肪吸引は「ボディラインを大きく変える手術」です。言い換えてしまえば、人生を大きく変える手術でもありますよね。費用は決して安くありませんし、体の負担を考えると、すぐに手術を決意できるものではないと思います。ましてや、ご自身の大切なお体を預ける手術。だからこそ、医師・クリニック選びは慎重に行うことが大切です。
技術面はもちろんのこと、安全面にもきちんと配慮しているのかを重視してみてください。全身の脂肪吸引経験の有無も重要なポイントになります。

この記事の監修医師

長野寛史 院長

モッズクリニック 院長長野 寛史

患者様一人ひとりに磨き上げた技術と信頼を。

経歴

  1. 1982年岩手県生まれ
  2. 2006年東京慈恵会医科大学医学部 卒業
    亀田総合病院 入職
  3. 2008年東京慈恵会医科大学 入職
  4. 2012年THE CLINIC 入職
  5. 2013年THE CLINI 福岡院 就任
  6. 2015年THE CLINIC 東京院 就任
  7. 2016年モッズクリニック 開院

所属学会・資格